コロナウイルス感染は、ここヨーロッパでも徐々に広がりを見せています。イタリアで感染者が300名を超え、死亡者も10名とかなり猛威を振るっている上、オーストリアやクロアチア、スイスでも初めての感染者が発見。
ヨーロッパは距離が離れているので、感染拡大ペースはアジアに比べて遅いものの、イタリアでの感染ペースは少し想像以上のものを感じざるをえません。
そんな状況ですので、僕の周りでも予定していたイースター時期の日本への渡航を諦めたという人や、アジア人差別の事例を聞いた人など、様々な影響が出ています。
「許せない！酷い！」とは言っても、アジア人差別については現実に起こりうる話だと思いますので、その際には以前書いたこの記事内の動画を思い返していただきたいと思います。
さて、まだこのコロナショックが起こる前の昨年12月。一時帰国をしたのはもう2ヶ月以上前のこととなってしまいましたが、毎日明るいニュースが掻き消され気味なこともあり、その頃の楽しい日々を振り返ってみようと思います。
前回は僕の郷里・新潟へ降り立ったところまで書いていました。
初めて新潟空港へ足を踏み込んだ訳ですが、そこでベルギー時代に知り合った友達が車で迎えに来てくれました。
そこから一度その友達の家へお嬢さんを、更に別の友人をピックアップして居酒屋へ。総勢5名の飲み会です。
テレビカメラマンで、現在はフリーとなって少し時間の余裕が出来た友達の旦那さんが到着していました。
まずは飲み物を注文。中生と迷いましたが、本日の生クラフトビールから、一杯目はベルジャンホワイトエール（ベルギーの白ビール）タイプの「水曜日のネコ」を。
食べ物は定期的に来るという友達家族のお任せで。
海外在住の僕専用で刺身三種盛りも。
紅あずま（さつまいも）の天ぷら（抹茶塩で）。
全ての料理の写真を撮れてはいませんが、他にも色々出てきましたよ。
で、ここからが新潟の味。まずは「柿の素おひたし」。これ何だと思いますか？
正解は菊の花。新潟ではおひたしや酢のものとしてこの食用菊を食べる文化があります。ですが、この菊料理を「柿の素（かきのもと）」と呼ぶことは我が家ではなかったのですが、最近定着した呼び方なんですかね？
僕も実家に居た頃は当たり前のように食卓に出てきたものですが、上京後6年間の東京生活では一度も食べることはなかったですね。こちらは僕の郷里のお隣の白根（しろね）という現在は新潟市に編入された地区で多く栽培されているのだとか。
新潟の他にもお隣の山形や青森などの東北地方でも食べられているようですが、皆さんは食べたことありますか？
次にこちら、「とちお油揚げ納豆はさみ焼き」。
現在は長岡市に編入された栃尾（とちお）というところの特産品のジャンボ油揚げ。通常の油揚げの3倍の大きさがあります。
ちなみに僕の家でもそうだったのですが、「あぶらあげ」が訛った「あぶらげ」と呼んでいて、東京に出るまでずっとそう呼んでいました。
そのジャンボあぶらげをバケットのように横から切り込みを入れて納豆をサンドしています。
2杯目の生クラフトビール、スプリングバレーブルワリー Spring Valley Brewery の オンザクラウド（on the cloud）という白ビール。
爽やかな味わいと華やかでみずみずしい香りの白ビールで、かなり美味しかったです。
ニュージーランドの白ワインの銘醸地ネルソン地区で生まれた、ネルソンソーヴィンというホップを使っていて、白ワイン、ソーヴィニヨンブランを思わせるフルーティーで爽やかな香りが特長ということです。
お店は 上々や食彩酒房 和・さび さんでした。
友人家族とは5年ぶりの再会、その友達はベルギーにスイーツ巡りに来た時以来なので、15年ぶりくらいだったでしょうか？到着早々に美味しい料理と楽しいおしゃべりでこの一時帰国は幕を開けたのでした。
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