フランス各地で、先月17日以降、

 

行われている燃料税引き上げに、

 

端を発した抗議デモ「Gillets Jaunes

 

ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)運動」。

 

先週、政府は1月1日に、予定されていた

 

燃料税の引き上げを6ヶ月延期

 

することを宣言。

 

当然ながら、6ヶ月先延ばしに

 

したところで、事態が変わるはず

 

もなく、ついに、燃料税引き上げの

 

取り消しを決めました。

 

しかし、時すでに遅し。

 

大企業や富裕層を優遇し、

 

低所得者の窮状に、目を向けない

 

マクロン大統領への不満は爆発し、

 

抗議デモは大統領の辞任、

 

最低賃金の引き上げ、生活苦の改善を

 

求めるものへと変化しています。

 

国民の多くはジレ・ジョーヌに、

 

理解を示していますが、

 

問題となっているのは

 

正当な抗議デモを行う

 

ジレ・ジョーヌに、混ざり、

 

治安部隊との衝突や破壊・略奪

 

行為を目的とした人たちが

 

存在することです。

 

もちろん、国民のほとんどは

 

暴徒に対して、批判的で、事態の

 

沈静化を願っていますが、

 

過激化は止まらず、8日(土)も

 

暴動が起きました。

 

そして、ついに、装甲車が登場。

 

ZAKARIA ABDELKAFI/AFP

 

ここは戦地ですか?

 

革命記念日の軍事パレード以外で、

 

装甲車がパリの街中を走るのを

 

目にしたのはこれが初めてです。

 

8日はこれまで以上の厳戒態勢で、

 

主要観光施設や美術館も閉鎖。

 

デパートも臨時休業となり、

 

このクリスマスシーズンの

 

稼ぎ時に、大打撃です。

 

暴動による損害、後始末に

 

かかる費用、観光業への打撃、

 

その他諸々の経済損失は最終的に、

 

一体、いくらになることやら。

 

ツーリストの方にとっては

 

限られた滞在の貴重な一日に、

 

影を落とす事態となり、

 

お気の毒です。

 

8日に、テレビで、スケジュール

 

変更を余儀なくされ、途方に暮れる

 

日本人観光客を目にしました。

 

ルーヴル、オルセーにも行けず、

 

エッフェル塔にも登れず、

 

その方たちはセーヌ川クルーズへ

 

行かれたようです。

 

今週の土曜日は観光に、

 

どのような影響が出るのか、

 

まだ分かりませんが、土曜日に、

 

(土曜以外はほぼ大丈夫です)

 

フランスに滞在される方は

 

リスクを予測したうえで、

 

今一度、計画を見直した方が

 

良さそうです。

 

また、当ブログでも折にふれ、

 

おすすめしておりますが、特に、

 

個人で、海外旅行をされる際には

 

外務省海外旅行登録「たびレジ」に

 

登録しておくと良いですよ。

 

登録国の最新安全情報や

 

緊急事態が起こった際の概要等を

 

日本のメディアが報じる前に、

 

メールで、受け取ることができます。

 

大規模な事件・事故、災害等が

 

発生した際に、登録の情報を

 

もとに、外務省が安否確認、

 

さらには必要であれば、支援も

 

行ってくれるそうですよ。

 

備えあれば憂いなしです。

 

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