Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

「パパとママ、どちらの声が高い?」音の高さのお話

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どしゃ降りの雨が続いていますね。

気温も急に下がって、いよいよ秋のモードですね。
皆さま、いかがお過ごしですか。


こんな雨の日には倉橋ヨエコが聴きたくなるということで。


私はここ数日はこの曲をリピートしています(゜∀゜)

倉橋ヨエコさんって今日も雨』『雨降りなど、雨の歌が結構あるんですよね。


さてさて、
今月から入会された6才の生徒さんの話。

音の高低のお話ですが、やりとりが興味深かったのでシェアしようと思います(◍′◡‵◍)


音の高さについては以前も紹介したのですが、そちらは楽譜の読み方の話。

今回は、鍵盤での音の高さの話です。



まず、予備知識として、ピアノの鍵盤は88鍵あります。

鍵盤は、左に行くほど低い音、右に行くほど高い音が出ます。
https://umikane.com/wp-content/uploads/2018/04/h300422004.png
画像引用:鍵盤でドレミファソラシド | 読めば分かるくどい楽典


その説明をするために、音を鳴らしてみながら、高いか低いか、生徒さんと一緒に考えていたのですが、
不思議なことに彼女は高い音を鳴らすと「低い!」、低い音を鳴らすと「高い!」と答える。


「じゃあ男の人と女の人の声だったらどうかな。女の人の声は高い?低い?」

「低い!」

「あらそう… じゃあ男の人は?」

「すごく高い!」

「うーん、じゃあ、お父さんとお母さんだったらどっちの方が高い?」

お父さんの方がすごく高い!

「そうか、、、(ノ∀`)」




お父さんとお母さんに関しては、もしかしたら本当にそうかもしれないけど、どうも音の高い⇔低いの認識が違う様子。


子どもの感性はとても貴重なので大事にしたいとは思っているのですが、音の高さに関しては明確に答えがあるものなので、ここはしっかり理解しないといけない。



今度は、声に出してみて歌ってみました。




「あ〜あ〜♪ どう? 上がった?下がった?」

「下がった!」

「歌ってみて。あ〜あ〜♪ これ、上がってない?」

「うーん、そうかなぁ」

「じゃあこのへん(右端)はどう? あ〜〜♪ 」

「あ〜… 出ない」

「声が出ないじゃない? ってことは、高いから声が出せないんだと先生は思うけど、どうかな」

「うーん、、」


なんとなくピンとこない様子だったので、一旦高さのことは置いておいて、その音からどんな印象を受けるか考えてみることにしました(´・ω・`)



「じゃあ、この辺りの音はどんな感じがするかな? 例えば可愛いとか、明るいとか、暗いとか、何でもいいんだけど」

「えっとね〜! なんか、右のほうは小さい音がする!」

「おお!良いところに気がついたね!こっちの方は弦が短いから、音がすぐ消えて無くなっちゃうのよ。だから小さく聴こえるんだね。じゃあ左のほうはどう?」

「こっちは、大きい。大きくて…、なんかね、怖い感じ」

「怖い感じね。先生もそう思う」

「あとね、顔でいうと…

「顔で!?!?」

「顔でいうとこんな感じの音!」


©︎日本語ライセンス版 トンプソン : はじめてのピアノ教本 第1巻


な、なんかわかるぅ〜〜〜!!!!🤣🤣🤣



顔で表した人は初めてだったので、是非シェアしなくてはと思いましたꉂ (˃̶᷄‧̫ॢ ˂̶᷅๑ )
なんてユニークな発想なのかしら! いいよいいよ!笑



その後は、「音が低いから怖く感じるんだよ〜」という話をしたり、鍵盤での音の高さをネタばらしして、
バスティン:ピアノ パーティー Aのワークシートをすることで音の高さについて理解を深めることができました✨

動物の鳴き声を真似しながらピアノの鍵盤を叩いて、音の高さを探るの面白かったなあ(*´ω`*)


私、とりあえず色んな資料は揃えているので、レッスンしながら、その子に必要・合っていると思ったものをピックアップして使うようにしています。


今回のように感性を研ぎ澄ませて音楽を感じてくれるのは、とても嬉しい。
私にとっても刺激的だし、何よりお互いに楽しいよね。
積極的に色々感じて、学んでくれたらいいなと思います。



こんな風にたくさんのお子さんのユニークな感性に出会えることは私のお仕事の特権だなあ、有り難いなあと日々感じています。


また面白い発想に出会ったら、シェアさせていただきます♪
お楽しみに*\(^o^)/*


それでは、またお会いしましょう🌸




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