なんだか
ようやく職場での役回りが見えてきました。
うん
見守り頑張れそうです。






今年は
いい感じにのんびり
貧乏ながらも楽しいマイライフを
満喫いたします。

退職金も振り込まれました。
後は計画的に月々の収入で遣り繰りしなくちゃ。
水回り直したりするだけで
ごっそり減っちゃう退職金ですもの。


さて、


物語書きながら読み返せるものって
どうしてもこうなります。



SF短編集「停滞空間」
アイザック・アシモフ作
ハヤカワ文庫


 ………表紙はどうしたんだよっ!?


 えっ?
 おっかしいなあ
 絵柄すんごく覚えてるよー


 どんだけ風呂で読んでんだよっ!?





 やたら読み返した結果、
 酷使された表紙絵はパラーンと落ちる。


そして、
確認しました。
先日作者も作品名も朧で
物語だけ記憶鮮明だったAI時代に思った短編は、
アシモフ作「プロフェッション」でした。

ようやく名前が繋がった。
よかった よかった



どれも1P目で
内容は思い出せます。

で、
一作だけは
題名で思い出せたんです。



それは
題名から容易に
物語の予測がつくからでございます。

「ヒルダ抜きで
 マーズポートに」




 火星空港。
 もう宇宙旅行は一般人まで広がってるんでしょうね。
 空港ですもん。


 ヒルダは女性の名前だなー。
 あえて抜きで行けるのって
 出張ですかねー。


 じゃあヒルダって
 奥さんかー。



主人公は銀河連邦警察のお巡りさんでございます。
もちろん
いつもなら
任地と任地の往来に
奥様抜きでよからぬ息抜きなんて
考えませんとも。


警官ですからね。
品行方正に夫婦で過ごします。


が、

奥様のお母様が
お体の具合を悪くされたんです。


でね、
男性のお相手をするプロとしては
マーズポート周辺でトップを誇るフローラ嬢に
マックス(お巡りさん)は繋ぎをつけました。


「フローラ
 驚くなよ
 ぼくはヒルダ抜きで
 マーズポートに来てるんだ」

でもね、


優秀なマックスは
さあ
これからってときに
事件に遭遇してしまうんです。
フローラのマンションがいきなり遠く霞みます。


SF推理小説でもございます。


マックス頑張ります。
もう
事件なんぞはともかく
フローラを引き留めるべく頑張ります。


で、
もちろん事件は解決したし、
非番のとこで働いての大手柄なんで
なんと一万クレジットの褒賞金も出ました。



フローラちゃんが
〝まあ
 マックス
 そのお金私にくれるの?〟って
ビデオ・スクリーン上で両手を差し伸べます。


で、
ラスト。

マーズポートに一人の女性が降り立ち、
マックスは強固な意志で
満面の笑顔を浮かべます。

「やあ ヒルダ」



題名から浮かぶ物語が
読者の期待通りに進むお話でございました。

鼻の下を伸ばした男は、
物語においては
往々にして
読者の大笑いの贄となるものでございます。
善哉善哉


画像はお借りしました。
ありがとうございます。