本日の中山メインレース、ダービー卿CT(GⅢ)。
昨年2着の雪辱を期したプリモシーンは、最後の直線で伸びずに5着に敗れた。
デムーロ騎手のコメントによると、「強風で乾くと思ったが、今日は馬場が合わなかった」との事。
敗因を考えているが、まずパドックではかなり気合が入っていた。
次に、
本日のラップ
前年のダービー卿のラップ
同じく前傾のラップだったが、今年は昨年以上に風の影響で力のいる馬場となった。
超高速馬場だった昨年の走破タイムより、1.1秒時計がかかっている。
馬場コースはこの週からBコースを使用。昨年も55.5kgを背負ってフィアーノロマーノに
ギリギリ押し切られていたのだが、今日は56kgで風の抵抗も強くて伸びなかった。
牡馬換算では58kgとトップハンデであり、おそらくこの辺りが敗因ではないかと思っている。
ターコイズSや府中牝馬Sで散見されたように、また馬券外に散ってしまってショックである。
しかし、ファンタジーSを勝っているとはいえ、元々中山のマイル向きではない馬。
レースの上り3Fが35秒の後半(ターコイズSもそうだった)になるような展開で、浮上する馬ではない。
未勝利勝ち、ハイレベルで出遅れたNHKマイルCで5着、日本レコードのヴィクトリアMで2着、
東京新聞杯(GⅢ)と、東京のマイルの良馬場がこの馬の適性の舞台に違いない。
今日が本番ではないと思って、次走G1戦への夢を繋いでいきたい。陣営にも頑張って欲しい。
その他の結果としては、まず中山10Rの湾岸S(芝2,200m)。
レッドアステル 4歳牝 父ディープインパクト、母レッドエルザ、ヒューイットソン騎手、国枝厩舎 2着
グランドサッシュ 9歳牡 父ハーツクライ、母レイサッシュ、津村騎手、武市厩舎 14着
レッドアステルは、最後の4コーナーから早々と先頭を伺い、そのまま押し切ろうとしたが、
ロードカナロア産駒のキングオブコージ(横山典騎手)に狙い撃ちにされた。
しかし、初の2,200mという事を考えれば、このクラスでの目途も立つ好内容だったと思う。
グランドサッシュは、勿論人気はなかったが一生懸命TVの前で応援。同期同僚のヴィッセンと
一緒に頑張ったが14着に終わった。
これで、生涯走行距離は102.3kmとなった。今日もお疲れ様でした。
最後に、阪神10Rの明石特別(芝2,000m)の方は
、
ブレイニーラン 5歳牡 父ディープインパクト、母プチノワール、浜中騎手、須貝厩舎 11着
全く良さが見えずに後方で終わった。残念だが、立て直してまたマイル前後で頑張って欲しい。