新元号「令和」が、今まで慣れ親しんだ「平成」に替わり、西暦2019年5月1日からスタートします。

元号が替わる体験は貴重ですよね。

この機会に、元号の令和についての事を知りたいと思いました。

今回、新元号「令和」の読み方・意味・由来などの基本的な知識を楽しくお伝えしつつ、天皇の呼び名子供の名前や、ネットのアドレスや社名へ名付けようと人気が高まっている現象についてもお伝えしたいと思います。

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新元号令和はいつから?

冒頭にもお伝えしたように、令和は、改元としては西暦2019年5月1日0時からスタートです。

しかし契約書など未来の書類に関しては、発表された4月1日以降、使用することが可能。

このあたりは柔軟ですねえ。

平成はいつまで使用可能?

発表されたのが、4月1日で、5月1日からのスタートですので、中途半端だし準備に時間がないですよね。

行政システムも対応が間に合わないのです。

なので、平成を5月1日以降も記載してOKになっています。

期限として2018年の12月までですけどね。訂正印もいりませんよ。

天皇呼び名は?「上皇陛下」「今上天皇」

前天皇は「上皇陛下」となり、現天皇が「今上天皇」ということになりそうです。

ちょいややこしいですが、間違っても「平成天皇」や「令和天皇」と呼んではいけません。

年号を名前につけるのは、死後に付けられる「おくりな」という名前なので、大変失礼にあたりますので注意が必要です!

天皇の祖先に島津家が!?

関連記事:島津久光の解説!西郷隆盛不仲説!?子孫に今上天皇がいる?

令和1年は令和元年

最初の年は「令和元年」と呼ばれます。

令和1年ではないので注意です。

これは平成のときもそうですよね。

30年前を思い出します。

ここはきちんとしなければならなく、どちらでもOKというわけにはいきません。

◯→令和元年

☓→令和1年

ですのでご注意を!

そして令和元年と記載された硬貨はいつから出回るでしょうね?

平成31年硬貨から令和元年の硬貨へ

4月に発表されてから金型を作り制作を始めるので、期間が2~3ヶ月はかかってしまいます。

なので、市場に出回るのは早くて夏くらいになってくる模様

もし出回ったら、やっぱり記念に取って置きたくなりますね!

ちなみに500円から出回り、全ての硬貨が出揃うのは10月頃になる予定。

揃えよう!

そして本当にレアになる可能性があるのは平成31年製の硬貨ですよね。

昔は元号変わっても刻印はなかったのでしょう。

記念金貨などあるとかなりレアだったのでしょうが。

天下人の縛りが有るので無理でしょうが、後藤家などがこっそり作っていたりしたらすごいなあと思います。

関連記事:一両いくら?戦国時代の貨幣価値甲州金から簡単に換算してみた!

 

では令和の読み方を見てみましょう。

令和の読み方は「れいわ」

令和の読み方は「れい・わ」「レイ・ワ」です。

言い難くもなく、すんなり発することが出来ます。

滑舌があまり良くない私にも言いやすくて良かったです!

 

ちなみに人の名前に用いる場合は、「よしかず」「のりかつ」とかだったりします。

ではアクセントはどうでしょう?

令和のアクセント(発音)は「れ」につける

菅官房長官や安倍首相は、「れ」にアクセントを置いて発音しておりました。

それに習って、NHKはアナウンスしているようで、これが基本になるでしょう。

しかし、TBSはアクセントの無い読み方(平成と同じく)を採用したりしていて、今後は変わっていくかもしれませんね。

ちなみに英語ではなんて書くのでしょう?

令和をローマ字(アルファベット)では「REIWA」と書く

まず迷うのは「REIWA」なのか「LEIWA」なのかですよね。

国の公文書はヘボン式のローマ字を採用するということなので、正しくは「REIWA」です。

R1年」と履歴書などには書くことになるのですね。

お腹が調子よくなりそうですね笑。

次に令和の由来を見てみましょう。

令和の由来は万葉集

由来は日本最古の歌集(和歌を集めた本)である、万葉集(奈良時代の和歌集で全て漢字で書かれている)に載っている「梅花の歌三十二首の序文」から採用されました。

角川書店のこちらが読みやすいかなと思います。

★梅花の歌とは?

万葉集巻五に収録された歌三十二首のこと。

作者は太宰府(当時の地方行政機関)の長官を務めた大伴旅人(おおとものたびと)と言われています。

自宅の梅園に友人たちを招いて歌会を開いた際、春の訪れの喜びや、自然の美しさを愛でた歌です。

風流な感じがしてとってもいい感じです。

 

 

その梅花の歌の中から、元号に使われた一文を見てみましょう。

初春の月にして、気淑く風らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす

引用:Wikipedia

」と「」が出てきましたね。

読むだけですごく感性が磨かれるような気持ちになったのは私だけでしょうか?

この2つの文字を合わせて出来た元号なのです。

日本の国書(日本の書物)を由来とした元号は初めてなのですが、それにふさわしい内容だと思いますね。

では次にこの意味を見てみましょう。

令和の意味は「うるわしくやわらいでいる」

前述の梅花の歌の序文の概要は「新春の麗しき月に空気は清々しくらいでいる。梅は白く美しく咲き、蘭は良い香りを立ち上らせる。」といった感じですね。

分解すると

「令」=「形が整っていてうるわしき」

「和」=「やわらぐ、仲良くする」

という意味になりますね。

ちょっと硬めの「令」に柔らかめの表現の「和」が合わさることで、バランスが取れているように思えました。

安倍首相は「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味・願いを込めて、と発言されていました。

 

※25:00のところからです。

なんかちょっとキザかなともちょっと思いますが、理想とはそういうものでしょう。

良い文化が根付いていけば良い社会になることは間違いないでしょう。

ちなみに英語の意味はなんて言うでしょう。

令和を英語で表現すると「Beautiful Harmony」

「Beautiful Harmony」=「美しい調和」と意訳します。

※直訳では「令」=「order\command\dictation」=「注文・命令・書き取り」で、「和」=「sum\peace\calm」=「統計・平和・平静」などという訳になります。令がちょっと強めの意味に取られそうですね。

 

なかなか英語で適切な言葉を当てはめるのは難しいでしょうが、この言葉なら、ベストな表現ではないでしょうか?

外国の方にも理解してもらえると良いですね!

 

次に、令和が元号として何番目なのか?について見てみたいと思います。

令和は元号としては248番目!

元号が出来てから「令和」は248番目です。

ちなみに最初の元号は「大化」です。

時代で言うと飛鳥時代で大化の改新(中央集権国家を目指した政治改革)のときに「大化」が使われた頃からで、西暦では645年ですね。

今から1400年近く前のことになります。

歴史を感じますねえ。

元号とはそもそもどんなものなのでしょう?

元号とは「新しい時代の目標となる価値観

もとは中国を支配していた皇帝の権力を表すものの一つでした。

元号を決めることで、「皇帝自らが時間(時代)をも支配する」という意味が込められていたのです。

新しい時代の目標となる価値観」となりますので、民衆に元号を使うことを強制していたりもしました。

ちなみに日本がはじめの元号を「大化」としたのは、当時の中国からの支配から独立するという意味が込められています。

日本国は日本の君主が支配しますよって言う意味ですね。

まあ、現在はさすがに権力の象徴としてはないでしょうけども、「新しい時代の目標となる価値観」的な意味は存在しています。

結構重要な役割があるのです。

それでは次に、元号を決めるにあたっての条件はどういうものがあったのかを見てみましょう。

元号を決める条件

これは以下のような条件です。

  • 国民の理想としてふさわしい良い意味を持つ
  • 漢字2文字
  • 書きやすい
  • 読みやすい
  • これまでの元号や天皇のおくり名(死後に奉じられる名前)に用いられていない
  • 俗用(世間一般に行われていること)されていない

といった条件です。

令和は全てにおいて当てはまっていますね。

しかし、「俗用されていない」は令和と決まった今、どんどん使われていくことでしょう。(会社の名前や子供の名前に使用しても問題ない)

例えば赤ちゃんの名前ですね。

令和が様々な名前で大人気!

赤ちゃんの名前

早速ということで、官邸の発表があった、4月1日から「令和」の字を使った名前が赤ちゃんの名前付けで大人気になっています!

引用:無料 赤ちゃん名づけ

 

「令」とか「令志」などの男の子の名前はなかなかかっこいいですね。

「令菜」や「令和」の女の子の名前は、普通にありです!

ところで昔も元号に沿った名前を付けていた人などいたのでしょうか?

南北朝の「嘉吉」とか江戸時代の「正徳」など、ありそう???

まあ、畏れ多すぎて無理でしょうけどね。

関連記事:戦国武将・徳川家康公の名前の構造4つを5分で簡単に説明します!

他に「令和」の名前を使ったもの有るでしょうか?

令和小学校

ありましたよ。

2020年4月に2つの小学校が合併して出来る中野区の小学校の新しい名前が「令和小学校」と決まったのです。


良いですね。

平成帝京大学のような感じですね。

末永く続くことをお祈りします。

他にも、続々と令和がつく会社など出て来ています。

 

企業で令和と名のつく会社

4月10日時点で、すでに30社を超える企業が名乗っているようです。

令和書籍、令和建設などなどです。

特に令和書籍は、平成書籍からの社名変更で、時代に合わせて生きていく意気込みみたいのが感じられます。

 

ちょっとしたお祭り状態になっていますね。

令和をお祝いする歌が発売されています!

ゴールデンボンバー/令和

自分に自信を持って令和を迎えよう!って思わせてくれました。

結構深いですねえ。

しっかりと自分の人生を生きていきたいですね。

そういえば、昔も、元号が変わる時に歌や踊りがあったりしたのでしょうかねえ?


ノリ的にはありの気がしますが、現在のように、庶民に改元が伝わっていたわけでは無いですからねえ。あったら面白いです。

そんな新しい時代「令和」が始まりますが、天皇の誕生日はまた祝日になるのでしょうか?

天皇誕生日は祝日に?

過去の天皇誕生日を振り返ると、明治天皇は11月3日で文化の日、昭和天皇は4月29日でみどりの日からの昭和の日として今も祝日して残っています。

大正天皇の誕生日は8月31日なのですが、在位が15年と短かったためか、祝日としては残っておりません。ちょっと寂しいですね。

現在の天皇(今上天皇)の誕生日は12月23日なのですが、ここは祝日にはならない方向です。


議論を重ね、変わることも有るようです。

あまりに祝日が増えても、サービス業の方は、休みがなくなりますし、学校へ通う方は、勉強する日数が減るといったデメリットも有るでしょうから、よくよく議論する必要があるかとはおもいますね。

しかし、次の天皇の誕生日は2月23日でこちらは祝日になりますので、祝日が減っておお!っとお思いでしたら、救われますね。

6月と12月は祝日無しに・・)(2019年は天皇誕生日自体がありません)

 

まとめ

今回、新元号「令和」について読み方・意味・由来などの基本的な知識を楽しくお伝えしつつ、令和を子供や会社の名前に使おうという動きが出ている流れについてもお伝えしました。

また、天皇誕生日としての祝日は2019年は無い話や、令和硬貨は夏から出回る話、平成は2019年いっぱいは契約書に書ける、など、抑えておきたいことも多かったですね。

新しい元号は、ゴールデンボンバーでなはいですが、身が引き締まる思いがします。

良い日本への道標となると良いと思いますし、個人個人が良くなるように日々を暮らして行くことが大事だと思いますね!