ブエノスアイレスからコルドバへ

今回の旅の目的のひとつであるフォルクローレフェスティバルはコスキンという小さな街の特設会場で開催される。
コスキンへ向かうために、まずはコルドバへ。

コルドバはブエノスアイレスに次ぐアルゼンチンの都市で、キリスト教布教の拠点となっていたために古い教会が多く、同国最古の大学があり、友達いわく国中から学生が集まるのでなかなか面白い街だそう。チリ人の友達は何故かコルドバや周辺の都市は美男美女が多いと言っていた。
コルドバに立ち寄らなければいけないのには理由があった。
実はまだフェスティバルのチケットが購入できていないのだ。
ネットで事前購入できなかったため、コルドバにあるチケット売り場で購入する必要があったのだ。ついでに一泊してみようとホステルを予約する。
(今考えればチケット買わずにコスキンまで行こうとしてた自分すごい。笑)



レチーロのターミナルから夜行バスに乗る。
レチーロはブエノスアイレスから近郊都市への高速バスターミナルで、チリやペルー行きの国際バスもある。周辺は薄暗いので、夜は注意。このターミナル、乗り場が本当に不親切。首都であるブエノスアイレスの主要ターミナルとは思えないほど。
購入したチケットにはゲート25-35などと書かれていて、自分でバスを探さないとならず、危うく乗り損ねるところだった。
ターミナルには無料Wi-Fiも電源もないし、海外キャッシングできるATMもない。座るところも少なく、何より暗い!!ここで長い間バスを待つのは正直しんどい。
それに比べて到着地のコルドバのターミナルは凄くきれいで近代的、案内も十分だったには驚いた。

ブエノスアイレス-コルドバ間のバスは1日に複数の会社から何本も出ていて、行きはChevallier(1650アルゼンチンペソ)、帰りはEl Turista(1800アルゼンチンペソ)という会社を利用。
9時間の長旅なので、どちらもCama(レイト)を購入。
ワンドリンク、スナック、Wi-Fi、トイレ付き。ちなみにEl Turistaは少し高くなるが(といっても数百円程度)、車内食(写真)にフリードリンク、更にはブランケットがいい香りだし、椅子もほぼベッドのように倒れるので、爆睡できた。ブラジルの高速バスより快適!


コルドバでの最大の目的はフェスティバルのチケットを買うことだったので、買えるまではドキドキしていたが、意外にもあっさり購入できて、1日街をフラフラすることに。
レストランを探していたらいきなりドカーンと現れる大聖堂。さすが歴史ある街。コルドバの観光スポットは殆どが歴史的な建物である。


私はどちらかというと教会や大聖堂よりもカニャーダ川付近が気に入ったのでこの辺りで本を読んだりする。この街灯とか素敵でしょ?
でもホステルのお兄ちゃんがこの付近より先は夜危ないと教えてくれた。どこに行っても地元の人の情報は大切である。

正直、今回コルドバ滞在はあまり楽しめなかった。
情報が少ないし、学生が夏休み中で少し活気がなかったのかもしれない。ホステルに戻るとパリピたちがシュラスコ(BBQ)に誘ってくれたが、一日中街をさまよい続けた私は非常に疲れていたので断った。部屋に戻って休もうとすると、肉を炙っている煙が充満してまるでスモークされている気分になる。
二度とこのホステルには泊まらない、そして朝起きたら即効コスキンに向かおうと心に誓う。


予定通り早起きし、コスキンまで電車で行ってみようと駅まで40分かけて歩く。上り坂ばかりで辛い。必死の思いでたどり着くと長蛇の列…。ちょうどバーベキューシーズンらしく既に満席。鉄子の私としては非常に残念だが、今回は大人しくバスでコスキンへ向かうことにした。 (つづく)

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