はるか昔、まだ20世紀が始まったばかりのころのお話しです。
ニュートン以来、人々の間で「時間」とは、空間や運動とは全く無関係に一定の速度で流れていく
ものであり、一方「空間」も他のものから独立していて、その広さや大きさは無限であり、また不変
のものだと信じられていました。
それを「時間と空間」は密接に結びついていることを明らかにしたのが、ヘンなおじさんこと志村けん
アインシュタイン博士だったのです。
発達障害、特にアスペルガー症候群の方に多いのが「固定観念の強すぎる方」だと思います。
①私が仕事しているのに、他の人は余計な話をして手が止まっている。
②私がこれだけ彼のことを好きなのに、彼は「フツウだよ」という。
③私のミスは激しく叱るのに、私がミスを指摘すると怒る。
たしかに、これだけの情報では相手が「悪い」ようにも思えますが、たとえば、①の時間帯がお
昼休みだったり、③の相手が上司だったりすると、相手の立場をわきまえていない「私」がヘ
ンな人になります。
(②はよくあるケースですよね・・・・・)
つまり、発達障害の方の場合は相手がどう考えているか(相対)ということを理解できないために、
自分の目から見た「絶対」の考え方をぶつけてしまうということになります。
一般的に、発達障害は改善できないといわれますが、当相談室では基本的な練習と、その方の
個別事例を組み合わせて改善に取り組んでいます。
連休中も一応営業していますので、お早目のご連絡をお待ちしています。(のだそうです)
YYさん(64歳)の回顧録です。
『僕は、一度勤めた会社を自主的に辞めて、超一流大学と超一流企業を歴任したエリートでした。
僕の成績は会社ではだれの目から見ても優秀で、同期の中でも群を抜いていました。話題も豊富
で、人当たりも良く、末は社長かCEOかと評価されていました。妻はとびぬけた美人で、僕とはお
似合いのようだと誰もが思っていました』
YYさんは、一度も役職に就くことなく会社員人生を終えられたそうです。