ムンくんのトリセツ  ~統合失調症と発達障害~ | 週刊山手心理相談室

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大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。

みなさん、こんにちは。日ごろは神戸や大阪の美術館巡りが大好きな駐車場です。

 

(ハナちゃんやしほちゃんの方がたぶんもっと好きですが。。。)

 

 

 

ところで、ムンくんのことはご存知ですね。19世紀最大の画家のひとりで、有名な「叫び」を描いた

 

           

 

方です。ほかにも「マドンナ」「吸血鬼」「太陽」など数多くの作品を残しています。

 

(どれが本当の「叫び」なのか区別がつきません。。。。。。)

 

 

ムンくんのもう一つの特徴は、今でいう統合失調症を患っていたということです。「叫び」について

 

も、ムンくん自身がモデルのように言われています。

 

 

 

統合失調症の症状はいくつかありますが、①陽性症状②陰性症状③認知機能障害がその代表例

 

です。幻視・幻聴などがあり、「怒り」を制御できない①、主にうつ症状が出る②そして、ある事柄と

 

まったく別の事柄を一緒に考えてしまう③です。発達障害でも同じような症状がでるケースはありま

 

すが、発達障害が原則「生まれつき」なのに対して、統合失調症は、今までフツウだった方が急

 

に発症します。

 

 

ご家庭や職場でも、「意味不明な怒り」を発するがおられます。たとえばですね、

 

★自分が先に約束を破ったのに、それに対して相手が報復したら、「相手が先に攻撃を仕掛けてきた」

 とわめき倒す。

 

★経済状況が悪化するのに、それには口をつぐみ、相手に攻撃されたことだけをわめき倒す。

 

★「自分が先に攻撃した」という認識がまったくないので、「謝罪」はできない。ただ「相手が悪い」

 とわめき倒す。

 

 

特に「病識」がないために発生するDVや、関連性のない怒りは、口では「未来志向」「友好的に」

 

「愛してるよ」といいつつ両手足は攻撃態勢に入りますから、このようなパートナーや上司・同僚など

 

に出会うと、統合失調症かその類似症状かは別にして、ただひたすら、「荒ぶる神がはやく去って

 

いただく」ようお祈りするしかありません。もちろん、きちんとした治療を受けていればここまで悪化

 

しにくいですが、病識がないために治療を受けない方も多くいらっしゃいます。

 

 

さて、このような方に、有効な取り扱い方法はありませんが、周囲の方は「かかわらない」のが

 

一番適切だと思います。「怒り」という陽性症状が出ているときには、「説得」は逆効果。ただ

 

ひたすら「ていねいに無視」してあげることが大切ですね。

 

(統合失調症だけでなく、類似症状にも適用できますが、同一家族の方は、きちんと医療機関等に

 

相談してください)また、措置入院などについても医療機関にご相談ください・なのだそうです)

 

 

 

合格DRさん(44歳)のおはなしです。

 

『私は崇高な職業人です。今までは綿密な計算の基、適切な処方を行ってきましたが、

 

最近、手をかざすと病気が良くなることを学習しました。せっかくの能力を生かさない

 

手はないので、適切な処方と別に手かざしを行っています。みなさん、まるで神を見る

 

ような目つきで崇めたててくれるのです』

 

 

 

DRさんは奥さんにも手かざしをして、なぜか顔にあざができたそうです。

 

 


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*「わめき倒す」は駐車場の辞書にない言葉です。

 

 

 

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