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【中国語怪談話】過去記事13作

メルマガでご紹介した過去記事を紹介します。短編含め13作の中国語原文&日本語訳、一挙公開です。

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1)叔叔......你一直背著她不重嗎?
「おじさん......その人ずっと背負ってるけど、重くない......?」
※......誰が視えてるの?

2)你的密碼太容易猜了,我幫你改好了。
「スマホのパスワード簡単すぎだよ〜!変えといたげたからね。」
※勝手にスマホ操作されてるし、勝手に強化されてるし......

3)Lucky!路上撿到紅包!
「ラッキー!紅包(ご祝儀袋)拾った!」
※怖さの理由は(10)をご覧ください!

4)原本是擁擠的公車,醒來之後卻空無一人......原來我睡過頭了。
「このバス、さっきまですっげー混んでたのに誰もいなくなってる!
 ......どうやら寝過ごしたらしい。」
※いつの間にか乗客は自分一人だけ......「世にも奇妙な物語」に出てきそうな展開ですね。

5)我跟鏡子猜拳,結果......我輸了。
「鏡の中の自分とジャンケンしたらさ......負けたよ。」
※あるある!(いや、ない)

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出典: Facebook「一句話恐怖故事大賽」
https://www.facebook.com/events/867704779984689/

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6)昨晚我被妻子叫醒,她說家裡闖進來一個人。但她兩年前被一個闖進家裡的人殺死了。
「うちの中に誰かいるわ!」と私を起こす妻の声で目が覚めた。
彼女は2年前に押し入ったヤツにすでに殺されているのだが。
※......んん!?

7)小女孩聽見媽媽在樓下喊她,於是她走了出去。但在樓梯口被媽媽一把拉回了房間,說:”我也聽到了。”
階下から自分を呼ぶ母の声。
部屋を出ると、階段の踊り場でかち合った母に部屋へ引き戻された。
母親「私にも聞こえたのよ。」
※......声の主は誰?

8)我一直以為我的貓喜歡盯著我看。直到有一天,我意識到牠其實是盯著我的身後看。
うちの猫、俺のことじっと見てることが多いんだけどさ。
こないだ気づいちゃったんだよね。見てるのは俺じゃなくて、俺の後ろの何かだってことに。
※ペットあるある!?

9)我為兒子蓋被子的時候他說,”爸爸,看看我床下有沒有怪物” 為了安撫他我就往床下看了,我在床下看見了他,另一個他,發抖著輕輕說,”爸爸,有個人在我床上”。
布団をかけてやっていると息子が言った。
「パパ、ベッドの下にオバケはいないよね?」
息子を安心させてやろうと屈んで覗いてみせた。
そこには息子が縮こまって隠れていて、震える声でこう言った。
「パパ、僕のベッドにいるの誰?」
※どっちが本物......?

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出典:「《2句話恐怖故事》短短的幾句就讓你毛骨悚然...」
http://clickme.net/25582

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10)地上的紅包不要撿。相信你一定聽過這句話「地上的紅包千萬不要撿」,因為往往代表著有家屬尋找冥婚對象。
「紅包(ご祝儀袋)の落とし物は拾うな」
そう、道端に落ちている紅包は決して拾ってはいけない。
冥婚の相手選びとして、昔からこの方法が使われてきたからだ。
※ご家族が物陰で見ているそうです。(友人の友人の体験談)

11)人有三把火。傳說人有三把火,雙肩及頭上分別有一把火,如果火滅了,較容易受到鬼魅的入侵,所以不要亂拍別人肩膀或是有人拍你肩膀不要回頭,尤其是在農曆鬼月期間。
両の肩と頭の上にそれぞれ一つずつ、計三つの火が人の体には灯っているという。その火が消えると悪霊に取り憑かれやすくなる。だから気安く誰かの肩を叩かない方がいいし、叩かれても安易に振り向かない方がいい。鬼月(旧暦7月)の間は特に。
※鬼月の禁忌の話はこちら→https://note.com/vul3vuvu/n/nf8b7a5f54e37

12)辛亥隧道的鬼故事。位於台北市的辛亥隧道,旁邊就是台北市立第二殯儀館,因此有許多恐怖故事傳出。
台北にある辛亥トンネルにまつわる怪談話は多い。
すぐそばに台北市立第二葬儀場があるからだと言われている。
※日本と似ていますね。

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出典:今日新聞
https://www.nownews.com/news/20160526/2113096)

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13)『紅絲帶』
一位醫生在做完急診後已是午夜,正準備回家。
走到電梯門口,見一女護士,便一同乘電梯下樓,可電梯到了一樓還不停,一直向下。
到了B3時,門開了,電梯門開了,一個小女孩出現在他們眼前,低著頭說要搭電梯。
醫生見狀急忙關上電梯門,護士奇怪地問:「為什麼不讓她上來。」
醫生說:「B3是我們醫院的停屍房,醫院給每個屍體的右手都綁了一根紅絲帶,她的右手,他的右手有一根紅絲帶......」。
護士聽了,漸漸伸出右手,陰笑一聲說:「是不是......這樣的一根紅繩啊?」
『赤いリボン』
ある医師の話。救急外来の勤務を終えた深夜、帰り支度を済ませてエレベーターホールへ向かうと、一人の女性看護師と居合わせた。
二人で一緒に乗り込むも、エレベーターは1階を素通りし、地下3階まで降りてしまう。
開いたドアの前には俯いて立つ少女が。
「乗ります......」というかすかな声がかろうじて聞き取れたが、医師は無言で閉まるボタンを連打した。
「乗せてあげなくてよかったんですか?」
不思議そうに尋ねる看護師。
「うちの地下3階は霊安室だろう?あったんだよ!あの子の右手に!」
「赤いリボンだよ!うちの病院で亡くなった人に付けている、あの赤いリボン!」
看護師はかすかに笑ったように見えた。そしてゆっくりと右手をあげてこう言った。
「それは......こんな赤いリボンだったかしら?」

出典:豆瓣
https://www.douban.com/group/topic/9370150/

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編集後記

バックナンバーを再編集して掲載してみました。

翻訳文を作るときは、日本語らしい文章かどうかの確認のために、読み返したり読み上げたりを何度も繰り返します。
最近、Macに備わっているテキスト読み上げ機能というのを発見し、「より客観的に判断ができる!便利!」と使い始めたのですが、文章の途中の変なところで息継ぎが入ったりして、思わず笑っちゃうこともあります。
いや、でもホントに便利です^^

実際の通訳/翻訳の場面で常に感じるのは、「もっと語彙を増やさなければ」ということ。
でも、勉強のための勉強はつまらないので、興味のある分野で多言語化を試すという方法はとても有効です。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回もお楽しみに......!

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