とてつもなく新しい時代が始まりつつあるということを実感している。

 

 どうも身の回りに、人間のオーラが見えるとか、テレパシー能力があるなどの人間がけっこういるのである。わたしもちょっぴりだけど、「この人はこういう人」というのを感じる。生まれてくる子供たちに鋭敏な感受性を持った子が多い。こういう人間が増えてくるとどうなるかというと、ウソをつくことのできない社会がやってくる。

 これはすごいことだ。人間同士が、ハートとハートの関係を作れるようになる。

 

 まったく新しい宗教が、たくさん自然発生している。愛、悟り、などと呼ばれるものに、個人として辿り着いた人たちである。そういう人たちに共通しているのは、ものすごく苦しんできたことと、教団や固定した教義を作ろうとしないこと。

 宗教がドグマから解放される時代が始まりつつある。

 

 もう一つは、領土争いの時代が終わりつつあることである。領土が広いほど繁栄できるのは、農業時代のことであり、現代はシステムの整った社会が繁栄できる。もう、領土争いをし、戦争をする時代ではなくなっている。

 

 経済から見れば、生産が消費を上回っているという社会が生まれている。社会システムさえ整えれば、基本的に貧困はあり得ないのである。いまだ、豊かになるには生産に注力することだという考えに人々は捕らわれている。しかし、これからの時代は、その社会の経済規模は、人々の生活水準で決まるのだと考えられるようになるだろう。基本的な収入と、労働とを切り離すべきである。ベーシック・インカムは、経済構造を変えるだろう。

 

 戦争も飢饉も疫病もないのに人口が増えない、という社会ができている。晩婚と避妊と中絶のためである。人口増加があれば、生産の伸びは人口増に吸収されて奪い合いが絶えないのだが、奪い合わなくてもよい社会が可能になっている。

 

 現在の教育は、官僚機構(指示されたことだけする人間の集まり)が、官僚機構を再生産する仕組みに堕している。人間一人一人は、もっともっと大きな能力を持っている。もっと自然な学習方法がある。子どもの遊びを生かせば、子どもからすごい力を引き出せる。