キャンプする時の優先事項は2つあります。1つは水洗トイレが近くにあること。2つ目はテントサイトに車を乗り入れることができることです。

車は荷物の出し入れがラクということもありますが、食道がん患者にとっては別な使い方があります。

同じ食道がんの手術を受けた方でも一人一人個人差があるのであくまで私の場合ですが。

私は、食道を切除したあとに胃を3分の1ほど切りとって残った胃をバナナ状にして喉につないでいます。これがまっすぐではなく螺旋状にねじれてつながっているそうです。

 

そのため、食事の時に食べ物といっしょに飲み込んだ空気がたまります。このたまった空気を排出するために首をねじったり突き出したりしてゲップとして排出します。この時に「ゴボッ、ゴボッ」と大きな音が出ます。下からはガスが出ます。これを外に出さないと苦しくなります。

けっこうこの排出音がうるさいのです。テントは個室のようですが、静かな山の中では薄い布一枚で仕切られてるだけなので音は漏れてきます。車は、このガスの排出音を外に出さないためのバリアーになります。(と思う。なってないかもしれないが)

また、逆流を防止するための噴門も切り取られているので食後すぐに横になるわけにはいきません。逆流を抑えるために上半身を立てておく必要があります。この時にも車のシートが役に立ちます。

 

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