素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🌺 熱海観梅 🌺

2020年02月06日 | 日本の四季

まだ寒い早春を彩る梅の花は、『万葉集』の時代から古来、数々の歌に詠まれてきました。

                                「梅は咲いたか、桜はまだか」と春の到来を待ちわびる人は、白梅が先んじ、紅梅が続く梅の開花に敏感だったようです。

                                桃山時代、古木の曲がりくねった幹から、スッとまっすぐに伸びる若枝に花がほころぶさまが独特の梅の美として描かれました。

桜の前に梅をと、熱海梅園歩いて来ました。

梅園の由来は、明治18年(1885)我が国初の温泉療養施設「噏汽館(きゅうきかん)」開設に伴い、内務省衛生局長、長与専斎の遊歩公園造成提唱(国民の健康の元をつくるには温泉と自然に親しむことが第一)に応じた横浜の豪商 茂木惣兵衛らが出資し、地元の協力によって専斎自ら選定したこの地一万坪に早咲きの梅初雁、冬至梅など紅白百種をこえる梅三千株と松、桧、楓を配し、三亭、五橋をもって翌19年完成し「茂木氏梅園」と命名、「熱海梅園」と通称され当初より公開された。

                                   その後、皇室財産、国有財産を経て、昭和35年熱海市に譲渡されたとのことです。

現在、自分の保身を考える政治家・官僚が多いのに、昔の政治家・官僚は国民の健康を第一に考えて国を動かしていたことが凄いですね。

梅の開花状況は五分咲きとのことでしたが、青空を背景にとても綺麗でした。

梅には、「好文木(こうぶんぼく)」という別名があるようです。    晋の武帝が学問に励むと咲き、怠ると咲かなかったという故事があるようです。文人がいれば、そこに梅の香がする、とも言われたようです。

風が冷たいうちから、ほころび始める梅の花、梅は朝の方が匂うようです。

石畳の道を通り、モミジの小径を抜けたところに位置する梅見の滝。

作曲家の中山晋平が晩年過ごした熱海市西山の住居が梅園内に移築されており、作曲に使用したピアノや直筆の譜面などが展示されています。

「雨降りお月さん」・「カチューシャの唄」・「証城寺の狸囃子」・

「波浮の港」・「あの町この町」などの作曲をされました。

 

訪問ありがとうございます。 

 

 


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