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好き嫌いよりも残酷なもの

 

 

2019年10月21日

 

 

ベトナム語が通じたり通じなかったり!
…の毎日に振り回されている、西野です。生きてます。

 

 

 

前稿で「次回は戦争の傷跡について…」という予告をしたのですが、
まだ勉強+考察不足という理由で、延期にさせていただきます。

 

 

 

ただ「戦争」にリンクし本稿は辛辣な表現を少し。
「好き嫌いよりも残酷なもの」について綴って参ります。
人間心理ですね。こういうのも戦争の原因になり得るかもですよ。

「好き・嫌い」ってどういう感情?

 

先ず「好き」という気持ちについて考えます。
「好き」ならずっと自分のそばに置いておきたいものです。

 

 

 

でもそれが叶わないときには不思議なもので、
突然「好き」ではなくなります。180°転じ「嫌い」になっちゃうことも。

 

 

 

少し脱線しますが、私は現在ベトナムの学校に特別なビザで入れます。
当然、日本語教育に関わるので教室に入ることもできます。

 

 

 

それでも、生徒さん全員の心の中に入っていくことはできないのです。
それは生徒さんたちに私への「好き・嫌い」をジャッジする権利があるから

 

 

 

派遣員同士で「○○さんは生徒さんに好かれていそうで良いなぁ!」
…なんて話題も少なくはないのですが、そんなのたまたま。
生徒さんのジャッジ一つで、明日には見る目変わりますよ。

 

 

 

生徒さんを見て「かわいい〜!」なんて言ってる我々大人。
実はそんなの傲慢で、あの子たちはしっかり我々大人を見ています。
生徒さんが「かわいい」ですって?そんな傲慢な我々大人こそ、
あの子らから見れば逆に「かわいい」存在かもしれません。

 

 

 

それでもあの子たちのハートをつかむテクニックを幾つか持っていれば、
少なからず受け入れてもらうことはできるのですがね。
(子供だましですかね?)

 

 

 

ですので、フィリピン勤務時代に
「絵なんて要らない」と私にほざいた駐在日本人に言ってやりたい。

 

 

 

お前は子供のジャッジ一つで弄ばれてしまえ。と。

(↑まだ恨んでる(^-^;)

 

 

 

「好き」って気持ちは、手強い。
「好いていても」「好かれていても」、明日には180°変わってる。
そうでも考えてなきゃ、教育者として毅然としていられません…。

もっと残酷なものとは。

 

さて「好き・嫌い」について好き勝手上述しましたが、
そんな「好き・嫌い」よりもっと残酷なものがあります。

 

 

 

お察しのとおり「無関心」です。興味ない。

 

 

 

あのメジャーリーガー、イチローさんも言及されていました、
「僕のことを好きな人も嫌いな人も、僕のことを真剣に見てくれている。」
この考え方はとっても素晴らしいし、私は大好きです。

 

 

 

ですので反面、「お前に興味ない」って感情はすごく残酷で、
加えて相手をすごくイヤな気持ちにさせるんだなーってつくづく思います。

 

 

 

この頃は若い子たちもドンドンあざとくなっていて、
この「関心ナシ」テクをあらゆる場面で乱用していますねぇ。
特に図太い子なんか、目の前の相手に聞こえるようにワザと言ってますよ。
人間不信越えて人間拒否か?!こわ!(;゚Д゚)

 

 

 

相手をすごくイヤな気持ちにさせる「お前に興味ない」。
使い方や使う相手を間違うと、相手が怒ってしまいますし、
「起こって」しまいますよ。…戦争が(ムリヤリ着地させた)。

「お前に興味ない」は一種の幼児思考?

 

う〜ん、本当に「お前に興味ない」と思うなら、
実際その言葉を使うはずがないんですよね。

 

 

 

そもそも「相手に」本当に興味が無かったら、
「興味ない」とわざわざ発言することすらないのですから。

 

 

 

ですので結論。
「お前に興味ない」を意志をもって使う人。
「お前に興味ない」を残酷な武器として使える図太い人。
私の理屈ではただの子供なのだということです。

 

 

 

ありゃ…自分を棚に上げちゃいましたか?

 

 

 

ポジティブにまとめると「好き」も「嫌い」も、
人として立派な感情ですし、他人をしっかり見ている証拠。
他人から好かれようが嫌われようが良いじゃん。ちゃんと見てもらえてます。

 

 

 

もっとも始末が悪いのが、
「好き嫌いよりも残酷な言葉の武器」を思いやり無く使える奴らってこと…。
それなら「じゃあキライ」で落とし込める奴らも、思考停止してますけどねぇ。

 

 

 

争いが起きる根源って、実はこういう「無関心」なのかもしれませんよ。
加害者は被害者の気持ちなんて、一切考えない。気付かない。
考えない・気付かないから加害者になれるんです。

 

 

 

↑↑↑私はここベトナムでも、
そう見受けられる様子に何度か接しています。
それも、いい大人が集まっているような場所の方が多い!
(ベトナム語は、ほぼ分かりませんが…)

 

 

 

ですので教育者としてマズいのは、
「関心がない」と生徒に察されることなんだと思いました。
先述どおりあの子らは教育者を見てます。手強い。

 

 

 

最大の悪「無関心」は身近に潜んでます。
そうならないよう、争いにならないよう、
常日頃生徒さんたちのように「なぜ?なぜ?」アンテナを張らねばと、
逆に生徒さんたちから教わっている日々です。

 

 

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