25巻で消えた雑誌　朝日ソノラマ発行デュオ

気温は高いです。

車中で早々にダウンは脱いでいたのですが、

トレーナーにヒートテックで汗。

軽井沢あたりから雨。

スキー場もお気の毒に。

しかも氷雨ではありません。

春の雨。

雨に煙る山は

こんな感じとお写真お借りします。

実家の離れにも

トレーナー姿でひょいひょい移動です。

ご先祖様に帰投のご挨拶の上、

〝漫画取らせてください。

　記事書きたいです。〟

とお断りし、

仏壇脇の押し入れの襖をしずしず開けまして、

とりあえず手が届く棚から取り下ろせる程度、

居間に持ち込みました。

三冊ございまして、

読者層の絞り込みに揺れを感じる表紙絵たちです。

こちらは高校生以上成人女性までが対象と見えますが、

残りの二冊は「THE少女マンガ」

水着の少女躍動の夏

おしゃれ特集に装う少女

を描いていました。

ともあれ

開きますと、

竹宮恵子さんのアンドロメダシリーズが

24時間テレビでアニメ放映との広告が

たいそう大きくあり、

驚きました。

店主、

今はともかく

24時間テレビとはご縁が薄く

この時代では羽生選手は生まれてもおられず、

まったく見ておりませんでしたので、

………………知りませんでした。

左ページは

森川久美さん、

この映画がたいそうお好きだと語られます。

好きなあまりということでございましょう。

森川さんの描くパリ。

その華やかさと暗部と

どちらもその空気まで伝わってきます。

　シメールの第一巻も

　見つけました。

　「君の成功に乾杯」シーンは

　ここにはなく、

　残念です。

表紙を飾る吉田秋生さんの紹介ページは

カアリフォルニア物語が

そのメイン。

こちらは老舗である他誌に連載された人気漫画でございます。

うーん

定期的講読者は

あまり得られなかった雑誌ということでしょう。

　1981年から1985年

　休刊をはさんで通巻25巻出されたと

　Wikipediaで確認です。

　作家陣営はたいそう魅力的なのですが、

　不思議と開いてみて

　勢いはない。

既に

どの方にも主力作品が別誌にございました。

ここ独自の作家さん、

同じ方の作品でも違う魅力をもった連載、

そういった雑誌としての魅力は難しかったのかもしれません。

雑誌の創刊も難しいでしょうが、

その継続となりますと

販売実績という冷徹な数字が………明白すぎる指標となるもの。

厳しいなぁ

ほんとに厳しい。

消えていった25巻の一冊でございました。

画像はお借りしました。

ありがとうございます。