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2019年7月26日金曜日

麻雀の研究会に向いてないタイプの人 ③ 判断スピードの遅いタイプ

というわけで前回からの引き続き
http://susumutakenaka.blogspot.com/2019/07/blog-post_24.html  

『さて二つ目にあげるタイプは”判断スピードが遅いタイプ”です。』
「へえ・・・今一つピンとこないです、」
『そうですか?』
「判断スピードが遅い人=麻雀で勝てないって言われると、”まあそうかも”って感じですが、研究会にも向いてないんですか?」
『じゃあ、ちょっと例としてたまにみる光景を挙げてみましょう。』

【例】
とある半荘のあとにその振り返り検証をしている中、
『端山さん。この状況だったらもうオリた方がいいですよ。親は聴牌している可能性結構高いですし。』
「あー、いや気づいてたんですけどね。」
『それと次の局、ここも仕掛けた方がいいですよ。この巡目じゃもう間に合わないですよ?』
「いや、解ってたんですけどね。うっかりしちゃっただけで、、、」


『って具合ですね』
「・・なんか言い訳がましい人ですねw」
『いや彼自身は言い訳しているつもりないし、大体のケースではちゃんと解ってもいるんですよ。実は。』
「えっ?」
『ただし大体は指摘された巡目の1,2巡後に気づいてるんです。』

「、、、それってそこまで問題なんでしょうか?気づいてるんですよね?」
『はい。
麻雀っていうのは気づくべき情報にリアルタイムで気づけるか否か、
これが結構大きな実力の分かれ目だからです。
”時間をかければ理解できる”と”その場で即時に理解できる”
この溝は結構おおきいんです。
だから他人の麻雀を脇から観戦したり、
観戦記読んだりする時は、
大体の人はいつも自分が麻雀打ってる時より遥かに考え抜かれた冷静な一打を選べたりするんですよ。
ただこの点をしっかり理解していない人、
かつ「若干遅まきで大体の事に気づく事自体は出来てしまうタイプの人」、
これは結構研究会では苦労をします。
”自分の稚拙さに自覚を持てない”という事が結構あるからです。』
「なるほど。”そんなに指摘されるほど俺は弱い訳じゃない”って状態に陥るわけですね。」
 

『再度言いますがこういった”1,2巡遅れ=完全な実力不足”という点を自覚できてないと、
”自分は気づいてた”
”考えていた事は同じ”
という反抗心が芽生えて、人のアドバイスを素直に聞けない精神状態をつくりやすい、
これが結構問題です。』

「じゃあこういったタイプの人はどうすればいいですか?」
『シンプルですよ。
議論中に指摘を受けた際に、
”いつの時点で気づいていたか?”
”あと1巡早く気づけてなかったか?”
と考えてみる事です。』
「そのまんまですねw」
『まあそうですね。ただ”気づきの遅さ=稚拙さ”ってのをあまり感じる事が出来てない人は多いですし、これについて心当たりがある人はちょっとそれを自覚する事で勉強の質が若干良くなるかもしれないですね。』

続く