ムラで一度見てきた宙組の『オーシャンズ11』
東京では2回見ることができました
6月20日(木)13時半
どちらも友の会で取ったので、大変良いお席でした
2回目はせーこちゃんと一緒
通路がすぐそこで、私たちの横にはもえこ(瑠風輝)が来てしゃがみました。美しかった
1幕と2幕のタイトル幕に違いがないなーと思っていたところ、せーこちゃんが「ミラーボールがあるかないかだけだね」
あ!本当だ!2幕はミラーボールがない!
・・・本当に私って見えてないなぁ、、、そしてせーこちゃんは見えてるなぁ。。。
気をつけよう!うん
大好きな『オーシャンズ11』
最初からテンション上がる
1幕終わりもテンション上がる
フィナーレもテンション上がる
ずっとテンション上がる
休憩時間もテンション維持
3時間、こんなにテンション高いまんまでいいんだろうか。
人間の身体的に大丈夫なんだろうか。
とりあえず両日のアドリブをば。
ソールのアドリブ
6月20日
「お客様、お席のご用意ができました!こちらです!」と、膝を立てて座り、自分のお膝に座るよう促すソール。
ああ、これは(いつもだけど)全員をじっくりゆっくり見たい!
7月10日
「お客ちゃまー・・・迷子でちゅかぁ?泣かない、泣かない!べろべろばー!べろべろばー!べろべろばー!」
顔を隠して晒してのべろべろばー!を3回!
手をよけるたびに、どんどん変な顔になっていくすっしーさん(寿つかさ) 。これも全員をじっくり見たい!
11メンバーはみんな「3回!?」というような表情をして顔を見合わせていました
すんちゃん(桜木みなと)のオーナー室でのアドリブ
6月20日
「みんなで片足スクワットをしていたんだー」
で、誘われたテス。
ピンヒールのままなのに、片足スクワットができちゃうまどかちゃん(星風まどか)に、客席はもちろん舞台上もビックリ。拍手だわ
7月10日
「みんなでプロレスをしていたんだー」
慌てて二人一組になる面々。プロレスなんだけど、みんなの動きが柔道みたいで面白かった。
それから、
キキちゃん(芹香斗亜)演じるラスティーのジョンソン先生
6月20日
キキ「救急医療センターのジョンソンです。
この患者は・・・ヘクション!!・・・え?・・・え?」
ずんベネ「あなたお医者さんですよね?」
キキ「救急医療センターのジョンソンです。
この患者は・・・ヘクション!!・・・え?・・・え?」
くしゃみをすると全部忘れちゃうジョンソン先生 かわいい
そしてラストは
「この患者は・・・へ・・・へ・・・心臓疾患の持病が」
乗り越えた!!拍手
7月10日
この日はおじいちゃんジョンソン先生だけど、セリフは割とスムーズに進むなーと思っていたら心臓マッサージ中に寝ちゃうジョンソン先生
ずんベネに「先生!何寝てるんですか!?」と起こされて、再び「救急医療センターのジョンソンです」と振り出しに
でも、今日はそこまで変なことしないし、意外と大人しいなーと思って見ていたら、患者を運ぶ段階になって、
突然猛ダッシュする
ジョンソン先生
ずんベネ「怖っ」あれ、本音出ちゃったでしょ
怖かったけどね
なお、今回の演出変更点として、
ジョンソン先生が花道からハケずに、上手舞台袖で白衣を脱ぎ、カツラを取るわけですが、私はこれが大好きです
『スカーレト・ピンパーネル』もそうですが、
男役さんが舞台上で扮装をといてカッコ良くなる時の姿が大好きなんです
おもむろに後ろを向いて上着を脱いだ背中
カツラなどを取って、髪の毛をすっと掻きあげ整える仕草
じゅるるるる・・・(ヤバキモい)
さっきまで面白かったのに、突然の色気噴出
じゅるるるる・・・
ああ、小池センセーありがとうございます!ございました!!
ムラで見た時よりもさらにシャープになる真風(真風涼帆)の歌声
真風節は全開なので、数か所語尾を下げたら、語尾が上がるところがより強調されていいんじゃないかと思わなくもないけど、でもそんなことを打ち消すくらいにひたすらカッコいい
今までロン毛のカツラや賑々しいお衣装が大劇場で2作続いたけど、
実は
素に近い
削ぎ落としたヘアメイク&衣装が一番カッコいいって強すぎるわ。
(なのに次作『El Japón-イスパニアのサムライ-』もロン毛で飾りの多いコスチューム系のお衣装だわ)
開襟も、ジェントルだったりニヒルだったりする微笑みも、立ってるだけでもカッコよくて、、、
7年前、真風が『Étoile de TAKARAZUKA』の新人公演で羽根を背負った時に、あまりにも出来上がってて、
母と二人で「凄すぎる!カッコいい!自分がどんな男役が好みかとか、そういうことは無関係!好みは関係なくカッコいい!」と盛り上がったものですが、
休憩時間や終演後にいろいろな声を耳にするにつれ改めて思います。
真風は好みうんぬん
関係なくカッコいい!!
自分のお好み男役さんが真風と真逆のタイプだったとしても、真風はカッコいい!
真風スゴつよ
キキちゃんは、ムラ&6月の観劇時、滑舌に若干の不安があったのですが、7月には改善されていました。良かった
セリフが立て込んでくると滑っていくという印象かな。
でもキキちゃんはポジション的にもキャラ的にも説明セリフや早口セリフが多いから、今後もピンチは訪れるかもしれない。
説明セリフが滑ると説明の意味をなさなくなってしまうのが心配
歌になると非常に聞き取りやすいし、そもそも歌の時の低い響きは、美しく心地良く胸に響くのがすごくいいのよね
けど、セリフになると声のトーンが高く上がっちゃうから、余計にセリフが上滑りしていくのかも。
キキちゃんのキャラとしては、早口でタララララーと話すのはとっても似合ってるんだけどな。
とは言え、やっぱり私好みのカッコ良さで、特にフィナーレのあごに手をやって頷く振りは何度でもリピートしたいです
ああ、なんてチャラいんだ
そして終演後に思ったことは、
キキちゃんの醸し出す空気って、まあ様(朝夏まなと)っぽい。
とにかく明るくて眩しい、太陽のような人
真風にはまだまだ続けてほしいけど、キキちゃんの時代も早くも楽しみ!そんな気持ちになりました。
まどかちゃんは、ムラでは相当ねね(夢咲ねね)っぽいセリフ回しや表情で、休憩時間にも「ねねちゃんみたい」の声が多かったんですが、
すっかり“ねねみ”がなくなって、完全にまどかちゃんのテスになっていました
でも、決してロリコンじゃなかった!
ちゃんと20代半ばくらいの女性でした。
こんなにも変化するんだから、本当に舞台って面白いわ
1幕ラストの階段の上がり方も、ムラよりずっと美しくスマートに上がるようになっていました。人の成長を目の当たりにするって(自分が年を取ってきたせいか)うれしいのよね
成長と言えばずんちゃん。
観る前は、あのずんちゃんに本当に悪い大物なんかできるのかなと不安でしかありませんでした。
ムラでも、みんなに助けてもらってるけど真風&キキに襲われたらひとたまりもないよねな印象でした。
今回は、、、
一生懸命虚勢を張っている感じはあるけど、イライラする感じが非常に根っから悪くて良かった!
いろいろ成功させてる大物のくせに、
こんなことでイライラカリカリしちゃって、
この人ちっっちぇー(笑)って感じが、新しいベネディクトを感じさせました。
堂々としているだけが悪者じゃない!んだね、うん
ああ、こいつはオーシャンズ11にやられるわ。
でも、きっとタダじゃ転ばない。
またすぐに立ち上がって、ダニーやラスティーが「アイツ懲りねーな」って笑うんだろうなという気がしました。
Never Give Up!
それから、特に「お」と思ったのはかなこ(春瀬央季)のハロルド。
「私は蛇ってこと!?」と憤慨するダイアナに、東京のハロルドは「私は好きよ、爬虫類~」と言いながら追い掛ける仕様になっておりました
その他の場面でも、ムラよりずっとキャラが際立つようになっていて、、、
かなこは乙女心を掴むプロデュース能力がちゃんとあるのに、それをステージ上でちっとも発揮できていないことにもどかしさを感じていました。
少しずつではありますが、表にわかりやすく出るようになってきたように思えてうれしかったな
そしてムラでは強烈キャラでびっくらこいた、せーこちゃん(純矢ちとせ)のクイーン・ダイアナ。
(せーこちゃんと一緒にせーこちゃんを見る喜び)
こなれてきて、馴染んできて、
ムラでは強烈さばかりが際立ったように思えたけど
東京では、
この人がこの感じでどんな風にディーヴァとして君臨していたのかがわかるようでした。
きっとそれまでベネディクトが作り上げていたステージは、
とてもパワフルで
ゴージャスで
エコ?何それ、おいしいの?なくらい
ベッカベカにエネルギッシュ
だったんでしょう。
ついついテスを引き立ててからのステージばかり考えてしまいますが、あっちが異例中の異例。ベネディクトの新機軸
そのことを忘れて、今まで見てきた可愛さのあるダイアナとテスでいろいろ判断してしまっていました。
やっぱり私の脳みそは固いなー。
そう考えると、
すごーく大人でセクシーで迫力満点のクイーン・ダイアナのステージも見続けたいし、
新ホテルのエデンはテスメインの優しさあふれるエコステージ
パラディーソをはじめとした従来のホテルはダイアナをメインとしたラスベガスらしいゴージャスなステージをお届けする・・・ってことで、良かったんじゃないかな??
なんて。
せーこちゃんとあっきー(澄輝さやと)、りく(蒼羽りく)の退団公演
この3人は、大空祐飛時代から宙組を見始めた私には、とても思い入れが深い面々です。
あっきーとりくの新公主演や、せーこちゃんのバウヒロイン。
そして活躍の場がどんどん広がっていく姿を、かなりきちんと見続けることができた3人。
成長を目の当たりにするってうれしいとさっき書いたけど、まさに目の当たりにしてきた3人でした。
宝塚に限らず、野球でもサッカーでもアイドルでもきっと何でもそうだけど、初めて好きになった時代って、ある種刷り込みみたいなもので、きっと永遠に最高なんじゃないかと思う。そんな、私にとって最高の世代の中間地点が彼女たちです。
だから淋しさもひとしお
特にダイアナが「さよなら」と手を振って去るシーン
そしてフィナーレであっきーとりくがメインで踊るシーン
さらにはパレードで3人が並んで階段を降り、顔を見合わせてニコニコいちゃいちゃするシーン
胸が詰まる。。。
千秋楽のチケットはないし、LVのチケットもないので、大人しく選挙に行こうと思っていますが、一応当日券を狙おう!
きっと89期のお花渡しはかいちゃん(七海ひろき)だし(←そこ!)