「武るる　日本全国の武将と城の旅。ときどき観光とグルメ」武将の墓めぐり、
武田信親（竜宝）の墓～お聖道さまの紹介です。
武田勝頼vs織田信長、「信長怒涛の甲州征伐～勝頼滅びへの道～天目山の戦い」史跡めぐりの旅
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人物名	墓のある施設	住所
武田信親（竜宝）	道の傍ら（お聖道さま）	山梨県甲府市古府中町

武田の次男ながらも盲目のために家督を継げず
武田信親の菩提寺・入明寺の案内によりますと、
信親は幼少期に目を患い、失明しています。

永禄4年（1561年）、信濃の海野氏を継ぎ海野二郎信親と名乗りました。

永禄8年（1565年）、武田信玄の嫡男・義信に謀反の疑いがかかり、義信は東光寺幽閉後に死去します。
信親は次男のため本来ならば家督を継ぐ立場にありましたが、盲目のために継ぐことは出来ず、弟の勝頼が家督を継ぐこととなりました。


3月11日、武田家滅亡の報を聞き入明寺にて自害
武田の行く末が危ぶまれる頃、入明寺4代栄順和尚は信濃より信親を迎え匿いました。
しかし3月11日、天目山での武田家滅亡の報を聞くと、その日の夜、信親は入明寺境内にて腹を斬り自害し果てました。
享年42歳。
法号は「長元院殿釈離潭竜宝大居士」。
敵に悟られないため、紅梅1本を植えて墓標としたそうです。（甲斐国誌）

（※なお、「信長公記」では信親は3月7日に捕えられ処刑されたとあります。）


お聖道さまと呼ばれ近隣住民に大切にされる墓
武田信親（竜宝）の墓は入明寺にもありますが、躑躅ヶ崎館の北の道の傍らにもあります。
墓は「お聖道さま」と呼ばれ、近隣住民に大切にされています。
お墓がある辺りは、かつては信親の屋敷があり、聖道小路と呼ばれていました。






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