日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

自分の言葉で語れない日本人

2020-01-29 06:22:08 | 政治
今日の言葉

一度言葉が口から出れば、
   取り戻すことはできない。
          ホラティウス

棒読み政治家

会議においては、文書をを朗読することができない。但し引証又は報告のためにする簡単な文書は、この限りでないい 
参議院規則 第四節発言 第103条

国会中継を視聴していると、質疑応答の際、原稿に目を落として発言しています。老眼鏡をずり下げて、ひたすら棒読みする姿は見られたものではありません。政治家の務めは、自分の言葉できちんと主張し、考えを述べることです。失言を恐れて慎重になるのは理解できますが神経の使いすぎです。それとも、ボキャブラリーの貧困化で抽象的にしか語れないのかもしれません。その点、山本太郎氏は、真剣に自分の言葉で語るのでたくさんの支持を集めるこおができるのです。しかし、議員規則の条文数の多さには驚きました。議員の人たちもすべてに目を通さないような気がします。

焦点がぼけている施政方針

安部晋三首相施政方針演説などに対する参院各会派による代表質問が始まった。
昨年の「桜を見る会」前日に首相後援会が主催した夕食会の明細書について、首相は「どのような形であれ、第三者への公開を希望しないホテル側の意向を尊重すべきだ」と述べ、会場となった東京都内のホテルの意向を理由に公開を拒否した。

立憲民主党の福山哲郎幹事長が「国会の秘密会で明らかにしたらどうか」と質問したのに対する答弁。首相は「ホテル側としては、営業の秘密にかかわるものであることから、公開を前提とした資料提供には応じかねるとのことだった」と強調した。

日産自動車の前会長カルロス・ゴ-ン被告の国外逃亡をめぐっては、首相は「誠に遺憾」と指摘。「政府として経緯を解明するとともに、出入国のいっそうの厳格化を図っている」と述べた。自民党岡田広氏への答弁。
朝日新聞夕刊 NEWSダイジェスト 2020.1.23

①桜を見る会②IR問題③中東への自衛隊派遣について触れていません。一番国民が知りたいことにフタをし、東京五輪について自画自賛しています。年内に桜を見る会のけじめがつきませんでした。その結果、重要事項の議論が進まず、挙句の果てが「新型コロナウイルス」で、世の中が大騒ぎになり、三つの議論どころではなくなりました。安倍政権が窮地になると、必ず北朝鮮ミサイル発射のような問題が起き、支持率が下がりません。不思議ですね。

結びの文

「逃げ得」、安倍政権の代名詞になりました。土俵際でぎりぎりまでねばり、中央まで押し返します。二枚舌と二枚腰、天は二物を与えました。それを許したのは、与党、野党、そして国民です。政権を批判するばかりで、代替案を誰も出そうとしません。でも、兆しは出てきました。「習近平国賓反対」運動です。私も反対電子署名しました。新型肺炎感染、心配しても仕方ないので、いつも通り生活します。

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