バレエの型と型をスムーズにつなげよう | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまこんにちは!

 

一週間が早すぎて迷子になっております。

 

金曜だって!!

 

信じられない。

 

今日は型の話なんですが

これをしっかり理解して覚えている人って

もう何やってもバレエになるし

新しいアンシェヌマンでも迷いが少なく

スッと自分のものにできるような気がします。

 

バレエにはアラベスクなどのポーズもたくさんありますが

エポールマンやポールフドブラなんかにも

たくさんルールがあって

型にはめて踊る必要があるわけですよね。

 

ただ、このルールがバレエの世界で統一されているかといえば

そうでもない。

 

ロシアでもエスぺとモスクワでは

型が違ったりするらしい。

 

日本なんかは無国籍バレエなので

いろんな型がミックスされていることも

あるんではないかと思う。

 

ロシア人に指導してもらって

今でも顔や体の向きは注意されます。

 

「そうなったらそんな顔の向きであるはずがない」

という感じなので

もう決まりの型が頭の中に入っているのでしょう。

 

例えばですが

 

バーでタンジュでデュバンに出たら

顔は横向き頭頂部は斜め後ろ。

 

(アラセゴンならまっすぐ正面。ロンデなんかでは省略もある)

 

デリエールは顔は横向き頭頂部は斜め前!

 

なのです。

 

何も言われなかったらそうしないといけないみたいです。

 

例外はもちろんありますが

そう振り付けられた時だけ、そうするという感じです。

 

ワガノワのバーなんか見ていると

バーにずらっと並んだ生徒が一糸乱れず

レッスンしている動画がありますけど

 

そこでも頭の角度がすごいことになっているのに気がつきますかね?

 

それがロシアの型なんですかね。

 

あれは訓練されてない人がやると

身体も振り回されて首故障した人みたいになる可能性大です。

 

ボディがしっかりしているから

あんなに大きく胸から上を動かせるんでしょうね。

 

頭が大きく後ろに倒れる箇所もあり

やってみると胸の柔軟性が必要だとわかります。

 

お腹で仰向けになったら苦しいですからね。

 

高速のロンデでも前から後ろに行くまでに頭が前後に振れますが

 

これがスムーズにできるかどうかが大事です。

 

いちいち考えていたらダメなのです。

 

型は型で覚えるけれども

その軌道も自然なものでなくてはいけない。

 

腕もアンオーとアンバがキレイにできても

そこに行くまでに変な軌道をとってしまう人はいると思います。

 

ただ、アンオーなどの見えている部分じゃない

中のほうが(曖昧な言い方で申し訳ありませんが)

身体の動かし方というか

使い方というか・・・

 

そこが「バレエ」になっていると

おのずと美しい軌道を描ける

教わらなくても美しく動けるということが

あると思います。

 

いつも

 

身体の使い方さえバレエにしてしまえば

どんなパでもそれなりにできる!と言っています。

 

土台が大事ね。

 

一番難しくて厄介なんですが。

 

顔の向きって

結構後回しにしてしまいがちです。

 

レッスンしていても見ている方向がみんな違ったり

なんとなくで顔つけてしまったり

することもあるんじゃないでしょうか。

 

先生も「こういう時はこう!」とあまり強く言わないかな?と思います。

 

でも、自分の中だけでも厳格にルールを守ってレッスンするといいと思いますよ。

 

「それは違うよ。」

 

と言われたら直すほうが簡単です。

 

顔の向きどっちだっけな~

と思っていると迷いが見えますから。

 

腕と顔と体の向きはそれぞれ色んな形があるうえ

本当に「この向きのとき、この腕だったら顔の向きはこれ!」というのが2、3パターンあるわけですよ。

 

そういうのがスッと出てくるようになると

上級の仲間入りですかね。

 

正しいと思っていたこともスタイル(メソッド!!っていうんだった!)が変われば

間違っているといわれることもありますから

柔軟性を持ちながら

色々な型で踊れるようになると

重宝されるプロダンサーになれます。

 

あ、プロじゃなかった・・・

 

時々かたくなに自分の習ってきたことを崩さない人いますからね!

 

注意しましょう。

 

その時だけ違う方法で試してみればいいんですよ。

 

使い分けをして器用に踊れることも必要です。

 

大人は。

 

 

子どもは厳格なスタイルを叩き込まれることで

バレエを確立していきますから

 

色んな教室に行くのはおススメできないということです。

 

まるで誰かがそういったかのような言い回しですが

 

私が思っているだけでした♪

 

 

ではよい週末を!

 

 

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