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【活用マニュアル】企業がフリーランスエンジニアに仕事を発注依頼する全手法

【活用マニュアル】企業がフリーランスエンジニアに仕事を発注依頼する全手法

こんにちは歌川です。

昨今の働き方改革や人材不足で、フリーランスを活用する企業が増えてきました。

今回は、フリーランス紹介をしている経験から、知識ゼロでもフリーランスを活用できる方法をお伝えします。
是非、参考にしてみてください。

目次はこちら

フリーランスとは?

まずは、フリーランスの意味をお伝えします。

特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。日本では『自由業』『自由職業』『フリーランス』と呼ばれる。請け負った業務を実際に遂行する本人はフリーランサー、フリーエージェントと呼ばれる。
wiki引用

歴史を見るとフリーランスは昔から存在しており、上記図のように、どこにも属さず一人で戦う傭兵のイメージでしょうか。

フリーランスに多い職業

フリーランスはプロフェッショナルの技術職が多く、ざっくり下記のような職業で活躍しています。
ITエンジニア
デザイナー
ライター
PA(音響)
ローディー
スタイリスト
ヘアメイク
大工
士業(弁護士、司法書士、行政書士、社労士など)
などなど

副業とフリーランスの違いは?

働き方改革で副業を解禁している企業もありますが、契約上は副業も個人との契約になるのでフリーランスと同じです。
大きく分けるとフリーランスは2つに分けられます。

・独立系フリーランス
どこにも属さずに個人で活動しているフリーランスです。
責任感が強く、その分野のプロフェッショナルが多いです。

・副業系フリーランス
副業系は、企業と雇用関係がある場合で、文字通り本業の空いた時間を活用して別の仕事をしています。

フリーランスは1000万人を突破!

統計によると、フリーランスは1000万人を突破しました。
日本の人口1/10がフリーランスと言っても過言ではないでしょう。

フリーランス活用のメリット

ここからは企業がフリーランス活用するメリットをお伝えします。

プロフェッショナルな人材に仕事が依頼できる

フリーランスは優秀な人材が多いので、社内にはなかった知識が活用できます。
アプトリーにも某Hさんのグルメアプリをゼロイチで立ち上げた優秀な方がいらっしゃいます。
このような優秀な方は、開発スピードが他の方より早いし、開発以外でも新規事業の企画など幅広い分野で活躍できます。

人件費の固定費が変動費になる

会社の経費で一番大きいのは固定費です。
フリーランスには仕事を委託しているだけなので、保険料など支払う必要がないのです。その分、固定費が下がります。

ノウハウが手に入る

プロフェッショナルの方に仕事を依頼するので、独自のノウハウが社内に共有されます。
ノウハウはお金に換えられないので、会社の資産になります。
よく、フリーランスに依頼するとノウハウが得られないと聞きますが、発注側のコミュニケーションをしっかり取れば共有可能です。

採用につながる

アプトリーもフリーランスから採用に繋がりました。
これはどのようなことかと言うと、仕事をしてお互いマッチしたらそのまま採用できる紹介予定業務委託のイメージです。
普通なら自由な働きかたを求めているいるフリーランスの採用は厳しい印象があるとは思いますが、やる仕事やビジョンが一致すれば採用可能になります。

フリーランス活用のデメリット

続いては、デメリットも考えてみましょう。

単発の関係になりやすい

教育するという概念がないので、どうしてもその場限りの関係になりがちです。
数年など長期的な関係を考えている場合は、フリーランスは向いていません。

融通が利かない

社員ではないので、時間の融通が利かない場合があります。
関係性がない場合はドライな人間関係になりがちです。

優秀でないフリーランスもいる

昨今の副業解禁で、フリーランスに憧れて活動している人も実際にいます。
なので、スキルや性格の面談はしっかりやるのをおすすめします。

トラブルも多い

個人に仕事を発注するので、万が一、病気や事故で仕事ができなくなるリスクがります。
大きな仕事を依頼する場合は慎重になりましょう。

優秀なフリーランスの探し方

ここからは優秀なフリーランスをどのように探すのかをお伝えしていきます。

クラウドソーシングサービスを使う

まずは、クラウドワークスやランサーズなどクラウドソーシングサービスで探す方法です。
小さな簡単な仕事から開発案件まで幅広く依頼できるのが特徴です。
基本的には発注者側の手数料は発生しないので、気軽に依頼できるのでおすすめです。

人材紹介会社を使う

フリーランス人材のあっせんをしているサービスもあるので、問い合わせをしてみましょう。
ピンポイントで紹介してもらえます。
例:レバテックフリーランス、geechs job(ギークスジョブ)

知り合いの紹介

周りのフリーランスに依頼するのも一つです。信用があるので、頼みやすいですよね。

フリーランスの見極め方

続いて、フリーランスの見極め方をお伝えします。
大きく4つの観点から見て行きましょう。
①~優先順位が高いところからお伝えします。

①実績が一番

最優先事項は実績です。
あなたのお願いする仕事を本当にできるのか?
と言うのが大事になってきます。
それを口頭ベースでなく、スキルシートや経歴書を共有してもらい実績があるのかを確認してください。

②コミュニケーション能力

その次は、きちんとコミュニケーションが取れるのかと言うことです。
人間性にマッチする方をおすすめします。

③単価

その後に単価を確認していきましょう。

④働き方

最後に、常駐なのかリモートなのかを確認していきましょう。

フリーランスへ仕事依頼~支払いまでの流れ

ここからは、具体的に仕事を依頼するまでの流れをご説明していきます。
例としてWEBシステム開発の場合をお伝えしていきます。

①どの仕事を依頼するのか?

まずは、どの開発を依頼したいのかを考える必要があります。
例えば、システム全体なのか、部分で切り出しするのかを決めます。

②フリーランスを探す

続いては、依頼したい開発ができる人材を探します。
探し方は、上記に記載した方法で進めて行きましょう。

③フリーランスとすり合わせ

良さそうな人材がいれば、実際に話してみましょう。
ここから具体的に案件ができるのかを打ち合わせになります。
上記の見極め方も参考にして、間違いのない人選をしていきましょう。

④契約

そして、契約します。
契約方法は下記に記載します。

⑤仕事開始

仕事を開始します。
随時、進捗報告はもらうようにしていきます。

⑥支払い

仕事が終われば、支払いを行います。

契約方法は請負契約と委任契約の2つがある


フリーランスとの契約は雇用関係ではなく、『業務委託』になります。
「業務委託」とは企業と雇用契約を結ばず、個人事業主として企業と同じ立場で業務の依頼受けること指します。
しかし、法律用語で「業務委託契約」という契約は存在せず、 便宜上作られた呼称であり、実際には「請負契約」「委任契約(準委任契約)」という2種類の契約形態分かれます。
業務遂行・成果に関する考え方が違いがあるので、ご紹介していきます。

2つの契約のメリットデメリットは『これで完璧!開発外注契約は請負か準委任のどちらにすべきか徹底解説』をお読みください。

※アプトリーでは2つの契約書のフォーマットがあるので、活用したい場合はお問い合わせよりご連絡ください。無料で差し上げます。

請負契約

「請負契約」とは、成果ポイントが一定の成果 を前提とする契約で、「仕事の完成」 という成果に対して報酬が発生します。
期日までに納品物あるいは成果物を提出し、発注者が 納品として認識した際に報酬が発生します。

受注側には、納期が遅れたや万が一のトラブルなど、担保責任が発生する場合があるので、どちらかと言うと発注者にはリスクがない契約になります。

委任契約(準委任契約)

「委任契約(準委任契約)」は、受注側の仕事ぶりを期待 されるものの、成果物の完成を約束する契約で はありません。
従って、報酬は成果物の完成で はなく、仕事を対応したプロセスに対して支払われます。
また、この契約では客先に常駐して 作業をするケースも発生しますが、発注側に指 揮命令権はなく、業務プロセスや労働時間、服 装の規定といった業務上の指示を行うことはで きません。

なので、一般の派遣とはここが違います。
委任契約活用の注意点は、受託者が自己の労働者に対する指示・その他の管理を自ら行うことになります。
契約常駐型の業務委託契約を締結して、以下に該当する事項を受託者が行う場合、 適正な業務委託契約として認められますが、これを委託者が行う場合、労働者派遣契約とみなされます。
これは、厚生労働省により「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準 (告示37号)」として定められています。

契約方法はクラウドサインがおすすめ

契約方法ですが、請負契約だと印紙代が発生するので、クラウドで完結するサービスをおすすめします。

特に、クラウドサインというサービスはおすすめで、無料で月に5件まで使えます。
僕も印刷代、郵送代、印紙代が節約になりました。

フリーランスのトラブル対策

よくあるフリーランスとのトラブル事例をお伝えするので、事前に参考にしてください。
詳細と対策は、『フリーランスで相談が多いトラブル事例と解決方法』をご覧ください。

スキルのミスマッチ

スキルのミスマッチはかなり多いです。
なぜなら、フリーランスと言ってもニートのみたいな方でも名乗っている場合があるからです。
なので、大きな案件をいきなりお願いするよりも小さな案件を試してみるのをおすすめします。

人間性のミスマッチ

続いて、多いのがスキルマッチングに注力しすぎて人間性の見極めが甘くなった場合です。
スキルと同じように、あなたとマッチするかどうかを考えるのをおすすめです。

病気・事故・失踪・音信不通

万が一、仕事が出来ないトラブルも実際に経験しました。

フリーランス活用事例

実際に見てヒアリングしてきたフリーランス活用事例をお伝えします。

某上場企業C様

C様はクライアントワーク事業を展開しており、慢性的に人材不足に悩んでいました。
特にプロジェクトマネジメントができる人材を探しており、即戦力のフリーランスを活用されました。

・活用して良かった点
優秀な人材が確保できた

・気になった点
納期が迫っていると人材の見極めが甘くなりがち

人事サービスを展開しているA様

A様は人事サービスを販売しており、システムの新サービス開発と改修を考えていましたが、自社にエンジニアがいないため、開発は外注しています。
しかし、特殊なフロントエンドのフレームワークで開発していたため、開発しにくい状況もありました。

・活用して良かった点
すぐに対象のエンジニアが見つかった。
長期的に採用に繋がる人材を確保できた

・気になった点
希望している技術が特殊なため年齢層が上がってしまった

アプトリー

アプトリーでもフリーランス人材は活用しており、一緒に仕事をしてマッチしたエンジニアを迎え入れました。
元々、人材系の会社でエンジニアの知見は全くなく、どのエンジニアが優秀かどうかの見極めは難しいのが現状でした。

・活用して良かった点
仕事ぶりをみてからエンジニアを採用できた

・気になった点
マッチする人材は10人中3人ほどだった。

リエールファクトリー様

リエールファクトリー様も日ごろからフリーランスを活用していますが、
納期が間近の案件に対して対応できず悩まれていました。

・活用して良かった点
人材が多く即日対応してくれた。

・気になった点
良いフリーランスを見つけたが、稼働時間が少ないのが懸念点だった。

最後に

いかがでしょうか。
僕もフリーランスと仕事をしながら成功している企業とトラブルが多い企業を見てきました。
その違いは何にあるかと言うと、【単なる外注ではなくチームとして見ているか?】という点に気付きました。
しっかりコミュニケーションを取ることが成功する秘訣だと思います。

最後に、単純に仕事が忙しいという理由でしたら、正社員にこだわる必要がないというのが僕の考えです。
そんな時にフリーランスがおすすめなので是非活用してみてください。

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■アプトリーが力になること
①ホームページ/WEBシステム/アプリ開発。
フリーランスと仕事をして採用に繋がる紹介予定業務委託

②プロフェッショナルのフリーランスエンジニアを紹介
毎月の固定費を変動費へ

③採用人事コンサルティング
人材専門スタッフが御社へ常駐し、右腕として課題解決に従事します。

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