ブィーンブィーン。
ブィーンブィーン。
ブィーーーーーーーーン!!!
尻に刺さったスマホのバイブアラームとともに目覚める。
美しいメロディと共に飛び散る鮮血。
電車での長時間移動により少し眠っていたのだった。
目が覚めれば、僕は名古屋にいた。
都会をさ迷い歩いていると、痛車が死ぬほどクラクションを鳴らしている。
毎度お馴染み、カイワレ氏の車である。
少し躊躇したが、大都会、人混みの中でお互いハンドルネームで叫び会うのは最悪の事態と考え、覚悟を決めて乗り込んだ。
車内には、ドリル形状のピンクローターや、トゲトゲの棒が陳列され、カイワレさんの趣向を物語っていた。
カイワレさんの好意に甘え、近くのパチンコ屋まで連れていってもらう。
有名なキング観光さん。
せっかくなのでまだあまり触れていなかった新台ガロを打つ。
鬼釘の中、関東随一の性欲の持ち主が来るまで回したがあれよあれよと一万なくなる。
意気消沈していると、タコ作さんから連絡が来る。カイワレさんが8万発程出していたので少しだけ待たせることになったが駅へ向かう。
駅へ到着してからタコ作氏を見つけるのにはそれ程時間を要さなかった。
執行猶予中ということもあり、便宜を図って貰いとりあえず久しぶりの再会ということで乾杯。
適当に入った居酒屋だが、東海の味付けは本当に最高。
ある程度酒が回ってきたころに「本番タダ本番タダ」とくり返し呟く男性が。
タコ作さんが声をかける。
「そのセリフ、もしかしてヒカルゲンジさんですか?」
その紳士はヒカルゲンジさんだった。
ヒカルゲンジさんを迎え、更に宴は続いた。
二次会会場へ移動し更に飲みまくり
ヒカルゲンジさんオススメの三次会会場へ。
あいにく店は閉まっていた。
欲求が収まらなかったせいか、勃起しながら横行闊歩していた為、質問されるタコさん。
断片的に会話を聞いていると「ザーメン」という単語が聞き取れた。
犯人です。
〆にラーメンを食べる。
到着したのは結構遅い時間だったにも関わらずかなり遊んだ。
二回連続出てきたカチカチの卵を食べながら、名古屋の夜は更けていく。