私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ブログ紹介 はじめに・ルール

2029-01-01 00:00:00 | はじめに




はじめに



このブログはタナゴ釣りの仕掛けで釣れる「人にはあまり役にたってない魚たち」にスポットライトを当てたものである。
釣り人のための図鑑にも詳しく記されないまま、釣り人に「外道・細物・エサ取り」などと呼ばれ見下げられる魚たち。
釣れてくれた感謝もないままに・・・・・・。
彼らもけなげな生命であり、生態系を支えている大切な役割があることをほんの少しでも残しておきたいのである。



中島みゆきの「地上の星」の水中バージョンみたいなもんである。



ルール


「何でもあり」にすれば釣れる種類は増えるだろうがつまらない。
必ずシバリは必要である。





・基本6尺(180cm)以下のタナゴ竿とタナゴ仕掛けを使う
・ときに最大10尺のタナゴ竿やチョイ投げタナゴ仕掛けを使うこともある。
・数多く釣らない。特に絶滅危惧指定種は数尾にとどめる。
・保護活動されてる地域・流域では連携をとらぬまま釣りやガサをしない。
・特定外来種が釣れた場合、法令にしたがった処置をする。
・ゴミは必ず持ち帰る。
・ゴカイやミミズを馬鹿にしてはいけない。必ず使い切る。

・いずれ釣れる魚種には限界がくるから、地域の自然環境の中で「あまり役に立たない」「相手にされない」ような小さな虫たちなどの生き物のことも書いていく。
 魚だけが好きというわけではないもんな。





このページの魚たちは釣れるたびに増えてくからね。







































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第三十五回『お~いお茶新俳句大賞』二次審査通過!

2024-04-22 17:28:22 | 俳句
2024年4月22日(月)

俳句の話を書くのは面倒くさくてほぼ1年ぶりだが・・・
一応ずっと続けてて・・・

今日、昨年に続いて第三十五回『お~いお茶新俳句大賞』の二次審査通過のお知らせがわが家に届いた!


名前も俳句も伊藤園さんからの申し合わせで秘密のままにしないといけないし
昨年同様、この先の結果については書く予定はない。
けど、わが家に5年間でのべ6句の二次審査通過はうれしい!というプチ自慢。

ま、瓢箪から駒がでたというより
落ち葉のリター層から2mmほどのチビヒョウタンゴミムシの仲間がでたくらいにうれしい!

20240415

わが家の裏庭の腐葉土にいるウサギさんみたいな
1mmほどのマルトビムシの仲間がピョンと飛びあがるくらいにうれしい!

20240420
生き物観察をしながらの散歩と名前調べは、俳句の力になるなあ!
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トラフシジミ春型 Rapala arata:広島県希少生物保護シンポに添えて

2024-04-19 09:58:12 | チョウ・ガの仲間
2024年4月19日(金)

トラフシジミ春型 Rapala arata

20240418  前翅長20mmほど

日本全土に生息する濃茶色に白いストライプが入るシジミチョウ
今の時期に現れるのはストライプが鮮やかな春型だ
名の通り「虎斑」なのだが
どこか関西方面の虎関連のプロ野球チームがかつてそうだったように
夏(型)になると、ストライプはすっかり弱くくすんで地味になる

葉の上で、クルクル回転し

後翅の橙色と小さくのびた突起も見せてくれたり

薄いコバルトブルーの翅の表面をひらいて示そうとしたり


ここまでと、思いとどまったり


幼虫時の食草は、この辺だとフジやクズ・ウツギらしい
だから、確かに時期を外さなきゃ割と簡単にみられるのだろう

ただし、小さいからね
視ようと観ようとしなくちゃ、見ることはできないと思う

例えば、公園の駐車場のコンクリートにもいたり


掃き寄せられた落ち葉の上にもいたりするもの


なんか、今回私に近づいてきたトラフシジミは、前脚先端の形だと全部メスっぽくて・・・
そうだろそうだろ、私はもてるのかもしれないっ!

さておき、このシジミと同じ今の時期にきれいな婚姻色をみせる小さなタナゴが
私の町にはかろうじて生き延びていて・・・

友人・知人たちは、繁殖と種の保存のためにやっきになっている

そんな状況を「氷見のイタセンパラの保護活動」とともに、下記のシンポジウムで報告してくれるという


先着100名の無料配布の下敷きは、誰かほかの人にゆずるとして
少しでもお手伝いできるよう早めに出かけたい。
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イチリンソウ Anemone nikoensis :県生物多様性シンポに添えて

2024-04-16 09:57:57 | 植物
2024年4月16日(火)

イチリンソウ Anemone nikoensis

20240415  花径4cmほど

キンポウゲ科の山野草
昨日、広島県の生物多様性シンポジウムに尽力した友人と山歩き中咲いていた。

ロビーに120枚ほど「備後地方の生き物」写真展を催し


その準備を手伝って、「喫茶ごん」で600円ランチ(コーヒー付き)をおごってもらい


4月13日、当日早めに会場へ行き、最前列の席を確保してほっとしていたら
私のブログを見て参加した若者たち3人に声かけられて
そのうち1人はわざわざ関西から足を運んだそうだから
「あらま!」と、何となく申し訳なくなって
「要らんこと書かんとこっ!」とあらためて思いつつ、また要らんこと上書きしてる

定刻前には、会場は満杯となり


シンポジウムは始まり

予定していた4時間を超えつつ、あっという間に終わった。

県の絶滅危惧種の生息状況もわかりやすく学べただけでなく
長年関わり続けたその努力量の大きさに圧倒された
いったいどれだけ時間をかけ、どれほどの地域を駆けてきたんだろう?
「生息する」ことを明らかにするために「生息していない」その他地域を網羅してまわる虚しさは如何ばかりだったろう
そんなことを想像すると、あらためて講師の方々は「広島県の貴重生物種」だなあ、と思った。

後で1人の講師に尋ねてみたら
「期待した成果がでた調査は6回に1回くらい」だそうだ。
5回は首をうなだれて帰途につく、その一見失敗というか無駄な時間が支えてるのだよね。
調査対象の希少生物に長年かけて向き合い続けるということはそういうことなんだなあ・・・
成果やその発表は一瞬だというのに・・・

だから、イチリンソウを添えようと思った。
たった一輪のうす桃色のつぼみは、いわゆる成果だけれど

それは、ほぼ誰も見ようとしないたくさんの葉に支えられてる。

その花は、発表の機会のようなものだけれど、わずか数日で役割を終える


春の妖精「スプリング・エフェメラル」とよばれる由縁でもある。


どうか、希少な生き物たちが生きにくい自然になりませんように・・・
どうか、貴重な講師たちに限らず、真っ当な人たちが生きやすい社会でありますように・・・

元気をもらえるし、5月のシンポジウムにも参加してみよう!
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アカエビ Metapenaeopsis barbata :人知れず大貢献のエビ

2024-04-07 09:34:46 | 昆虫以外の節足動物
2024年4月7日(日)

アカエビ Metapenaeopsis barbata

20240331  5cmほど

底引き網漁の最終日、ミニ水族館を併設してる龍神丸さんにお礼を言いに出かけた。
何度もお邪魔して、水族館や売り物の魚介類の記録撮影をさせていただいたからだ。
店じまい寸前の青トロ箱に1尾、コイツが元気に泳いでいた。
笑いながらくださった。
最後の最後までやさしいお二方だ。

さて、この小さなエビ、広島の小さな駄菓子会社を日本の大企業へと成長させた立役者なのだ。


私の地域では、アカエビ・サルエビ・キシエビ・トラエビなど
底引き網漁で獲られる小エビたちをまとめて「ジャコエビ」と呼んでいる。
コイツらが「やめられない♪とまらない♬」のメロディーとともにカルビーを成長させたという訳だ。

「ジャコ」とはすなわち「雑魚・ざこ」のことだ。
「じゃこ天は貧乏くさい」と発言し咎められたどっかの知事さんもいた。
が、ジャコエビのことはよく知らなかったらしい。


クルマエビ科だから、模様や大きさ以外フォルムはよく似てる。
ただ、上部にある眼がより大きく、潜るより外敵からの逃避行動に長けてるのかもしれない。

さて、香川県へは下のチラシ配りやうどん食いのためだけに出かけたのではない。

観音寺市を中心に、このエビたちを使った「えび天」という安価なじゃこ天もどきがあったり
テッポウエビ類をからあげなどにして食べる地域特有の食文化があり、鮮魚市場を回りたかったからだ。

地元の生鮮魚類に強いスーパー鮮魚部でお話を聞いたが、テッポウエビ類は最近売ってないとのこと。
また、「えび天」「えび竹輪」はいくつか買ったが、撮影前に食ってしまった。
どっかの知事さんは、そんな私をもう「貧乏くさい」とは口が裂けても言わんだろうなあ。

白状すると、私も初日の2月10日にはコイツを邪険に撮影してて

「ま、適当でいいや」と思っていた。

ところが、帰宅後ネットで調べてみると・・・
アカエビという名は
ホッコクアカエビ(通称甘エビ)とか
クマエビ(通称アシアカ)とか
最近では、もはやクルマエビ科でもないアルゼンチンアカエビに使われてたりする。

だから、アカエビという和名を言ってもその正体を知らない人だらけだ。
エビせんべいの素材のエビというくらいで姿・形に関心もないだろう。

それは、ネット上の画像にもよく表れてて
「生きた画像がほぼほぼない!」のである。

小エビのかき揚げくらいは、日本に暮らす人たちの大半は食べたことがあるだろ?
えびせんべいくらいは手にしたことがあるだろ?
日頃、お世話になりながら、生きた姿を知らない・見たことがないというのは失礼の極みだと思うのである。

なので、じっとしてるとこと


腹肢を使って泳ごうとしてるとこを

あらためてしっかり撮っておくことにしたのだった。
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