8月13日は迎え盆です。

今年は我が家も帰省客はなく、

夫婦二人で盆迎えー

 

杖をついて暑い参道をやっと歩く姿があちこちに・・・・

桶を持ちましょうとお助けしたいけれど、

私もマスクが暑すぎて危うい気分。

今日は石塔掃除も簡単に済ませ。

思い出した数年前の投稿。

一部、コピーで、振り返ります。

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        石塔からお茶の匂い

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子どもの頃お墓参りは嫌いでした。




 

結婚してから、お姑さんと


 

「長男の嫁はたいへんねー」と、お墓の前で、冗談のように言って笑ってました。

なんでご先祖に繋がる夫より嫁たちは 熱心にお参りするのだろうと。


 

〔墓守の世話がいりません〕というCMがありました。

少し前の私だったら、いいねーと思ったでしょう。


 

でも今は・・・


 

石塔を磨きました。

ゴシゴシとやったのは初めてです。

抹茶の 匂いがしました。

 

鮮明になった戒名を読んで

一生懸命耕した人なのだろう

        と、思ったりしました。

 

「童女」とあると、

かわいい盛りの女の子だったのだろうと

亡くした親の心を思って、心が痛みました。

 

ご先祖様と親しくなって

胸に抱えた心配事をつぶやいて

聞いてもらいました。

 

ろうそくの炎がぽっと広がり

照らされて

大丈夫 と、思えたりする。


 

そんな感覚を知ったのは

心配をかけてくれている娘のお陰です。

 

土の中に眠りし先祖は娘の根っこひたすら大事な石塔磨く
 


娘はご先祖様にも大切な存在だから

守ってくださいと必死ですがります。


 

墓守の面倒救うとコマーシャル

        墓守りて我は癒やされている


 

この感覚は 説明のしようがありません。

とにかく心の拠り所です。

もしかしたら、自分を守り育ててくれた人か゛、

あちらの世界にいってしまうと、

そういう気持ちになるのかもしれません。

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後ろの墓地から声が聞こえました。

「○○ちゃん、私が来られるうちは来るけどねー。」

立っているのも大変そうな老夫婦です。

若い人がいないと墓地も寂しい。

 

法事の家族には、

小さな手を合わせている姿がある。

そんな家族が今日は特に眩しい。

時代は変わっても、

面倒でも、

なんだか大切な行事に思えます。

人には、拠り所、

何を置いても親族が集まる。

そんな場所や行事が必要な気がします。

まして、コロナ禍の先には。

 

そして、嘘が渦巻く今、

必要なのは

閻魔様でしょうか。

 

 

 

 

 

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