follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年11月27日水曜日

タイトル戦やリーグ戦の価値は10年前より下がっている?の追記的な物

さて前回の続き
https://susumutakenaka.blogspot.com/2019/11/10.html
、、、と思っていたのですが、
正直この記事を凄いポジティブな方向でまとめきれず、建設的な意見を作れるわけでもないので、やめにしますw

ただ何かしらは書いときたい気もするので、
ここからはいつも以上に個人の所感の書きなぐりだけです。
特に、「広がりすぎた団体の再統一」って観点の話は今回しません^^;
興味のある奇特な方だけどうぞ。


さてまあなんというか、
ここ1,2年で業界に入った人とか、あと2年位この業界を体験すると、
「凄い不公平なんじゃ」って感じる事が今後多数あると思うんですよ。(いや既に感じてるかもなんですが)
僕ら世代ですら”もうちょっと早く生まれてればこの業界で実績を上げやすかったのに”って思った人は多くいて、
結局どの業界も早くに参入し始めた人、特に第一人者が後に比べて圧倒的に得をするって市場原理、”ファーストペンギンの理論”ってのがあるわけですね。
麻雀界だってまだまだ市場として小さい故にこれと近い部分があるわけで、後から参入した人ほど、どんどん取れる旨味は減ってくる。
大体は先頭集団やそれに近しい人に取られて終わっちゃうわけですね。
まあセカンドペンギンにはまた別のメリットがあるしそれなりにエサは食べれると言われてますが(Googleなんかはセカンドペンギンの代表として有名)、それよりも後の三番手以降あたりになるともうほとんど似たような物、
たとえば麻雀プロでも中間層とかそこよりちょっと上の人達も、新規参入の人と得られるエサの量って実はそこまで大差ない部分もあったりするわけです。


んで、
「じゃあ結局今から入った人は、一生エサを食べれないんでしょうか」
って聞かれると、
まあ余程の幸運に恵まれないと厳しい点もあるだろうな、と思うわけです。
少なくとも普通に今までの選手と同様に競技続けてるだけで、それに出会う可能性はさらに少なくなっていくだろう、と。
ただ早い話が業界のファーストペンギンになるのは無理でも、「何かしらの形でのファーストペンギン」になるって手はあって、近年だってそういう人たちが少なからずいるんです。

代表例で言えば、アサピンこと朝倉康心さんでしょう。
ネット麻雀「天鳳」の初代天鳳位としてプロになる前から麻雀界で多くの名声を得たこの方、
間違いなく成熟したこの業界で新しいアプローチで成功したファーストペンギンでしょう。

松嶋桃なんかも、
クイズ方面に手を伸ばしつつ実況としてのジャンルにも力を入れて、
この時代の新しい麻雀プロ活動から知名度を上げたファーストペンギンじゃないでしょうか。

結局どんどん規模が拡大しているこの業界、
今後しばらくは多分選手としての興行的成功って点について言えば”ファーストペンギンにどうやってなるか”ってのが一つのテーマかもしれない、と思うわけで。
業界全体の資金はMリーグの関係もあって、数年前よりも増えている点を考えると”当たればデカい”って点では確かに多少なりともの夢も出てきたわけだし。

ただ既述の通り三番手以降あたりはもう旨味を得るのは難しい、一度作り上げられたヒエラルキーは簡単に崩せない、この性質と麻雀界の規模の小ささを考えれば、今既に麻雀界で知られている何かしらのコンテンツに後追い参加しても、興行的には既に遅い感はあるかもですね。


新しい事ってなんでしょうね。
僕も正直にその点については良い考えが出ません。
だからいまだに中堅だし、この記事もただの書きなぐりになってしまうわけで^^;

ただまあ既述の通り、麻雀プロの”実績”って奴がどんどんデフレを起こしてるだけに厳しい時代になるかもな、としか。

本当は、
選手として真面目にコツコツ勉強して磨かれた技術と積んだ実績がある程度はそのままお金とかに直結する、将棋とか囲碁みたいなそんな業界が理想ではあるんですけどね^^;

と悲観的な事を色々と言ったところで、ここらへんでこの記事も締めましょう。

ただ最後にもう一つ、
ここで書いたのはあくまで「興行的に成功する」って観点に絞った話です。
別にそれ以外の目的が業界の中であってもいいし、
少なくとも業界の内部の人は各価値観をもっていて、「確かな技術」や「実績」ってのはその中では軽く見られているわけではない。
僕自身「多少なりとも勉強してきた部分があるから今でも楽しく麻雀プロできてる」って思うふしは多々ある。
傍から見て、たとえ興行的に成功してなくても高い技術や実績を持った人の周りには多くの”信頼”とか”仲間”って奴は集まってる、事実の一つではありますね。
それがこの先”何か”につながるケースは幾らでもあるし、結局選手の頑張りって100%無意味ではない、って面もある、とだけ。

おしまい
※再度言いますがこのブログはあくまで自分の中での「なんとなく」の感覚なので苦情等は受け付けません!w