金曜日、

勤務明け、

職場から車を飛ばして長野入り、

そのまま姉宅に転がり込み、

「ほいタオル!」

お風呂に入れられ、

上がれば「これでいいか?」とDVD〝トッケビ〟を示され、

お炬燵と巨大クッションで整えられたところにぽすん‥‥‥と落ち着きました。



四月から延々と、

姉が毎日続けてきた実家の片付けも、

いよいよクライマックスとなり、

断捨離の最終選択のため、

呼ばれたんです。





何捨てて

何残すか決めるぞ!


明治に分家してからの蓄積。

父が建て替えした時点である程度は片付いたんでしょう。

少なくとも土蔵は改装して

しばらく人に住んでいただいていたし、

離れ二つは建て替えする間の家族の住居でしたから、

整理整頓はあったはず。

なんですが、






‥‥‥‥人って、

ほんとに物まみれで生きてるんですね。

仕事の鬼と称された姉が、

2ヶ月片付け続け、

なお物はあふれます。




姉が捨ててはいけないかなぁ、

と迷う様々、

〝なんか これいいよね〟または、

〝これは捨ててかまわなくない?〟に、

賛同してほしいもの。

趣味にあう骨董品の類(器、置物、掛物、家具等)

そして書籍、写真。



昨日は、

既に姉が中身を確かめたものから

まずは始めました。



長野市指定のゴミ袋は、

緑の印字が〝燃えるゴミ〟

赤の印字が〝燃えないゴミ〟


 店主〝いらんな〟姉〝だろ?〟

 店主〝いいかも〟姉〝そうなんだよな〟


もしくは、


 姉〝これはまずいと思うんだ〟

 店主〝そうなん?〟

 姉〝そうだよ〟

ずんずんずんずん

見る間に袋は山となる。

もはや快感の取捨選択です。

「わー、

 なんかテンション上がるー」

と申しますと、

「これ一人でやってると、

 陰々滅々だぞっ」

と姉は申します。


物には誰かの思いがあるもの。

見えないそれか

ものの護りでございます。

ビミョーにからみつく〝いいのかな〟は、

理性を侵食する。

二人ならガツガツいけるんですけどね。


一人じゃ捨てらんないだろなー、

と店主も思います。




空いたところに残留または保留を入れ直し、

応接間から父の書斎までに残っていた検証済みの物件は午前中に終了。

学習机の引き出しから出てきた紙類、

持ち帰ってきたもの紹介しますね。



新聞切り抜き









シラケ時代かー。

〝シラケ〟と感じるくらいに熱の残る時代でしたね。

〝もっとも身近な文化〟こそ、

もっとも進化する文化です。

進撃の少女漫画だったな、

なんて思います。


漫画雑誌の付録(イラスト)



内田善美さんカレンダー「真夏の夜の夢」



大矢ちきさんカレンダー「かすみ草」




大学時代の成績表も発見。

やばい、Dいっこある。

〝ドウトクキヨウイクケンキユウ〟

‥‥‥‥道徳向きじゃないっていうか

道徳的発想がないっていうか。

店主、成績はともかくとして教職課程もとっておりました。


教育実習のとき

生徒さんからいただいた手紙も出てきました。

面白かったそうです。

道徳的でなくとも資格は取れる。

よかったよかった。


ついでに高校の古文と現国の教科書を持ち帰りました。

もひとつついでに大学時代の写しも。



これ、

ほんと読めませんでした。

今も読めません。

書籍を一気に分け、

お昼休憩。

パスタとピザのコースで1時間。



午後は、

姉が書籍の梱包、

店主が離れの書籍仕分け。

マスクとビニール手袋でがっちりガードして、

埃舞い上がる中頑張りました。



だいぶ空いた母屋に移動できることになり、

ともかく仕分けに徹しました。

ですから、

今回は

持ち帰り漫画は少量。



夕闇の中、

車飛ばして帰って参りました。

今日は仕事はあきらめ、

倒れて寝ていようかと思います。

物語など、

コツコツ書き進めて投稿いたします。

またよろしくお願いします。