素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

⛰ 懐かしの奥穂高岳 ⛰

2020年10月15日 | 日本百名山

高度感あふれる爽快な岩尾根をたどり穂高連峰の最高峰へ。

ここでは、「富士山」、南アルプスの「北岳」に次ぐ本邦第三位の高峰であります《奥穂高岳》の御案内であります。                                    標高 3190mの奥穂高岳は、穂高連峰の主峰であり北アルプスの盟主であります。      登山コースの1日目は上高地の岳沢から重太郎新道を登り、奥穂へ。2日目は涸沢からパノラマコース経由で上高地へ歩いた時のものです。

                                       〈※写真は2018(H30)年10月3~4日撮影〉

岳沢のガレ場を左岸に渡り返し、樹林の中の登山道に取り付く。                やがてダケカンバの疎林の中に長い鉄梯子が現れ、重太郎新道の急登が始まる。    この辺りからは、幾つもの岩場を越えて行く。

振り返れば眼下に岳沢小屋が見え、左手に乗鞍岳、中央に焼岳と言った雄大な風景が目に飛び込む。

                                            要所、要所には鎖や鉄梯子が設置され、慎重に歩を進めれば問題なく高度を稼げる。

重太郎新道の登山道は狭く、のんびり休憩できる場所は少ないが、途中に「カモシカの立場」や「雷鳥広場」、「岳沢パノラマ」と名付けられたバルコニーの様な休憩できる場所があり、充分な高度感を得られ、上高地を俯瞰できる好展望が楽しめます。

日本アルプス屈指の急登であり無理は出来ず、牛の様に一歩一歩確実な足取りで前進。 尾根上に突き出た小岩峰を乗り越し、鎖の連続する岩場を登り切ると、紀美子平に到着。

紀美子平から写真と共にご案内いたします。

紀美子平は、この登山道では最大の休憩広場となっており、ここに荷を置いて皆さん尾根から外れた前穂高岳(標高 3090m)までピストンします。                         吊り尾根から見た前穂 

前穂から戻ったら、次の目標「奥穂高岳」に向かいます。                     紀美子平から奥穂高岳までの登山道を吊り尾根と呼んでいます。

                                          吊り尾根自体はそう難しい箇所は有りませんが、岳沢側の急斜面に沿った道であり、ここまでの疲労度に応じては、慎重な歩運びが求められます。                   吊り尾根から見た左:前穂、右の2つのピークは明神岳 

                                        上高地側の景色は最高ですが、足元から目を逸らすことは出来ません。

吊り尾根の最低鞍部からは、目の前に立ちはだかる南陵ノ頭を目指す。

                                        南陵ノ頭から槍ヶ岳(標高 3180m )と右手北穂高岳(3106m)を望む 

                                           南陵ノ頭に抜ける鎖場を慎重に越えると、岩屑がなだらかに積みあがった様な奥穂の頂稜部に出る。その先に祠や方位盤のある山頂が目の前に聳える。

                                           頑張って奥穂高岳山頂を踏んだのは、上高地を出発し休憩を含めて9時間50分後であった。 山頂の方位盤  

山頂の穂高神社嶺宮 

360度の方位盤とジャンダルム 

日本第三位の山頂からの景色を充分楽しみ、山頂直下にある今日の宿「穂高岳山荘」に向け、白出のコルへ落石に注意しながら慎重に下った。                                                          中央のピークは涸沢岳(標高 3110m)

翌日パノラマコースから屏風ノ耳(標高 2565m)に登り、涸沢カールや奥穂高岳を望んだものです。


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2 コメント

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素晴らしい景色ですね (清水光一)
2020-10-16 22:17:33
コロナ下の行動が制限されたこの時代スカッとする景色ですね。1枚目の高度感あり過ぎる奥穂高岳、2枚目の忠さんの雄姿相変わらずスリムでデブのメタボの私からするとうらやましい限りです。3枚目の重太郎新道からの紅葉の美しい雄大な景色、素晴らしいです。勇気を出して忠さんに北穂高岳に連れていってもらった時、槍ヶ岳とか涸沢とか初めて見ました。その時一緒に行った10人ぐらいの綺麗なお姉さんがたが北穂高岳山荘のテラスでこっちにおいでと仲間に入れてくれてすごく楽しかったことを思い出します。忠さん達はこの綺麗なお姉さんがたと雲ノ平山荘のテラスでも賑やかなお茶会をしたそうでそこにも参加したかったなあと思います。最近テレビで鷲羽岳、水晶岳とか見ましたが雲ノ平から登ったんですよね。迫力ある写真ありがとうございました。北穂高岳も連れていってもらって本当に良かったです。涸沢ヒュッテで昼食を食べた時の青空と見上げた穂高連峰、北穂高岳山頂でみんなで一緒にした万歳三唱最高でした。

北穂登山、楽しかったですね。 (忠)
2020-10-17 15:43:54
皆さんと共に登った山の中で北穂は岩山そのもので、全員ヘルメットを被り本格的な登山でした。
苦しくとも皆さんで行くと、登山ツアーと言いながら顔馴染みの仲間で、北穂高小屋のテラスで槍ヶ岳を見ながら、持ち寄ったつまみを食べ生ビールで乾杯は最高でした。清水さんは、どこに行っても皆さんと直ぐに馴染まれ、話が弾み楽しそうで本当に良い山行でした。
ネイチャーでのツアーは、いつもこんな感じで鏡平山荘の時も池の上のテラスで女性方と話が盛り上がり、山荘に生ビール5杯とか10杯など頼んだ時、山荘の人に「皆さんは、どういうお仲間なんですか?」と尋ねられたことも有ります。他の登山ツアーでは知らない方々の集まりなので、スタッフとお客さんが一緒にワイワイやることは無いので、ビックリされたようです。
気心知れた、お客さんなので楽しみも倍増するんですね。でもこの新型コロナが終息しない限り、もうこの様な思い出は無い様に感じられます。ガ~ン!

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