つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

水耕栽培・プランターの土栽培 違いとどちらがよく育つか比較実験

2019/05/23

ベランダでプランターの家庭菜園をしていましたが、ふとしたことから水耕栽培にチャレンジしてみました。土と水耕ではどう違うのか、またどちらの方がよく育つのか、私の場合どうなったかをお伝えしたいと思います。

水耕栽培と土栽培の違い

個人的に感じている点をお伝えしたいと思います。

土栽培の方が良い点

・水やりを忘れていても植物によっては意外と大丈夫?
水耕栽培の方が水やりの頻度は少ないのですが、ウッカリ水が切れると一瞬にして萎れていきました。
まだ水が少し残っていると思って油断していたら夏場は一瞬で水がなくなってしまい、気づけば葉が変色。土の方が定期的に水やりするから忘れにくい?のと、萎れるスピードは土の方が遅く感じます。
・苗までの道のりが楽。
水耕栽培では私の場合なかなか苗の大きさにまで育てることができず、何度も枯らしてしまいました。その点では土の方が簡単だったように感じます。ただ苗を購入して、土を洗い流して水耕にすることは可能です。
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・水を控えめに育てる場合は容易にできる。
例えばミニトマトなどは水を控えめに育てた方が甘くなります。土の場合はコントロールしやすいのですが、水耕栽培では控えめにすることはできません。
・土栽培の方が味が濃い野菜ができるそうです。
逆にレタスなどの水っぽい?野菜などは水耕栽培が合うそうですね。

水耕栽培の方が良い点

・毎日水やりしなくても良い。
季節や植物の大きさにもよりますが、水やりの頻度は水耕栽培の方が少なく思います。ただ、液肥を混ぜる手間がかかるのでちょっと面倒です。
・虫がつきにくい。
土の中に虫がいたり、ベランダが風通しが悪くて土の中にコバエが出たりしました。水耕栽培の方が虫に遭遇する頻度が格段に少なかったです。
・移動が楽。
百円ショップのコンテナボックスで育てていますが、軽くて簡単に移動できます。ベランダでは1日中日が当たる場所がなくて、ちょこちょこ移動させて日に当ててあげたり、雨が降ったら軒下に入れてあげたりも簡単です。
・日当たりの良い窓際があれば室内でも栽培できますし、植物用のLEDを当ててあげれば完全に室内栽培ができるので寒い季節でも栽培がしやすいですし、虫の心配もいりません。
・肥料抜きが容易。
小松菜などの葉物野菜などでは肥料分が葉に蓄積し、食べると苦みがあったり体にも良くないと言われています。水耕栽培では収穫の数日前から液肥を減らしてやることで肥料抜きができ、味も美味しく体にも優しいお野菜が収穫できるそうです。また肥料抜き剤というものも市販されています。
・土を触らなくて良い。
家庭菜園をやっているのに土や虫が苦手な私にとっては、とても良い点でした。
収穫の時も土がついていないのでとてもきれいです。
・土の手入れもなく、連作障害の心配もない。
収穫後も洗って終わりで楽チンです。連作もできます。土の処分にも困りません。水耕は藻がつきますが、土を日に当てて消毒したり肥料や連作障害の出にくくなる肥料を混ぜて土づくりするのに比べてはるかに楽です。

成長の差は?

結論から言うと、水耕栽培の方がよく成長しました。友人も水耕の方が収穫量が多いと言っていました。
ただ、鉢の大きさが違ったりしたので一概には言えません。
あとやはり苗の状態にまで持ち込むのは土の方が楽でした。

ミニトマト

一番わかりやすのはミニトマトでした。
支柱のいらない矮性のミニトマト『ミニ姫』を育てました。
コチラは種を購入し、鉢に植えたのち、間引きしたものを水耕栽培に移しました。
実は水耕栽培用に種も植えていたのですが、苗になる前に定植時に萎れました。。。
水耕栽培と土耕栽培
左の白い鉢が土で右の黄色いケースが水耕栽培です。
水耕の方は1株なのに、土の方は欲張って2苗残したのも育ちにくかった原因かと思いますが、水耕栽培の方はこの時点で実がなっていますが土の方はまだ花が咲き始めた段階です。
ただ、土の方は南向きのベランダ(ただし、半日は日陰になります。)水耕栽培の方は北向きのベランダに置いていたので、日照条件は土栽培の方が良かったのに水耕栽培の方が育ちました。
その後はコチラ。
水耕栽培と土耕栽培のミニトマト
今度は左右が逆になって申し訳ないのですが、左の方が水耕で、右が土です。
水耕栽培の方は実が40個ほどなって、色づいてきています。
土の方は実が2株合わせて7個。

枝豆

枝豆は苗を購入しました。
普通は1つのポットに2株入っていてそのまま一緒に植え付けすると育ちが良くなるそうなのですが、無残にもブチブチっと引きちぎるようにして土と水耕と1株ずつわけてしまいました。
土はミニトマトの横に居候で南向きベランダ。水耕は1株だけコンテナに入れて北向きベランダです。
こちらが土。
水耕栽培と土耕栽培
コチラが水耕。
水耕栽培と土耕栽培
水耕の方が元気いっぱいで、脇芽もたくさん出ています。

大葉

最後は大葉ですが、種から育てました。こちらは定植時に失敗せずにうまく育ってくれました。左が土、右が水耕。この時点ではあまり差はありません。
水耕栽培と土耕栽培
ちょっとへにゃへにゃになっていますが、少しずつ水耕の方がリードし始めました。少し間引きしていただきました。
水耕栽培と土耕栽培の大葉
完全に水耕の勝利だなと思っていたところ、まさかの水耕大葉に異変があり、葉の周囲が黒くなり大逆転。
こちらが水耕。
大葉 水耕栽培
こちらか土耕。
水耕栽培と土耕栽培
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葉が黒くなり、葉をむしったので逆転しましたが、その直前は水耕の方が育っていたんですよね。
なので、やはり育ちが良いのは水耕の圧勝かなと思います。
でも土も水もそれぞれメリットがあるので、環境に合わせて選ばれると良いかなと思います。

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