集団「Emication」

　晴れていましたが，強い“冬の風”が吹いて，寒い日でした。でも，この時期としては暖かな日が続いています，



　今日，日本漢字能力検定協会が募集した「今年の漢字」が，京都の清水寺で発表されました。
　その文字に「 令 」が選ばれました。

　自分の2019年は，『 新 』の漢字かな。それは…。
　みなさんの「今年の漢字」は，何ですか。



　今年4月，「20年ぶりの紙幣刷新。新札の新しい顔は…。」 と発表されました。
　図書館の児童書コーナーで，新札の顔となる3名を紹介する『お札に描かれる偉人たち 渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎』（講談社・刊）です。

　出版社は，

　2024年（令和6年）、１万円札、５千円札、千円札の「顔」が変わります！
　今度のお札に描かれる偉人たちの名前、知っていますか？　そして、日本のいつの時代、何をした人たちなのか知っていますか？
　この一冊で、渋沢栄一（実業家）、津田梅子（教育者）、北里柴三郎（細菌学者）が、どのような時代を生き、どのような足跡を残し、それが今日の日本の発展にとって、どのようなつながりがあるのか、そのすべてがわかります！
　一人の人物につき70ページ前後と、１週間の朝読で読み切れる分量で、「現代ニッポンの父と母」の生き様にふれてみませんか？

と，内容を紹介しています。
　3名について，それぞれ3章そして「現代につながる○○」で，生い立ちや業績などを，子供に向けて語っています。
　はじめにで，3名について

　渋沢栄一は，官僚という安泰な道を捨てて銀行を設立し，民間にお金を流通させることで，金融機関や鉄道など明治の日本にとって基礎となる事業を整備しました。
　津田梅子は，数え年で8歳にしてアメリカに渡り，11年近くにおよぶ留学生活を経て，男尊女卑の日本社会を変えるべく，教育を広めることにより女性の地位向上をはかりました。
　北里柴三郎は，細菌学の父とよばれるドイツのロベルト・コッホに師事し，血清療法を確立して破傷風などの治療法を見つけ，ヨーロッパに負けない研究所を日本に設立しました。

と紹介しており，“その人”への興味がわきます。

　3名を一気に知ることができますが，それなりに分量があります。
　親子で，一人ずつを時間をかけて読んではいかがでしょう。そして，これからの“キャリア”を語り合うとよいでしょう。

　みなさん，いかがですか。

　　　目次

はじめに
一万円の人　合本主義で財界を変える！
　　　渋沢栄一
　第１章　財界を変える！
　第２章　明治新政府で働く
　第３章　財界を背負って立つ
　現代につながる渋沢栄一
五千円の人　男性と渡り合うための女子教育を！　
　　　津田梅子
　第１章　女子教育への助走
　第２章　女子教育の芽生え
　第３章　女子教育の実践
　現代につながる津田梅子
千円の人　治すのではない！病の原因を見つけるのだ！
　　　北里柴三郎
　第１章　医学の道に進むまで
　第２章　ドイツ留学の日々
　第３章　細菌学の父となる
　現代につながる北里柴三郎

【関連】
　　◇公益財団法人 日本漢字能力検定協会
　　◇新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します（財務省）
　　◇渋沢栄一記念財団
　　◇津田梅子（近代日本人の肖像 - 国立国会図書館）
　　◇北里柴三郎（近代日本人の肖像 - 国立国会図書館）



【おまけ】
　　◇「Emication」の読書はこちら