昨日の記事で池袋へ行った目的は、運動も兼ねて少し長い距離を歩きたかったので、前から歩きたかった弦巻川の暗渠巡りをしようと思ったからです。
東京時層地図 - Japan Map Center, Inc.
それなら3密も関係ありませんからね。
弦巻川とは、その昔、池袋から江戸川橋まで流れていた短い川。現在では暗渠化されており、その姿も面影もありません。
この近辺の暗渠では、以前に歩いた谷端川、水窪川に続く3本目の川となりますが、今ではドブすらない豊島区近辺に、昔は3本も川があったというのに驚きます(*゚д゚)
まずはじめに向かったのは、西口のメトロポリタンホテルの前にある広場。
ただの広場かと思いきや、ここには、
池袋地名ゆかりの池なる碑が建っています。
サムネイルの関係で写真を前後させてしまいましたが、
ホテルの前にこんな広場があるんですよね。
元池袋史跡公園という名前の公園のようです。
ちょうど交差点にあるので、知らない人にはただ歩道を広くとった場所にしか見えないと思います。
石碑の傍にある解説文。
池袋は、今では想像もつきませんが、その名の通り多くの池があったことに由来しているようです。
ここにあった池から流れ出た弦巻川は、雑司が谷を通り江戸川橋まで流れていました。
これが復元された池でしょうか。
しかし、Googleマップで見てみると、
丸池(弦巻川水源)跡は、この裏になってるんですよね。
見てみましたが、
なにか碑があるかもと思いきや、なにもありませんでした……。
Googleマップのポイントがずれているだけかもしれませんが、もしかしたら、丸池はこのブロックに広がる大きな池だったのかもしれませんね。
もうひとつ気になることが。
石碑の解説ではこの場合が水源となっていますが、暗渠歩きに欠かせないiPhoneアプリの東京時層地図の文明開化(140年前)の地図を見てみると、
水源はここではない!(゚Д゚)クワッ
もう少し北西側から流れているんですよ。
というか、この地図には丸池も書いてないな?
アプリはこちらを参照。任意の場所で、複数の時代の地図が見れる面白いアプリです。
東京住まいで散歩好きな人は、入れておくとけっこう楽しいですよ(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ
水源があるのは、この先に見える森?の奥ですね。
行ってみましょう。
道沿いに進み、水源と思しき場所へ着きました。
そこは、
地形的にも若干坂になっているので、丸池よりさらに上流の山の斜面のこの辺りに、最上流部となる小さな湧水があったのかもしれませんね。
なので、当ブログ的には、
ここを弦巻川の水源とし、スタート地点にしようと思います ( • ̀ω•́ )✧
では、弦巻川暗渠散歩スタートです!
芸術劇場の脇を進んだ先が、先ほどいた池袋地名ゆかりの池の碑がある丸池跡になります。
元池袋史跡公園前の交差点へ戻ってきました。
右がホテルメトロポリタンです。
川は写真正面の建物のほうへ流れていたと思われますので、いきなり道がありませんw
なので、奥の道から迂回します。
角を曲がると、いい感じに下っています。
今まで気にして通っていませんでしたが、こうやって歩くと川の流れを感じる傾斜ですね。
南口の大ガードに出ました。
弦巻川は、正面にあるマンションあたりを通っていたようです。
それっぽい道が二本ありますが、
こっちかなぁ?
この先はどのみち川を追えないので、こちらを進むことにします。
昔の地図を見た感じ、川が流れていた場所は緩やかな谷になっていて少し低かったようですが、今ではもうわかりませんね。
進んだ先は、線路で行き止まりでした。
引き返して大ガードを潜りましょう。
しかし、川があった感はまだまだゼロですね(⌒-⌒; )
この記事で歩いたルートはこんな感じです。
暑い時期の散歩は、
これが重宝します!
自分的にはもうこれがないと暑い日の外出は無理です。着けていると、それくらい違います。
製品のレビューはこちらをどうぞ!
谷端川暗渠散歩はこちら
水窪川暗渠散歩はこちら