夜はひと際、美しくて、

 

 

足を止めて、眺めた

 

ノートルダム寺院。

 

いつまでも変わらず、あると

 

思っていたものが突然、

 

消失するというのは

 

なんと寂しいことでしょう。

 

数ある歴史的建造物の中でも

 

ノートルダム寺院は特別です。

 

フランス人でなくても哀しくて、

 

火災の翌日、実物を目に

 

した時に、なんともいえない

 

喪失感がこみ上げてきました。

 

Paris 1900

 

日を追うにつれ、被害の状況も

 

明らかになってきました。

 

修復に、莫大な費用と年月を

 

要する甚大な被害となりましたが、

 

最悪の事態は回避されました。

 

主要構造と北塔、南塔、そして、

 

ファサードが守られたのは

 

適切な消火活動の賜物。

 

瞬く間に、広がる炎を見て、

 

なぜ、森林火災のように、

 

空中消火を行わないのだろうか

 

と思いましたが、それをしたら、

 

現場の消防隊員や近隣住民を

 

危険にさらし、大聖堂の崩壊を

 

招くからだったのですね。

 

Paris 1900

 

心配されたバラ窓は

 

南側はご覧のとおり。

 

北側も損傷を免れたようです。

 

西側の小さなバラ窓については

 

情報が交錯していて、無事で

 

あったかは不明です。

 

大きなバラ窓が損傷を免れ、

 

安堵しましたが、聖堂内部が

 

高温にさらされ、接着部分に

 

なんらかの影響を受けた

 

可能性はあるかもしれません。

 

パイプオルガンも見た目には

 

大きな損傷はないように

 

見えても大量の水を浴びている

 

ことと高温にさらされた影響が

 

危惧されます。

 

Christophe Belin

 

最悪の事態は免れたとはいえ、

 

ダメージは大聖堂全体に、

 

及んでいますので、倒壊の

 

恐れがないか、隈なく

 

調査中です。

 

マクロン大統領は

 

「これまで以上に、美しく、

 

5年以内に、再建する。」

 

と公言していますが、

 

専門家は最低でも

 

10年~15年はかかる

 

との見通しです。

 

そして、修復にあたり、本日、

 

国際的な建築コンペティションが

 

行われることが発表されました。

 

再建を待ち望んでいますし、

 

今回の火災を教訓に、

 

時代に即した建築材や

 

技術が活かされるのは

 

良いと思います。

 

しかし、その一方で、急げば、

 

急ぐほど、私たちが知る

 

ノートルダム寺院から

 

遠ざかっていくような気がして、

 

寂しさが否めません。

 

宜しければ、美しい、

 

かつての姿もご覧ください。

 

矢印 ノートルダム寺院最上部からの眺め

 

矢印 期間限定のうっとりするほど美しいノートルダム寺院【前編】

 

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