あの歌は、秋元康氏の決別のメッセージだったんだな... | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

11月13日の日テレ系『ベストヒット歌謡祭』では、AKBの柏木さんがサプライズ発表をすると事前に大げさに煽っておいて、実際にやったこととしては、ただの「30歳までアイドルやります」宣言でした。

 

あれはさすがにちょっと寒かったです... 

 

ただあの場面で私がピンと来たこととしては、もう秋元康氏はAKBのプロデュースに一枚も噛んでいないのだな、ということでした。

 

もし秋元氏が裏で糸を引いているのなら、多少炎上覚悟でも、もう少しマシなことを言わせるはずですから。

 

あんなつまらないことを言わせる人ではないな、と。

 

「ああ、秋元さんは完全にAKBとは決別(ただし楽曲提供のみについては除く)しているのだなぁ...」と、あのとき私はしみじみと確信いたしました。

 

そして、あらためて今年を振り返ってみて、「どこで秋元氏が完全にAKBから手を引いたのだろうか?」といろいろと考えたり、ネットをサーチをしたりして、その結果気づいたこととしては、AKB55thシングル『ジワるDAYS』の歌詞のなかにメッセージと思われる箇所を発見したことでした。

 

秋元氏は、みずからが作る曲の歌詞によくメッセージをしのばせることは有名です。

 

参考情報:

AKB初代総監督高橋みなみ卒業へ向けての手紙より

出典:その1その2

「2人で話し込むような機会は少なかったかもしれませんが、電話やメール、ラインでいっぱいやり取りしましたね。何より、僕はAKB48の歌詞の中で君に話しかけました」

(金スマ、2016年4月8日放送回にて)

 

このように、秋元氏は、かつて、AKBの曲の歌詞を通じてたかみな総監督へいろいろとメッセージを送っていた、とはっきり明言しています。

 

しかし、今年の春先に出たAKB55thシングル『ジワるDAYS』は、ちょっと手が込んでいるようです。

 

というのは、1番の歌詞は、主に卒業していく愛弟子・指原莉乃への激励のメッセージ...

 

しかし、2番の歌詞は、たぶん自分自身へのメッセージなんじゃないかなと思ったからです。


なぜなら、単純に巣立っていく指原へのメッセージと考えると不可解な言葉が多いからです。

 

そもそも指原さんと秋元康氏との距離が近いことは有名な話しで、秋元氏は指原さんの気持ちを普段からよく知っているだろうし、また、指原さんは秋元康氏に相談することなく自分で決断し、そして、あまり悩まずにスパっと決断して明るく卒業していったため、2番の歌詞にある、”君は悩んでいて...”だとか、”自分で決めなくちゃダメだ”といったフレーズがそぐわないと思うんですね。

 

実際、イコラブのプロデュース業に嬉々として取り組んでいるようですからね、指原さんは。

 

悩みも、優柔不断も、感傷もない旅立ちだったのでは?

 

また、”坂道が目的地”だとか、”桜が散っても他人事(ひとごと)”といったフレーズもあります。

 

なので、2番の歌詞は、指原さん向けのメッセージではなさそう...

 

そこで私が考えて出した答えとしては、秋元氏自身の、古い自分(これまでの自分。AKBに関わってきた自分。昨日までの自分)から、新しい自分(AKBと決別して旅立ってゆく自分)へのメッセージ...

 

AKBに少し後ろ髪をひかれながらも、新しい人生へ向けて、AKBとは一線を置こうとする自分の内面の葛藤を歌詞にあらわしたんじゃないかな?、と考えました。

 

以下、くわしく解説していきたいと思います...

 

参考:

ジワるDAYS歌詞へのリンク

2番の歌詞からスタートするyoutube映像

 

 

 

 

”駅”=目的地を示し、「駅へと続く坂道」で、ここ最近、自分は坂道シリーズのほうにどんどんシフトしてきたが、結局、それが自分の運命(=目的地)だったんだなぁ...

 

”二人で歩いた”というのは、AKBに関わる自分と、坂道に関わる自分と、二重生活みたいになっていたことを意味していると思います。

 

 

 

”桜”とはAKBのこと。AKBの名曲として、『桜の花びらたち』や『十年桜』があるため、です。また、桜の花の色(ピンク色)は、AKBのグループ・カラーでもあります。

 

つまり、ここ最近の自分の心境としては、「桜の花が散っていくようにAKB48グループのメンバーが続々と卒業していっても、ひとごとのように思ってた」というところでしょうか。

 

あるいは、”桜が散る”で、AKBの衰えを意味しているのかも?

 

すると、「AKBの衰退は僕にとってはもう他人事だ」ということになり、これはかなり衝撃の告白ですね~...

 

 

 

これは、今までのAKBと坂道との二重生活に決別して、もっと新しい人生を歩んでいきたいと思っていたという独白でしょうか。

 

 

 

 

 

AKBに関わっていたほうの自分が、AKBのプロデュース業に関わり続けることに悩みに悩んでいたことを、新しいことに踏み出そうというほうの自分はもどかしく思ってた...

 

「決別する」という答えを出すなら、それを決めるのはAKSでもソニーでもない。結局、自分なんだ...

 

わかっていたのに、これまで出来なかった...

 

ここのところは、まさに、内面の葛藤の描写だと思えます。

 

 

 

そんな状況のなか、ようやく「AKBと決別する」という決心ができた...

 

これでいいんだ、もう一人の自分...

 

 

 

もちろん、これまでAKBのプロデュース業をやってきたことに後悔はない...

 

1期生や2期生たち、そして指原や島崎との出会いに悔いはないんだ...

 

 

 

AKBで出会ったみんな、サンキュー!

 

今日までありがとう、AKB48グループ全体も...

 

 

 

 

 

新しい自分が幸せになればいいってわかっているのに、でも、感傷的な気分になるなぁ...

 

見慣れたAKB48グループという景色をみるにつけても...

 

切なくて涙がじわるよ...

 

 

 

 

さあ、感傷的な気分を振り払って、新しい自分を、そして夢をゲットするために、一歩、前へと踏み出そう!

 

最後、自分を鼓舞して曲を終えていますが、ここは1番の歌詞と同じ。

 

巣立っていく指原に、自分自身(=秋元康氏自身)を重ね合わせて、勇気を出して行けよ!(フランス語のボン・クラージュ(bon courage!))というところでしょうか...

 

 

以上、読み過ぎと言われるかもしれませんが、この推理、無くはないな、と思っています。

 

この『ジワるDAYS』のさらに次の心境を語った歌として、乃木坂46の『4番目の光』や『夜明けまで強がらなくてもいい』もありそうなので...

 

参考歌詞:

『4番目の光』(2019年5月29日リリース)

♪遠くから憧れていた、清楚でりりしい先輩の姿。

坂道のあの高校と同じ制服を着たい、その夢がかなった

♪胸にこみ上げてくる万感の想い...

 

『夜明けまで強がらなくてもいい』(2019年9月4日リリース)

♪光はどこにある? 僕を照らしてくれよ

♪希望はどこにある? 生まれ変わる瞬間...

など

 

これら乃木坂の楽曲の歌詞に、二重の意味を込めているかも?

 

すなわち、ファンやメンバーへの宛て書きのメッセージと見せかけつつ、自分自身へ向けてのメッセージでもあるような気が...

 

そう感じました...

 

 

注)スクショ出典元:ひでmedさん「ジワるDAYS」歌ってみた...