白状します　気遣いなんかじゃない

「かずなさん、癒されました！ありがとうございます」

 

 

本当はExcelのデータをWordに放り込んで、

シールを作るはずだった。

 

でももはやGoogle先生に質問する時間もなく、

会場入りする前の隙間時間に前日リハの夜ごはんの分、

前日の夜中に当日の昼ご飯の分を筆文字で書いた。

なんで筆文字かというと、

私はペンで書くより筆文字の方が早く書ける、

そして手が疲れないから。

 

「忙しいのに色ペンの丸をつけて、、。

こってるやん」

 

そう言ってくれたけど、

実はあの色とハートマークには秘密がある。

気遣いでもなんでもなく、

実は業務のコツなんだ。

 

だから私は気遣いのできる人なんかじゃない。

実際、

STAGEの当日まで、

いや当日も終わった後も、

何度も何度も何度も落ち込んだ。

本当に私は常識がなく、

気遣いできず気付かない人間だと。

あれもこれもできてない。

あれもこれも忘れてる。

あれはどうなった？これはどうなった？と聞かれるたびに、

自分の無能さ加減に腹が立ち情けなくなる。

 

出演者がブログで自分との戦いをさらけ出すなか私は、

STAGEについてのブログが書けなかったんだ。

かっこ悪すぎて。

 

 

「かずなさん、忙しい中手書きのシールありがとうございます！」

と声をかけてくれるたび、居心地が悪かった。

SNSで

「かずなさんみたいに、気遣いのできる人になりたい」

なんて書き込んでくださるのを見て、

私はそんな人間じゃなんだよ言いたくなった。

 

 

「筆文字で書いたらほっこりしてくれるかな？」

と思ったのは事実。

でもその気持ちは私の心の中のほんのほんの少しの部分。

 

でもそう思ってくださったんだよね。

緊張しっぱなしの前日リハで、

筆文字のシールで癒された方がいた。

 

それでいいのかな？

それは事実。

 

 

筆文字シールでほっと一息ついてくださったのなら、

それでいいんだ。

それでいいんだよね。

CITTA手帳で
笑顔になれる女性を増やす専門家

手帳ライフコーディネーター
道田一菜です。

 

 

 

一昨日、

CITTAonSTAGE！無事に幕を下ろすことができました。

関わってくださったみなさまに、

厚く御礼申し上げます。

 

 

私は事務局として年明けから走っていました。

いろんな仕事を担当しましたが、

その一つ「弁当手配」

 

「弁当手配」

いい思い出がない。

小学校のPTA役員をした時に、

かなり気を使ったのはこの弁当手配。

数の管理、メニューの選定、

当日いかに全員にぬかりなく配りきるか、

かなり知恵を絞りました。

その時の経験は無駄なく活かされました。

 

このシールには秘密がある。

 

なんで個人名を書くか？

確実に個人に届けるため。

個人名書いてないお弁当が残ってると

「え？数間違った？足りてない人いるんじゃない？」

とか悩むでしょ？

個人名書いておけばその心配はない。

 

ピンクの筆文字で書いた◯印。

実は色を変えて、

ピンクはこの部屋に置く、青はこの部屋に置くというサイン。

私はお弁当を配る現場にはいられないから、

直接指示を出さずとも、

ボランティアさんがスムーズに配ってくれる工夫。

ハートマークはショー出演者かどうかのサイン。

だから筆文字シールは仕事の仕組み化の集大成。

 

 

もちろん名前を書いた時はその方の顔を思い浮かべて書きました。

でもそもそもは、

業務の工夫なんです。

 

だから

「心遣いありがとう」と言われると、

なんだか居心地が悪かったの。

 

でもみなさんの顔を思い浮かべながら書いたのは確か。

だから素直にありがとうございます。

私の筆文字でほっこりして、癒されたのなら、

ああ、筆文字やっててよかったなと、

そう思います。

 

 

今週末、

東京都町田市で筆文字講座・手帳講座を開催します。

それぞれ残席わずかとなりました。

 

筆文字はちょっとしたコツで、

アートな文字が書けるようになります。

 

手帳講座は私みたいについつい頑張ってしまう方に、

自分のやりたいことを一緒に見つけていく講座です。

 

 

準備の関係上、2月21日を申し込み締め切りとさせていただきます。

明日はCITTAonSTAGE！のお仕事はお休みさせていただいて、

週末の講座の準備をする予定。

スイッチを切り替えて行きますよー！

関東の皆さん、どうぞよろしくお願いします！