事務所に「日本社会は”やりたい”という欲求を抑え込む」というテーマの本
が置いてありました。
最近は「脳の強化」がブームになっている面があります。DHAやDeNA(?)
を飲むと、脳が活性化して欲求やIQも向上するのだそうですが・・・・。
発達障害、特にアスペルガー症候群の方の場合は、日本社会の構成に関係なく、
「欲求」が出にくい脳構造をしています。
☆同僚A「ハラへったなあ、みんな何頼む?」
☆同僚B「私はハンバーグランチ。ごはん少なめ」
☆同僚C「そうね、でも私はご飯抜きで」
★あなた「うん!そうね」
☆みんな「え、ご飯は抜き?それとも少なめ?」
このようなケースでは、あなたは「気が引けて」他のランチをを頼めないということ
になる解説が多いのですが、一般的にはそうであっても、発達障害の場合は、
食欲中枢の感覚をうまく脳が伝えてくれませんので、「何が食べたい」ではなく
「今おなから空いているのか」がよくワカリマセン。
以下のようなケース、経験された方ありませんか。
★「もっと本音を出せよ」と言われても、何が本音かわからない。
★「腹を割って話してくれないかな」って、切腹するのイヤ。
★「でーと、どこに行きたい?」そもそもデートしたいのかがワカラナイ。
一つでも思い当たる方は、今日のうちに山手心理相談室にお越しください。
(イケナイデショ)
JTさん(77歳)のおはなしです。
『僕は、最近大都会から田舎の支店に配置転換されました。大都会では、「オマエ
のように自分の意見を言えないヤツはダメだ」と言い続けられてきたのですが、
ここに来てからは、毎日のように「出されたものはなんでも食べる」と、好き嫌いの
ないことをほめてもらっています。大都会は僕にとって暮らしにくかったと、今更
ながらに感じます』
JTさんは、着任後すぐ地元名士の婿養子に入ったそうです。