「まわりをよく見て」と言われても理解できない私 | 週刊山手心理相談室

週刊山手心理相談室

大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。

はるか昔、まだ20世紀が始まったばかりのころのお話しです。

 

ニュートン以来、人々の間で「時間」とは、空間や運動とは全く無関係に一定の速度で流れていく

 

ものであり、一方「空間」も他のものから独立していて、その広さや大きさは無限であり、また不変

 

のものだと信じられていました。

 

それを「時間と空間」は密接に結びついていることを明らかにしたのが、ヘンなおじさんこと志村けん

 

アインシュタイン博士だったのです。

 

 

 

発達障害、特にアスペルガー症候群の方に多いのが「固定観念の強すぎる方」だと思います。

 

①私が仕事しているのに、他の人は余計な話をして手が止まっている。

 

②私がこれだけ彼のことを好きなのに、彼は「フツウだよ」という。

 

③私のミスは激しく叱るのに、私がミスを指摘すると怒る。

 

たしかに、これだけの情報では相手が「悪い」ようにも思えますが、たとえば、①の時間帯がお

 

昼休みだったり、③の相手が上司だったりすると、相手の立場をわきまえていない「私」がヘ

 

ンな人になります。

 

(②はよくあるケースですよね・・・・・)

 

 

つまり、発達障害の方の場合は相手がどう考えているか(相対)ということを理解できないために、

 

自分の目から見た「絶対」の考え方をぶつけてしまうということになります。

 

一般的に、発達障害は改善できないといわれますが、当相談室では基本的な練習と、その方の

 

個別事例を組み合わせて改善に取り組んでいます。

 

連休中も一応営業していますので、お早目のご連絡をお待ちしています。(のだそうです)

 

 

 

合格YYさん(64歳)の回顧録です。

 

『僕は、一度勤めた会社を自主的に辞めて、超一流大学と超一流企業を歴任したエリートでした。

 

僕の成績は会社ではだれの目から見ても優秀で、同期の中でも群を抜いていました。話題も豊富

 

で、人当たりも良く、末は社長かCEOかと評価されていました。妻はとびぬけた美人で、僕とはお

 

似合いのようだと誰もが思っていました』

 

YYさんは、一度も役職に就くことなく会社員人生を終えられたそうです。

 

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ
にほんブログ村

 

 

 


アダルトチルドレンランキング