「魔性の女挿絵集」
中村圭子編著
河出書房新社発行




そして、
その挿絵の描き手と
それらに飾られた〝物語〟の書き手の皆様





キャー
どこから開くうううっ?
一番正直な自分に尋ねます。


で………………開いて沈黙です。


はじめに

明治末から、大正、昭和にかけて日本の文学に登場した「魔性の女」を
当時のイラストレーショnによって紹介します。

泉鏡花「高野聖」の婦人、
谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミ、
江戸川乱歩「黒蜥蜴」の緑川婦人など、
官能的な魅力によって男性を支配し、
ついには破滅させる、
あるいは美の追求のためなら殺人をも厭わないという「怖い魅力」を秘めたヒロインに、
我々は強く惹きつけられます。
時には、
優しく善良なヒロインよりも強烈な魅力を感じさせられることもあるでしょう。

まことに………。



こちらは
日本の伝承文学に登場する妖しの存在を描いた画家、
橘小夢さんの作品です。
「水魔」
ウンディーネたちを描いた絵画にはない魑魅魍魎、河童がその重たげな腰に
しがみつきぐわっと水面を睨んでいるのが
おもしろい。
魔の者がいます。
一瞬の後にはその面が
くるりとひっくり返るかもという怖さ、
日本のあやかしは醜さすらも美の衝撃に転換します。


こちらは「安珍と清姫」
蛇体が
宝石細工のように繊細に感じられます。



橘小夢さん、
続きます。


谷崎潤一郎さん「刺青」

………うれしいです。
いつも映画の画像では
どこか違うように思っていました。

高畠華宵さんにまいります。

サロメでございます。


少女画報の表紙絵たち





西洋に流出し、
西洋から怒濤のように雪崩れ込み、
日本の耽美は揺れながら結晶iいたします。


その中で
橘小夢さん、
今日初めて出会いました。
そして日本を感じます。



うん
見られてうれしいです。

画像はお借りしました。
ありがとうございます。





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