2019年10月 1号2号発電所 発電実績レポート
こんにちは、健四郎です。
あっという間に11月に突入しましたが、まだ晴れている日は暖かく過ごしやすい気候が続きますね。
今月も10月の発電実績が出ましたのでレポートしていきたいと思いますが、前回の記事でもご紹介した通り第2発電所が10月から稼働を開始しております。
前回記事。各発電所スペックも掲載↓
そこで今月からは2基分の発電実績を比較などしながらレポートしていきたいと思います。
2号発電所の初陣はいかに!
2019年10月 1号2号発電所 発電実績
まずはそれぞれの発電所の対業者発電量の実績を発表します。
1号発電所
2号発電所
1号発電所の方は業者予測に対して97.7%と健闘していましたが、2号発電所は81%と伸び悩みました。
売電額はそれぞれ1号150,465円(21円単価)、2号104,922円(18円単価)でした。
2号の稼働開始は10/3の午後ですが、それを差し引いても冴えない結果となりました。
そもそも業者予測が甘過ぎか?
同じ町内で1号は92.4kWのカナディアン多結晶(角度20度)、2号は81.6kWのサンパワー単結晶(角度10度)です。
こちらは各発電所の月内発電推移です。
1号発電所
2号発電所
どちらの発電所も同じ町内のため、気候はほぼ同一条件です。
グラフの凹凸も同じように動いているのがわかります。
それでは平均発電量や、最高・最低発電量はどうだったでしょうか?
1号発電所
2号発電所
1日あたりの最低発電量はどちらも20kWhでした。
しかし1日あたり最高発電量は29kWhの差、平均でも30kWhの差がありました。
パネルメーカーは違いますが、方位はどちらも真南なのでパネル容量約10kWの差、角度20度と10度でこれくらい違います。
では、10kWのパネル容量の違いはどれくらいの費用の違いになるのでしょうか?
上記のサイトを参照すると、最新の相場で40~49.9kWのシステム設置費用相場は約18万円/kwでした。
10kWの容量の違いがあるとすると、単純に180万ほどの費用の差です。
(実際のところ1号と2号は売電単価も違い、契約時期も異なるのでもっと費用の差はあります)
まだ今月の差を比較しただけですが、仮に毎月平均900kWほど(1日30kWの差として30日分)差が出るとしたら年間で10800kWh違います。
18円単価なら年間売り上げは194,400円違うことになります。
20年では388万ほどの差となります。
なんども申し上げますが、パネルメーカー、パネルの種類、角度、売電単価(契約時期)が違いますので正確な比較ではありません。
ただ10kWの違いというのは20年間で結構大きい売り上げの違いになりますね。
だからこそ、パワコンの保証が効く範囲で最大限のスーパー過積載・角度10度で土地に設置できる最大容量のパネルを敷き詰めるというのが、近年の売電単価が下がった現状で主流となっているのでしょう。
最近ニュースを見ているといよいよ新設太陽光の固定買取制度は終了という流れのようです。
ただ、過去に申請して取得した売電単価の土地で未着工のものは結構残っているはずなので、しばらくはそれが順次放出されていくことですぐに太陽光発電の新設案件がなくなるということにはならないでしょう。
(失効期限があるので徐々に減ってはいくでしょうが)
これから発電所立てられる方は、こういったパネル容量の違いによる20年間の売り上げの差と、初期費用の差を比べながら考えられるといいのかもしれません。
知らんけど
おわり
先月の発電実績はこちら