究極のイノシシ？『ウマズノメス』を君は知っているか！？

こんにちは。

へっぽこサラリーマンのおにおにです。

みなさん色々なお肉食べますよね？
「僕は牛肉が好き」「私は鶏肉が好き」色々な好みがあると思います。

市販されているお肉って味のブレが無く、美味しいですよね。
それはその個体が適正に管理されているからです。

では、管理されていない野生のお肉はどうか？

同じ『イノシシ』いう個体でも味や匂いが全く違います。
獲った時期・年齢・食べているもの・環境・性別…etc

猟師の間でその中でも最高の個体とされているのが『ウマズノメス』なのです。

ウマズノメス

ウマズノメスとは『産まずのメス』という意味です。

イノシシは成長が早く1歳半で性成熟になります。

オスの性欲は凄まじく、繁殖期にはご飯も大して食べずにメス追いかけ回します。その頃のオスは独特の臭いを保有しており、簡単に言うとめっちゃ臭いです。
処理の問題ではなく、猟場でもぷ～んっとクッサイ臭いが漂ってくる事がわかるくらいで、解体前でもぷ～ん。解体中もぷ～ん。そのお肉も僕は食べれたいレベルで臭います。

オスはご飯も食べずにずーっとメスの尻を追いかけ回しているわけですから、メスのイノシシの多くは2歳位で出産をします。

その魔の手（？）に堕ちなかった成獣のイノシシのメスを特別に『ウマズノメス』と呼んでいます。

あくまで僕の住んでいる場所での呼び方ですので、地域によって呼び方は違うと思います。

激レア個体の様で先輩曰く「数年に1回位しか見ない」だそうです。

見分け方

乳頭と陰部で判断します。

子を生んでいるイノシシの乳頭は色も黒くなり、乳を座れているので乳頭も長くなっています。それが一切なくツルッとしたお腹をしています。

陰部も筋が1本という感じで、子を生んでいない事がわかります。

精肉

ピンクっぽい時もあるイノシシの脂肪ですが、真っ白でとても綺麗でした。

解体時の臭いも全く無く、養豚かな？と思うほどでした。

解体時のナイフの入れ方ですが、僕は以前上の方向で入れていました。これだと脂の表面がザクザクになってしまいます。
これを下の方向で皮を引っ張りながら隙間に滑り込ませるように切ることで、綺麗に剥くことが出来ると教えていただきました。

それを意識して剥いてみたのが、上の画像です。
不器用な僕にしては割とうまく出来たんじゃないでしょうか(*´∀｀)？

実食

前回のイノシシの食べ方と一緒のレシピで食べてみました。

(・∀・)もぐっ・・・。

(・∀・)・・・

(*´∀｀)うまっ！！！

イノシシっぽい独特の臭みは一切なく、脂の甘味が口いっぱいに広がります。
お肉も非常に柔らかいですが、ダレているといったことは一切なく、ちゃんと「肉を食べている」ということを確かに感じさせてくれます。

僕は脂身はあまり得意ではないのですが、この脂身は胸焼けするようなしつこさは一切なく、適度な歯ごたえでスッキリと食べることが出来ます。それでいて甘みがある。つまり最強。

珍しい？サシ入りのイノシシのお肉を発見！

2018年6月8日

先輩とは焼き肉でいただきました。

(・∀・)もぐ・・・

(・∀・)・・・

(*´∀｀)うまっ！！！！

間違いない美味しさ。

誤魔化しようのない焼き肉という食べ方でもこの旨さ。
これはすごいお肉です。クッサオスだと焼き肉は無理でした。
味付けも塩コショウのみ！それでこれだけ旨味がでるのは凄い。

＜作り方＞
ハラアブラのキレイな場所を牛脂のように使ってから肉を焼いていきます。

その際に出る脂はとても美味しいのでネギを5cm程度に輪切りにして立てておくと、どんどんネギがイノシシの脂を吸って美味しくなります。
ネギを裏返して適当に焼き、完成。

まとめ

ちなみに肉全般が嫌いな僕の嫁でも、臭みが無く美味しく食べていました。
ブログを見ている方なら分かるかもしれませんが、嫁が食べれるなんて本当にレアなんです。

究極のイノシシ「ウマズノメス」これは僕の地方だけの言い方かもしれませんので、気づいてないだけで貴方もウマズノメスを食べているかもしれませんよ？

捌く前にチェックしてみたら、食べる時の感動も1段階UPすること間違いなし！！！！

他の地方の言い方あったら教えて下さいね(*´∀｀)

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