今回は平均より少し入院日数が多かった
だからか多少、家が恋しくなったな
家に戻ったらあれをしよう、これをしよう
釈放日前の夜、天井を見つめ考えていた

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はっ
何かに気が付く自分がいた
結局いつもそうなんだよ
その場その場でいつも気持ちは現実逃避
都合よく現実逃避
家に帰ったからって何かがあるわけではない
アラフォーの無職が生息する場所
家賃知ったら失笑されるようなボロアパートでしかない
そこに戻ってあれをしてもこれをしてもそれは暇をつぶすだけの行為でしかない

仕事してたときもそうだった
全体的な疲れから、辞めたらあれをしようこれをしよう
その世界に無理やり光を見出していた
そして飛び込んだその世界は光など存在しなかった
こうやって都合よく何年も生きてきてたどり着いた場所がいまなんだ
強い人間というかまともな人間というか、そういう人たちはこのような考えなど持たないんだろうな。持ってても大人になる過程で更生していくものだと思う
俺はこれから18歳になり初めて社会と向き合ったあの幼いころに戻り1からやり直さなければならないんだ。
そんなことを思いながら目を閉じた

入院中、堕落に抵抗するためだったのか介護系の本を持ち込んで1冊読み切った
きっとまだ俺の中に種は埋まっているはず

釈放日の朝、採血を2回して身支度をする
朝食はない
普段ノロノロしてそれを指摘されるような人が多いが釈放日の身支度はすさまじく速い
そんなもんなんだよこういう集まりはw

みんな健康状態に異常がなければ治験終了
俺は1回目の終了時、何か異変があったらしい
ああっ・・・
前回とまた同じか
もう治験に適した体ではなくなったのか
医師とスタッフが俺のデータを見て何か話している
結局人生の合間合間に治験やる人生になるだろうからここで失格の烙印を押されるのは経済的にかなり不利になる
もう心が暴走しかけていた
だが今回は直積指摘はされなかった
どうやら2回目の時その辺を要観察みたいなところでとどまったようだ
2回目には異常が見られず無事に治験を終了することができたのだった

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23枚ある
4か月に1回しかできないがアラフォーのサラリーマンの手取りくらいかな
リスクを考えると高いのか安いのかは人それぞれというか階層それぞれというか・・・

コーヒー、アルコール、ジャンクフード
そういったものはご法度だったのでシャバに出て一番最初に口にしたものはコーヒーだった
家に帰って最初に食べたのはカレーだった

帰宅時バスを使えば30分のところを俺は2時間歩いた
治験中運動はできないのでとにかく動きたかった
ひたすら早歩きで進むと30分くらいで右足が軽い肉離れのような状態になった
そりゃそうだよな
入院中食事とトイレ以外はベッドの上で過ごしてたからな
筋肉が弱ってたんだろう



ここまで治験について読んでいただき誠にありがとうございます
普段のダラダラ過ごすどうでもいい無職の日常記事より熱が入りました
特別なことやってる自分を知ってほしいみたいなものがあったと思います
治験の記事は退院してから書いてますが治験入院中の記事は前もって書いたものでした

読者の中にもまだ働く予定はない
会社辞めてしばらく休みたい
そんな人はいると思います
これを機にチャレンジすることをお勧めします
お金も魅力的ですがそれ以上に治験入院という特殊な空間で自分は何を思うのか?
そこに焦点を当ててやってみることを強くお勧めします
まともな人間なら「働いているときこそ輝いていた」
そんな風な結論に達すると思いますよw
ジェネリックの治験ならまず健康被害はありません
向精神薬だったら辞退すればいい
毎回一定の人数辞退者が出るので気にすることはありません