2019年09月13日
中秋の名月。大規模停電。「武田信玄公名付の 田毎山」(つくで百話)
今日は,旧暦の8月15日,「中秋の名月(十五夜)」です。
中秋の名月は,「秋の真ん中に出る満月」の意味で,8月15日の夜に出る満月です。暦のことですので,必ずしも“満月”になるとは限らず,今年は明日(14日)満月になります。
曇り空で,今夜の名月を愛でるのは難しそうです。
千葉県を中心に,台風15号による大規模停電が続いており,ニュースや情報番組で大きく取り上げられています。
電気や水道といったライフラインが欠けるのは,とても困ったことで,日常生活に大きな支障が出ます。その中で,助け合い工夫して過ごされている被災者のみなさん,復旧までお待ちください。
昨年,台風21号で関西,台風24号で愛知・静岡で“平成で最大規模の停電”が起きました。
当地も停電が続き,携帯電話使えなくなる孤立状態になりました。
◇台風24号にビックリ! 困った!【備忘録】(2018/10/02)
◇真っ暗ななかで。(2018/10/02)
ことときも,完全復旧には1週間近くかかりました。関西電力,中部電力の経験が,今回の災害発生・復旧に役立てられていることでしょう。
◇台風21号対応検証委員会報告の取り組み状況について(関西電力)
◇台風21号・24号 非常災害対応検証委員会 検討結果(中部電力)
電力会社は,停電に関する情報をホームページに掲載するとともに,専用アプリも公開しています。もしものために設定しておいてはいかがですか。
◇停電情報お知らせサービス(中部電力)
今回の状況について,
日本各地の学校・教室で“凄いこと”について語り合ったでしょうか。
災害への備え,発生後の対応など,“教育の役割”を再確認し行動・活動していただけますように!
『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「山に因んだ話」から紹介です。
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武田信玄公名付の 田毎山
戦国時代のことでありました。武田信玄公は,市場城の奥平氏を攻略するため,新城方面から雁峯山を登って,田代村を通りました。田代村と小林村の間には楯板山という険阻な山が聳えています。
時は,晩秋の明月の夜でした。楯板山の頂上から小林村の方をみおろしますと,稲刈りを終った小さい田圃が,段々に重なっており,この田が沼田で,水がついていましたので中天に昇った秋の月がこれに映り見事な景色でした。それは,信州の田毎の月のように,幾十という懸鏡に月の映った如き壮観でありました。信玄公は,この景色にみとれて,暫らく駒をとめて眺められましたが,感歎一入深く,土地の人に,この山を田毎山と呼ぶようにと仰せられました。
当時の田毎山一帯は,原始の雑木山で,全山紅葉した景色は素晴しいものでした。
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注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で
【追記 19:20】
雲が切れて,美しい「中秋の名月(十五夜)」が顔を出しました。
中秋の名月は,「秋の真ん中に出る満月」の意味で,8月15日の夜に出る満月です。暦のことですので,必ずしも“満月”になるとは限らず,今年は明日(14日)満月になります。
曇り空で,今夜の名月を愛でるのは難しそうです。
千葉県を中心に,台風15号による大規模停電が続いており,ニュースや情報番組で大きく取り上げられています。
電気や水道といったライフラインが欠けるのは,とても困ったことで,日常生活に大きな支障が出ます。その中で,助け合い工夫して過ごされている被災者のみなさん,復旧までお待ちください。
昨年,台風21号で関西,台風24号で愛知・静岡で“平成で最大規模の停電”が起きました。
当地も停電が続き,携帯電話使えなくなる孤立状態になりました。
◇台風24号にビックリ! 困った!【備忘録】(2018/10/02)
◇真っ暗ななかで。(2018/10/02)
ことときも,完全復旧には1週間近くかかりました。関西電力,中部電力の経験が,今回の災害発生・復旧に役立てられていることでしょう。
◇台風21号対応検証委員会報告の取り組み状況について(関西電力)
◇台風21号・24号 非常災害対応検証委員会 検討結果(中部電力)
電力会社は,停電に関する情報をホームページに掲載するとともに,専用アプリも公開しています。もしものために設定しておいてはいかがですか。
◇停電情報お知らせサービス(中部電力)
今回の状況について,
千葉、大変な状況が続いている。でも、暴動、略奪、強盗などが起きている様子は伝わってこない。というツイートがありました。同感です。
凄いことが、当たり前の日本。でもやはり、凄いことだと思います。
教室で、この凄さは語って良いと思う。
日本各地の学校・教室で“凄いこと”について語り合ったでしょうか。
災害への備え,発生後の対応など,“教育の役割”を再確認し行動・活動していただけますように!
『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「山に因んだ話」から紹介です。
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武田信玄公名付の 田毎山
戦国時代のことでありました。武田信玄公は,市場城の奥平氏を攻略するため,新城方面から雁峯山を登って,田代村を通りました。田代村と小林村の間には楯板山という険阻な山が聳えています。
時は,晩秋の明月の夜でした。楯板山の頂上から小林村の方をみおろしますと,稲刈りを終った小さい田圃が,段々に重なっており,この田が沼田で,水がついていましたので中天に昇った秋の月がこれに映り見事な景色でした。それは,信州の田毎の月のように,幾十という懸鏡に月の映った如き壮観でありました。信玄公は,この景色にみとれて,暫らく駒をとめて眺められましたが,感歎一入深く,土地の人に,この山を田毎山と呼ぶようにと仰せられました。
当時の田毎山一帯は,原始の雑木山で,全山紅葉した景色は素晴しいものでした。
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注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で
【追記 19:20】
雲が切れて,美しい「中秋の名月(十五夜)」が顔を出しました。
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