台風19号が横切った京都は昨日は一日中雨だった。
もちろん何処にも行けなかったし、何処にも行けなかった。

この数年台風の規模勢力が増しているのは周知の事実だが、
進路も沖縄でなく小笠原諸島経由の東海、関東方面の傾向にある。

これらの事は海水温の上昇によると思われるが、
改めて早急の地球温暖化の国家的と云うより、
国際的な協力が必要だと思う。
安倍首相は所信演説で一億総活躍社会、全世代型社会保障、
成長戦略等、概ね従来とは変わらず経済最優先、
海洋プラスチックごみには触れるが、地球温暖化の言及は一切無く、
最終的に国民多数が望んでいない憲法改正に意欲を含ませて締めている。

自民党政権下では経済は発展する可能性があるが、
その反面、汗水流して働く多くの一般人の経済基盤は弱くなり、
大企業、金融、投資機関、不動産、それらにまつわる諸々の人達の

懐を潤するものの、格差社会を拡大さすだけだろう。
地球の未来を託す政党が出てこない事には始まらないか??




そんなこんなで自宅で陶芸をやるつもりでいたが、
再生の粘土が適度の固さにならなかったので、
写真フォルダーの整理をして、
一番新しめの北嵯峨野の自生のコスモスを紹介する事に...。

 


撮影記憶を見ると五日前に伺っていた。








夕焼けのコスモスが目的だったが、
その日は雲の状態が良くなかったので、
先ににお詫びを申し上げておきますおきます(笑)。



この時ほぼ見頃に近かったので、
台風の影響が出ているかもしれない?




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



この辺りのコスモスは基本ピンクと白だが、
僅かだがビビッドピンクも見受けられる!














これらのコスモスは道路沿いに自生しているが、
よく見ると遠くの畦道にも多くの咲いていた。













畦道にはマムシなども出没するので、
降りるのは少し勇気がいるが...









右手の大きな毛虫の様な草は何だろう?

 


猫じゃらしの大親分?









家に戻り調べてみると、
同じイネ科のチカラシバと云うらしい。

 



40歳時分から十数年釣りにハマっていた事があった。
和歌山、三重、岸和田、神戸、舞鶴、伊根、敦賀等、
車で行ける釣り場はほとんど行きつくしたが、
最も足繁く通ったのは福井県の音海、大島、高浜だった。
全て原子力発電所の近くだった。
何故?皮肉だが原発の排出する暖かい冷却水は、
魚をおびき寄せ成長を促す効果があるのだ。

夜釣りもよく行ったので、もし原発事故でも起これば、
京都市には戻れないだろうな感じながら、
原発の灯かりを複雑な気持ち眺め、魚の反応を待っていた(笑)。

日本海には鯖街道を抜けるが、
その間崩れそうな山並みが永遠と続く。
随分前に林野庁がバラマキとも思える杉の植林政策で
山の地盤が弱体化する針葉樹を日本全土に広げてしまった。

日本海の波止場の多くがは小さくてどこか鄙びている。
情緒があると言えば聞こえが良いが、
ここにも長年の自民党政権下のお金だけばらまく政策が際立つ。

日本の業魚は大間のマグロ漁師に代表される、
自由な奪い合い、競争社会で成り立っている。
ところが先進諸国では随分前から養殖と管理漁業、
特にノルウェーは10年ほど前から漁業資源の管理に力を入れ、
競争しない漁業が成功を収めているケースもある。

日本は遅れているなと嘆いていたが、
気になるネットニュースが目に飛び込んできた。
-競争をやめたら、生活も魚も守られた。30年前から続く「漁師の約束」-

驚く事に世界の潮流「漁業資源の管理」が
鹿児島県の北西にある離島・甑島(こしきじま)の漁師の間で、
30年前から行われていたとは!



夕焼けのコスモスにお目に掛かれなかったが、
広沢池の観音島に目を向けると、何故か東山の彼方が夕焼けていた。