あと一年位で70歳の大台の乗ってしまう。
私はサラリーマンを二ヵ月間を経験した事はあるが、
概ねフリーター、ヒッピー、自営業の数々。
若い頃からかなり社会性が欠如していたので、
出来れば自由業で生計をしたいと思っていたが、
何せ、何の素養も無かったので今に至っている。
子供の頃からなりたかった職業を時系列で並べると、
カーデザイナー、ファションデザイナー、建築家、
ミュージシャン、詩人、ドンファン、映画監督、小説家、
アートディレクターなど、
ドンファンが職業であるかは不明だが、
要するに仕事はせず、女性に養ってもらって好き放題、
女たらしで遊び人、世界中の珍味に舌鼓、
美酒に酔い酒池肉林のデカダンス。
しかしこれは肉体と精力的なモノを必要とし、
冷静に己を見てみると、こんな事を実践できる
根本的なモノを持ち備えていなし、
女性の喜ぶ事が絶対言えない口下手でもある。
お恥ずかしい話(笑)。
結果、全て成し遂げる事が出来なかった夢であり、
妄想みたいなモノで、実像は借金地獄を15年、

周りの迷惑省みず25年、要するにしくじり大先生である(笑)。

この期間色んな事を経験して、
小冊子、ビデオ、カセットブック等、
少しのは作品めいたものも作った事もあるのだが、
やはり満足のいくものは作れず、その殆どは手元にも無い。

こんな年で今更と思うが、
2、3年前から出来れば死ぬまでに
形のあるものを残したいと思いだし、それが陶芸の抹茶碗。
これ位の小さなモノならば、何とか形に出来るのでは?

一年半前に近くの陶芸教室で一日体験。
とは云うものの、仕事も何事も独学でやってきたので、
教えを乞うのは苦手、成形は小さなスペースで出来るが、
小さなマンションの一室では、素焼き、
本焼きは自宅では出来ない。

 



それでも調べて京都市の施設で低料金で素焼き、本焼きを
やってくれるサービスがあると判ったので、
一年前から自宅で粘土をいじり出した。
そしてようやく半年前に数点出来上がったので、
素焼きの申し込みをしようとしたら、
そのサービスはその時点で窯が潰れて利用できない。
その市の担当者は潰れた時点、
一年前に予算請求をしているが、
全く認可されるメドが立っていないとこぼしていた。

それでも諦めず美術大学の陶芸課、
陶芸販売のサービス等を調べたが、
現実的に利用できる施設は見つからず、
最終的に一年半前にお世話になった陶芸教室で、
特別会員として焼いてもらえる事になった。

成形はここまで約30~40点作ったが、
満足いくものは出来ず、割っては再生し、何とか数点納品。



先ずは好みの粘土は二種類、混ぜて合計三種類。
釉薬はネットで購入して二種類。
ともかく今回は自分の納得ゆくまで粘土と付き合う予定。
既に納品してから三週間が経とうとしているが、
未だに陶芸教室から焼き上がりの連絡が来ていない!
前途多難の門出に変わりはない(笑)。

 

 


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