最近、読んだ本。

 

「気にしすぎてうまくいかない」がなくなる本 [ 大嶋信頼 ]

 

 

売れているし、タイトルに惹かれて買ってみたんだけど。

 

これを読んでいて「またか」って思ったけど、メンタル弱い人ってやっぱり幼い頃の母親の愛情が不足してるんだねぇ。

 

まさか、この本を読んでいて、子供の頃の母親との関係が出てくるとは思ってもなかった。なんでも過剰に気にしすぎる性格も結局そこか!って思っちゃった。

 

私は虐待とかされたわけじゃないけど、生後100日で保育園に預けられて、母親の愛情不足はきっとあったと思う。

寂しい思いをしたのははっきりと覚えてる。

 

この本に書いてあったのは、ネズミの実験の話。覚えてる限りで書くからそのまんまの内容じゃないけど。

 

ネズミを、2組に分ける。

生まれてすぐ母親から離される子ネズミと、そばに母親がいる子ネズミ。

子ネズミが不安やストレス状態になると、そばに母親がいれば母親が寄り添って安心させてあげる。安心した子ネズミは不安やストレス状態がオフになる。

 

母親から離された子ネズミは不安やストレス状態をうまくオフにできなくて、ずっと不安な状態が続く。あとで仲間の中に戻しても、安心と不安な気持ちのオンオフが上手くできないまま。←まさに私。

 

 

幼い時に理由なく不安になったり泣いたりしたらすぐに母親が駆けつけて「大丈夫だよ」ってって安心させてあげるコトってとっても大事なんだなぁって思った。

 

不安になった後で『安心する』っていうスイッチを母親に教わらずに、知らないまま育つといろんなメンタルがヤられちゃうんだね。

 

そりゃそうだなぁーって納得。

普通なら自然と身につく技を持ってないんだもん。

 

 

かといって、境界性パーソナリティ障害も不安障害も、気にしすぎる性格も、母親のせいにできない。

いくら原因を知っても過去の人生なんて変えられないんだし。この場合の原因改善ってできない。

 

 

お酒を飲みすぎだとか、糖分とりすぎだとか、睡眠不足だとか、運動不足だとか、今現在の原因なら変える努力はできるのになぁー。

 

 

でも単に性格から『気にしすぎてうまくいかない人』と、精神疾患ありの『気にしすぎてうまくいかない人』の差ってなんだろうな。

この本はきっと普通の人が読んでいるんだろうし。

 

 

よくわからなくなったけど、この本には日常生活の中で問題を気にしすぎてうまくいかなくなる意識の落し穴に気づくタイミング、コツが満載で読んでて面白かったな。

 

 

 

 

 

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