このおはなしは、黄帝内経素問より第五十篇
「刺要論」をもとにしています。
前のおはなしで王様は、偏虚という病になっていましたが、
もうすっかり治りました、ご心配をおかけしましたー。
今日の王様は、医者の部屋に遊びに来ています。
この部屋には、治療の道具がいろいろ置かれています。(昔の治療法2)
王様にとっては、知りたいが詰まった部屋です。
あちこち見ていた王様は、
キラキラの新品の鍼を入れている箱を見つけました。
開けて見ると、鍼は長さの順にきれいに並んでいます。
一番短い鍼はとても短く、
一番長い鍼はとても長くて、
王様は、おもしろいな、と思いました。