本日は、ミニストップの 「木苺とチーズクリームのミルフィーユ」 税込¥138 を紹介します。
長方形のミルフィーユ、よく見ると表面には小さな無数の穴が開いていて、
×印の模様が入っています。控え目な焼き色と白い粉砂糖が印象的ですね。
美しいです。気品漂う美人なミルフィーユです。
中身は色鮮やかな木苺(ラズベリー)のジャムとチーズクリーム。珍しい組み合わせです。
さっそく食べてみましょう。
比較的柔らかな作りのミルフィーユ。
若干の塩気が感じられ、ほのかな甘みはふりかけられた粉砂糖からでしょうか?
何層にも重ねられた生地は歯を入れると心地よく、しっとりしています。
そして木苺の味わいは独特です。バラ科に属するせいか、花をイメージする特徴的な風味と、
キュートで爽やかな甘酸っぱさが持ち味です。
チーズクリームは、木苺のフレッシュな味わいに少々押され気味ですが、
対照的にねっとりとした舌触りで、控えめながらもチーズの風味を伝えてくれます。
木苺とチーズ、合うか合わないかは正直よくわかりませんが、少なくとも全く違和感なく
融合し、おいしくまとまっていることは確かです。
そして何より、このミルフィーユの食べ心地にはとても好感が持てます。
私にとってはあまり口にすることのない木苺の新鮮な味わいと、ソフトなミルフィーユが
もたらす気持ち良さ、買ってよかったなと思えるパンでした。
<ちょっと雑談>
さてミルフィーユですが、フランス語で ”ミル” は千、”フィーユ” は葉を意味し、
”千の葉” という意味だそうです。
ミルフィーユは皆さんもご存知のように、生地を何回も折り畳んで作るフランス菓子ですが、
最近ではこの何層にも重なった状態の事をミルフィーユに例え、お菓子以外にも使われて
いますね。代表的なのが ”ミルフィーユ鍋”、薄切りの豚バラ肉とキャベツを交互に重ねて作る
鍋料理です。その他にも ”ミルフィーユとんかつ” なんて言うのもありますね。
こちらも豚バラの薄切り肉を使い、重ねたり巻いたりして作るとんかつです。
話しをお菓子のミルフィーユに戻すと、その上手な食べ方についてですが、
普通に上からナイフを入れるとカスタードクリームが横にはみ出してしまいます。
上手に食べるにはまず横にして、フォークでしっかり押さえながらナイフを使うと
食べやすいですね。
今日はミルフィーユのささやかなお話しでした。