結弦くんファンの皆さま~

 

と言うべきか・・

 

フィギュアスケートを正当な評価で楽しみたい、皆さま~

 

と言うべきか・・

 

ちょっとばかし面白いものができたので、アップすることにしました・・(*´ڡ`* )

 

 

 『 YUDU'll BE BACK  Dancin' on The Edge 2 』 より・・

 

あ・・ これではありません。照れる  変な話をする前に気持ちを落ちつけておこうかな、と。。

 

 

 

 

 

 

ジャンプの基礎点とGOEが、昨シーズンからの新ルールで大幅に変更されてから、なんとなく気になっていたことなんですが。。

 

ジャンプの基礎点は、難度が上がるごとに高くなり、その上げ幅も、一定の比率で大きくなって増えていくのが当然のかたちですよね。

 

新ルールで基礎点を下げた結果、その辺はどうなっているのだろうか。そのかたちは保たれてるんだろうか。。4回転アクセルの辺りに、なんだか変な感じがしていました。

 

それで先日、オータムのPCSのことをぶつくさ考えているうちに、TESの基礎点のことがやっぱり確認したくなって、いろいろいじり出し・・・結局、自分で作ってしまいました。

 

 

 

それで、ジャンプの基礎点を回転数ごとに座標にプロットしていってみたところ、こんなグラフができたのです。。まずはご覧くださいませ。

 

 

色鉛筆も使ってるので字の太さとか、まちまちです 汗

 

それぞれの種類のジャンプごとに、回転数当たりの基礎点を拾って、線でつないでみました。こうすると、その線の傾きでもって、各種類のジャンプの点数の上がり方を見ることができます。

 

ジャンプの難度は2次関数のように上がっていくので、少しずつ右肩上がりになっていますよね。

 

ちなみに、トゥループからルッツまでは、難度が違っても回転数が同じなので、X軸における位置を同じにしました。アクセルジャンプは0.5の回転が多いので、0.5右にずらした位置から点数をプロットしました。前向きということでも難度がだんぜん高く、まったくの別ジャンプですしね。

 

他のジャンプよりも(X軸の)右の位置に置いた、ということは、当然、その分、このグラフではより(Y軸の)高い位置に来て当然、ということになります。・・ということは、このいくつもの色の線の中で、アクセルの赤い線の傾きが、右に行くほど大きくなり、他のジャンプに比べて左側にだんだん(垂直方向に)傾いたかたちになければならない。ということになります。

 

 

 

そのアクセルの赤い線の、3A8.0 から 4A12.5 の線を見てみると・・ あれれ・・

なんだよ、これ~~~

 

右に傾いてるじゃん・・ いちばん・・

 

 

 

 

 

ここで、自分のグラフを一応、疑う。色鉛筆だからな。。

点と点のつなぎ方がずれてるかもしれない・・

 

ということで、念のため、数字をまとめて表を作りました。

 

 

 

各ジャンプの回転数が変わるごとの点数の上がり方・・つまり各色の線の「傾き」を数字にしてみました。

 

 

この表の見方ですが。

たとえば、(T:トゥループ)の緑色の線の傾きについて。

傾き1-2 ① 0.90 となっています。

 

これは、1回転トゥループから2回転トゥループまで、回転数が1つ上がったところ(dX = 2-1)で、基礎点が 0.4 から 2.3 まで上がった( dY = 2.30 - 0.40)ことを表してます。よって、

( 2.30 - 0.40 )/1 = 0.90 となります。

 

そしてその線は2回転から3回転に変わるときの①→② が2.00 (2.9 - 0.9 ) 、3回転から4回転に変わるときの②→③が 2.4 ( 5.3 - 2.3 ) となり、その傾きがさらに大きくなっています。

 

 

 

で、ここで、表を見ていくと・・ 皆さま・・・

 

え・・・???汗汗

 

となったのではないでしょうか・・・  そうなんですよ・・

表の、右端の最下段の数字・・

 

 

 

 

 マイナス・・・・!!!!

 -0.20 

 

 

4Aが・・うわ・・・ 汗汗

 

 

 

 

3回転アクセルから4回転アクセルに変わるとき、もちろん基礎点は上がっているけれども、その上げ幅は、実は、ここだけ下がっている・・ ということです。いくらなんでも、マイナスはないでしょ、マイナスは。。

 

実際にグラフで見てみると、赤い線(A)の傾きが、ここのところだけ、右方向へ少し折れてますよね?ちなみに、その延長上の赤い点線は、Xが 5 の辺りでトゥループの点線(緑色)と交錯し、Xが5.5のところではトゥループより低い位置に来てしまう・・ほどの傾きに抑えられてます。

 

トゥループからルッツまでなら、先ほど書いたように、なるほど、演技構成点とのバランスをとるためか、難度の高いフリップやルッツが、一応は抑えられてはいるのですが、しかしながら、これらはいずれも傾きの加算分はプラスをキープしているんですよ。

 

 

ちなみに、改正前の基礎点と比較して、3回転レベルのジャンプは0.95~0.983の点数とし、4回転レベルには、4T,4Sを除き10%以上を下げています。

 

   改正前   改正後   掛け数

4T 10.30       9.50         0.9223・・

4S 10.50             9.70      0.9238・・

4Lo 12.00           10.50         0.875

4F 12.30           11.0           0.8943・・

4Lz 13.60           11.50         0.8451・・ 

4A  15.00           12..5          0.8333・・    ( 表にするこんじょう なし・・汗)

 

 

4Aが16.66・・%も下げられていますね・・ 4Fはやや優遇されていて、10.56・・%

こうして、他のジャンプとの引き下げ率を並べると、一つ前の4Lzが15.48・・%下がっているから、4Aがこれくらい下げられるのは当然だろう・・と、こういう比較しか見ない人は、4Aの下げられ方に、何の疑問も持たないかもしれしれませんね。

 

 

グラフのルッツをご覧ください。改正前のルッツが先ほどの0.845 と大きく削られているように一見見えますが、グラフや傾きの変化表を見れば、痛手をこうむっていないことがわかります。4回転アクセルのところだけが、いびつなんですよ(マイナスだし)。

 

改正後では、ルッツジャンプと1点くらいしか違わない、しかもGOEの解釈次第でいくらでも4A得点と4Lz得点が逆転できる。そういう美味しいところに、ちゃんとルッツが置かれている感じなんですよね。 

 

4A12.5は、この超・超高難度の4Aが成功するだけでも、別次元で凄いことなのに、その凄さに見合うだけの点数ではないのではないでしょうか。

 

 

もともと、ジャンプというものは難易度が上がるほど難しさもアップするもの・・

もともと、ジャンプの難易度というものは、加速的に上がるもの・・

という、基本的な自然の法則。

 

演技構成点とのバランスのために、TESを調整したいのなら、ジャンプの基礎点すべてに、改正前の点数に0.9なりの小数を一律にかけた数字にするか、点数削減の累積係数(大きい数字になるほど変動を大きくするために設定した数字)か何かあるのか、あるならその係数をもっと小さくすればいい、だけのことだったのではないでしょうか。

 

そうすれば、4Aのところでガクン・・とマイナス加算の傾きになるようなことは、なかったはずです。

 

 

 

グラフで見るなら、4回転アクセルは最低でも13.5にするべきでは・・?これでやっと、変化表の最後の傾きの差が、-0.20 から0.80のプラスには変わります。

ほんとは、これでも足りないくらいで、14.00くらいでないと(これで傾きの差が1.30に)、自然な評価にはならないのではないか、と思います。

 

3Aの基礎点が高すぎるから4Aがこんなに抑えられたのかな?とも思ったのですが、ルッツジャンプの上がり方と比べると、けっして3Aが高すぎるとは思えません。

 

 

 

 

ルール改正で新たに設定された4Aの基礎点の12.5が低すぎるんじゃないか、という声が昨年、すでに上がっていました。わたしも、15点からずいぶん下げられたなと思っていました。

 

先ほどの基礎点の新旧の比較のように、どういう資料を見るかによって、採点への検証のし方も変わってきます。

 

こうして、基本的なところから全体を見渡して点数の上がり方を見ていくことで、4Aの基礎点のいびつさを自分で確認できたかな、と思います。

 

数字がどう下げられたかではなく、下げられた数字が最終的に、全体の流れの中で、どういう位置にとどまる結果となったのか、そしてそれが正しい流れに沿っているのか、が大事なのですよね。今回、自分でこの資料を作ってみて、つくづく、思いました。

 

 

 

 

まるで、4Aを跳ぶな、とでも言ってるかのような、この12.5の数字。

それでもこの4Aを跳ぼうとしている結弦くん。

 

(´;д;`)ウウ・・

 

 

結弦くん、成功祈ってるよ~ ハート 『YUDURU Ⅱ』 より

 

 

 

結弦くん、ブライアンだけでなく、4F、4Lzを得意としている選手たちも、そのコーチの面々も、み~~んな、わかってるんだろうなあ。

 

この数値を設定したISUのお偉い方々も、み~んな。

12.5 は割に合わない・・  合わなすぎだってこと。

 

ネイサンくんのラファエルコーチが、結弦くんのことを尊敬していると言ってくれるのには、戦績とか技術の凄さはもちろんのこと、そんな冷たい扱いを受ける4回転アクセルに果敢に挑戦しようとする姿にも、何か感じるものがあるからじゃないのかな、と思いました。星

 

 

 

 

 

4回転の2回以上の跳び過ぎを禁止させるルールにしても、GOEの解釈にしても、いろいろ他に言いたいことはあります(でもべんきょう不足なので怒れない・・汗)。

 

本当は、前日のオータムクラシックのPCS(演技構成点)のことで文句を書いていたんですが、PCSに触れるにはTES(技術点)のことにも触れなくちゃなあ~、と思って、基礎点を確認していくうちに、・・こんなふうに、基礎点のことで引っかかってしまったんです。

 

・・そういうことで、ここでは4Aの点数が不自然だということだけにとどめておきますね。。

 

今回思い浮かんだこの検証方法、果たして世の中に通用するものかどうか、ちょっとわかりません。もし使えそうなものなら、今後に役に立てるものにしていきたいな、と思っております。

 

皆さまの目線で、わたしの考え違いとか、気がつかないことがあるかもしれないので、もし、気付かれたところがあれば、教えてくだされば・・と思ってます。 

そのときには随時、直していきます。よろしくお願いいたします+。*(๑’v’๑)*。+

 

 

 

 

 

 

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