お疲れ様です。


菊花賞の枠順が確定しました。


菊花賞2018枠順
1枠1番アイトーン57国分恭
1枠2番グレイル57岩田
2枠3番ブラストワンピース57池添
2枠4番ジェネラーレウーノ57田辺
3枠5番エポカドーロ57戸崎
3枠6番メイショウテッコン57松山
4枠7番ユーキャンスマイル57武豊
4枠8番カフジバンガード57幸
5枠9番エタリオウ57デムーロ
5枠10番アフリカンゴールド57松若
6枠11番コズミックフォース57浜中
6枠12番フィエールマン57ルメール
7枠13番タイムフライヤー57和田
7枠14番グロンディオーズ57モレイラ
7枠15番オウケンムーン57北村宏
8枠16番ステイフーリッシュ57藤岡佑
8枠17番シャルドネゴールド57藤岡康
8枠18番グローリーヴェイズ57福永
(色分けたものの目がチカチカしたらすいません笑  ちなみに僕は結構チカチカしました。)


外枠馬の好走もありますが、ここはベタに内枠が良いレース。

今年は外枠の馬の奇襲さえなければ隊列は内の方から作られていきそうですし、有力どころ、人気になりそうな馬が内目の枠を引いた事で、それぞれ実績どころが力が出せる一戦になるかなと思います。


中でも枠並びを見て、良い枠を引いたなと思うのはこの馬ですかね。



下手な騎手なら仕掛け一つで最悪な枠に変わってしまう可能性もありますが、まあこの鞍上なら好枠を生かしきってくるでしょうね。良い枠だと思います。


という事で、昨日の続きの考察の方へといきましょう。


今晩は春の実績馬編です。

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【菊花賞2018出走馬全頭考察】



ジェネラーレウーノ
皐月賞、ダービー共に本命を打った馬で高く素質を評価している馬。春のクラシックでは皐月賞、秋は豊富なスタミナから菊花賞に向くと早くから書いていた馬で個人的にはトコトンこだわって三冠全てに本命を打ってやろうかとも考えさせてくれる馬である事は確かです。関東馬の不振ということもあってか一週前に栗東入りさせて陣営の本気度を感じる臨戦過程も良し。ただ、牽制ではあるのかもしれないが、やたらに前走から逃げ宣言をする陣営にはやや疑問点もある。前走で上手な競馬が出来ていただけに好位から早め早めの競馬の方が良いのでは。(※大逃げ馬の二番手は楽でもあるが仕掛けどころ次第では最悪のポジションでもある。その前走に関しては中山コースベスト舞台の田辺の落ち着いた騎乗も大きかったかなと。)【C】


グレイル
結論からすれば紛れがあるなら台頭も考えられる一頭も、まだ腰が甘くレースの流れに乗るのが第一の課題という今の段階では現状では少々苦労するのかなと。前走時も来年くらいには中距離のG3G2あたりならもう1つ2つぐらい重賞を…と書いた馬で本格化はまだ先。淀の長距離戦では怖い岩田を武器にどこまで太刀打ち出来るか。【E】


オウケンムーン
あまり向いているとは言えないであろう中山で好走できた事は復調への収穫ではあったが展開も向いた事も事実。京都コースに替わることはプラスになりそうだが一気のメンバー強化で果たして。距離自体は問題ないので少しでも有力勢より内を引きたい。【E】


コズミックフォース
京成杯の競馬ぷりやダービーでのレースぶり、そして前走の何もない負けっぷりを見ると適性というか得意パターンがイマイチ掴みにくい馬ではあるのだが、早々と書いていた母ミクロコスモスのイメージで、良い脚を長くは使えないというのが正しいか。こういったタイプと見れば菊花賞はどうにも合いそうにはないが、もしもダービーのように一発があるとすれば極端な内枠を引いて二周目の直線までほぼ何もせずトコトン脚を溜められた時だろう。【E】


アイトーン
テンの速さが一段違うマルターズアポジーがいた前走の札幌記念は自分の形に持ち込めず全く競馬にならず。是が非でも今回はハナに持ち込むでしょうし、形にこだわりどこまで…といったところだろうが、同脚の馬や早めに抜け出したいといった有力勢も多々いるココでは苦戦は避けられないか。ただ、デキは良さそう。【F】


エタリオウ
まずこの馬に関しては、距離延長に不安を感じることもない一頭で力も足りる。不器用脚質でリスクを伴うが、思い切り一つでなんら馬券内に突入されても不思議ではない一頭だとは思います。しかし、この馬の癖と鞍上デムーロの現況を考えると強く推せない面があり、この馬が今まで三人の騎手騎乗停止に陥れた問題児である事は周知の通り(個人的にはこういうタイプは好きですが)。一夏を越してもその悪癖は改善されておらず、その現況で、鞍上には先週の日曜最終レースでも結構なアレをやらかしていて裁決の最重要マーク騎手となっているであろうデムーロというタイミング。来週には当騎手がお気に入りの天皇賞でも勝算アリのスワーヴリチャードの騎乗を控えている段階で一か八かのレースが出来るかとなると…といったところだろう。それじゃなくても自信のなさそうな騎乗ぶりを見る限りデムーロの淀の長丁場はマイナスなのに、更に他に迷惑をかけない安全策を取っての競馬となればロスは避けられそうになく、そんなゴールドシップのような豪快な競馬で勝ち切るほど力が抜けてもいない。【D】


メイショウテッコン
秋の注目馬にも取り上げた一頭で、神戸新聞杯が合いそうと書いた馬。その通りの善戦があったのですがレース後の回顧はこの通り→「スタート直後挟まれるも外からハナへ。馬の気分を害さない松山騎手の戦略と好判断光りペースにも恵まれたが力負け。コーナーリングが下手なタイプでもなく京都の長丁場が悪い方には向くとも思わないが、どちらかいえば阪神向きのパワータイプな雰囲気も。今回出してしまった事で本番はほぼ逃げの手に出なければいけない状況となり、結構難しい競馬を強いられるのでは。こちらも本番で前進を狙うならジョッキーの腕と好枠が必要となる。」立ち回り一つで通用して良いセンスはあるが、G1の前哨戦のレースぶりというのは本番へ向けては非常に重要で、ラジオNIKKEI賞ではリズム重視なら控える形も取れた段階で、逃げの手に出たことが今回どう影響するか。枠次第。【D】


エポカドーロ
今年の3歳が初年度となるオルフェーヴルの産駒で未知な面が多くスタミナを心配される声も多いようですが、距離延長は必ずしもプラスにはならないとしても立ち回り一つでこなせる範囲ではないだろうか。スタートで躓き落馬寸前のシーンもあった前走は自分の形にならず参考外も、それでも大きく崩れなかった事は評価して良い。そのスタートに関しても本来ゲートを含めて、二の脚、折り合い、立ち回り、操縦性とセンスのある馬なので二度同じ失敗はしないだろう。今年の京都の馬場の雰囲気もこの馬には向きそうで、センスの良さを生かせる枠さえ引ければ巻き返せる。あとはこの舞台に全くイメージのない戸崎がどこまで強気に乗れるか。ただ、今年の牡馬クラシックでレースのカギを握ったのは全てこの騎手。ラスト一冠も戸崎ワールドに持ち込みたいところだろう。【B】


ステイフーリッシュ
キャリア1戦で中谷を乗せてのホープフルステークス好走。京都新聞杯の勝ちっぷりからも素質は重賞で常に上位を狙えるだけのモノがあるのは間違いないとは思うが、ハードトレの矢作厩舎でもビシッと攻めきれない非力な面があったり気性面で難しいところがあったりと、常に力を出し切るのが現段階では難しさを感じる馬。前走は、あまりよろしくない瞬発力勝負問われるレースとなり伸び切れなかった分は悲観する事ではないのだが、その形を嫌い自分の形で積極競馬をしたとしても現時点で三千メートルで粘り込めるだけの底力があるかとなるとまた微妙。やや取り扱いが難しい馬だが、買っても押さえまで。【E】


タイムフライヤー
トンネルモードだった春を思えば前走は復調を感じたレースではあったが、ジョッキーは最大限上手く運んではいたたものの終始力み気味だった走りを見ても距離延長は今の段階ではどうか。道悪にでもなれば全くないとは言えないが…。【F】


ブラストワンピース
530キロそこそこある馬体、瞬発力はあるが決して器用さがある訳ではない特徴云々考えても菊花賞向きかと問われると正直ウ〜ン。と考えさせられるのですが、ダービーは主戦の池添が悔やむほどのミス騎乗で落とした一戦でもあり、ココまでのレースを振り返るならば世代トップクラスのレースをしてきている事は間違いない。新潟記念からという異例のローテにはなるが、今までのローテを考えても使い込むよりよりもフレッシュな状態の方が良さそうなタイプで、先週のアーモンドアイを見てもノーザンファームの外厩施設を使用出来る馬ならば、今や休み明けを嫌うような時代でもないのでしょう。特徴を考えても極端な内枠よりかは中〜やや内目の枠ぐらいが良さそうで、そこさえ引いてある程度の位置を取れるようならラスト一冠を世代トップクラスの能力馬が掴み取る可能性も十分考えられる。馬体や特徴で嫌うよりかは枠次第で素直に評価したい。【B】


以上です。


クラシック最後の一冠まであと3日!


じっくり考えつつ楽しみましょう。

好枠はこの馬

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