下北レコ屋㉗~悲しみは果てしなく | レコ屋巡りの夜

レコ屋巡りの夜

塩化ビニール(=レコード)中毒患者のトホホな日々を綴りたいと思います。
オリジナルが欲しいけど高いなら諦めます。

 目当てのものが見つかった男は浮かれていたのさ。そして同じ列の数枚先に、これまた前々から狙っていた代物が姿を現す:

 

Mad River - S/T ( Capitol ST 2985 1968年 ) US盤LP 4900円

 

オオオッ、マッドリバー!…ってほどの興奮はなかったんです。狙ってはいたけど、都内D店で何回も見てきたし。今まで見てきたのが8000円くらいで、状態が悪いもので5000~6000円台。音はジャケットから想像が付くようなヘヴィーサイケそのもの。正にどストライク。

 

 

 確か同じくらいのコンディションのブツが池袋D店にはあったんですが、ご覧のようなリングウェアでそのままスルー…。今考えると、その池袋のブツが売れ残って下北D店に周ってきたのかもしれぬ。しかしフラッと入ったレコ屋で狙いのMidnight Sunを見つけ喜ぶ男にもやは冷静な判断はできなかった。しかもここのところレコが買えなくて、「今日こそは買ってやる!」と意気込み臨んだ戦地である。気の大きくなっていた男はカウンターで激烈リングウェアの代物を検盤実行。ウムウム、そんなにひどいキズはないではないか?多分音に出るようなヘアラインもないし。もうええわ、ここらで買ったる!と心の中で叫び、二十歳前後であろうカウンターの女子にレコ・キープを申請し、男は再び戦場に戻った。

 

 10%引きにするにはあと3枚、何としてでも見つけねばならぬ。しかしね、他にも数枚見つけたものの高いのよ。その一枚(今でも気になる)がどの国のプログレかは忘れましたが、これまた音的にどストライクな、でもDiscogsで見つけたらUK盤オリジナルが3~4万円するレコのドイツ盤を発見!以前から youtube でチェックしていたやつだったんですな。13000円(だったか?)!ウオッ!っと思いましたが、男はすでにカウンターにMidnight Sun + Mad Riverという強力布陣を抱えている。これ以上の高額支出は慎まねばならぬ。と言うわけで泣く泣く永久の分かれ。

 

 で結局以下の3枚を何とか揃える:

 

 Bobby Caldwell - Carry On ( Plydor 28MM 0185 1982年 ) 国内盤LP 100円

 

買ってから気づきました。ジャケ&帯が激しくウォーター・ダメージ(水的破損)。盤は良いですけど。1st ( AORの名盤…と思ってます)ほどは良くないと思う。

 

Glasys Knight & the Pips - 2nd Aniniversary ( Buddah YX - 7060 - DA 1975年 ) 国内盤LP 帯&ポスター付き 200円

 

コンディションはよろしくない。彼らのバラードが好きなんですが、アップテンポ(ファンク系)は好きじゃないです。

 

Mose Allison - Western Man ( Atlantic SD 1584 1971年作 / 1970年代中頃プレス ) US盤LP 700円

 

Van Morrisonのトリビュート盤で知りましたのモーズ卿。どうやらJazz legendらしい。良く知りません。トリオ作ですが、試聴したらよかったし状態良好&低価格なので購入決定。ただし彼のボーカルは頂けません(悪しからず)。

 

 

先ほどまで聴いてたんですが、レーベルを見てみりゃリムに例のWロゴがある!

 

ワーナー系は確か1975年頃にこのリムにWロゴが入るんだよな…と諦め気分でリンクさせていただいているレコエラさんのサイトで調べたら、あぁぁ、やっぱり1975年以降のプレス。ロックフェラー表記もあるし(涙)。良いんです、ただ単に聴いてみたかっただけだから。

 

とまぁ、このD店では以上の5枚を購入。一応満足して退店したんですよ。この時点ではまだ幸せ気分だったのだ(つづく…)。

 

余談:ソウルコーナーにで熱心にレコを漁り、数枚を脇に抱える方をチラッと見ると何やら見覚えが…。あれはブログ仲間の山崎さんではないか⁉ しかし…確か赤羽辺りに居を構える方がこんなところまで?と確信が持てず、男は見て見ぬふりをして店を後にした・・・。

 

 


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