コロナウイルス。

 晴天の霹靂というのは、こういうものでしょうか。

 空をあおげは青い空。街行く人は白いマスク。

 対策のためには、できるだけ人が集まるのを避け、通勤も自粛する。そうするとウイルスを抑えられることはわかりました。でもそれでは、みなさんの収入がもたない。

 ややこしい事態です。しかし、必ずウイルス禍は通り過ぎます。

 人口の大多数が免疫を獲得するか、有効なワクチンが開発されるかのどちらかは必ず起こりますから。それまでの間、しのげるかどうかです。これから巨額の休業補償と生活保証が必要になります。

 その財源はどうするのか。赤字国債でまかないきれるのか。

 減価マネーを導入するという方法があります。減価マネーを使うと、財源問題の解決になることを説明します。

 減価マネーは持っているだけで自動的に目減りしていきます。もし、持っているのが嫌だったら、使ってしまってください。そうすれば、普通のお金と違いはありません。

 電子マネーを使って、時間と共に自動的に減価させます。仮に1億円発行したお金が、毎月8%減価すれば、次のように残高が減っていきます。

 

 こんどは、下のカラフルなグラフを見てください。一つ一つの色は、上のグラフのように減っていきます。毎月の1億円を色を変えて表してあります。それを積み重ねますと、このようになります。 

 見ればわかるとおり、残高には上限ができます。約12億円が上限です。

つまり、お金を作り出して発行し続けても、無限に増えてしまうことはありません。

これが、減価マネーを使えば、持続的な発行が可能である原理です。

 ベーシックインカムとして支給することもできますし、休業補償として出すこともできます。

 

 では、このような減価マネーをどのように価値づけて、日常の買い物ができるようにするのか。

 おおまかに言うと、現在の普通のお金と互換性を持たせます。そして、いつでも換金可能であるが、換金するより買い物をしたほうが得になる、という仕組みを作り出します。

 それは、やや複雑ですので、場を変えて説明します。

 

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