七夕でございます。
その出会いは秋の声を聞く頃と申します。
その夜、
そこに満天の星がありますように。

過酷な梅雨でございます。
そこに
この詩はそぐわぬものかもしれません。
ただ、
亡き人を胸に店主は思います。
誰もいなくならないと。


音楽を愛した戦友への思いに寄せて
思いをつなぎ、
時を超えて出会いを繰り返す、
見えないものを追っていたく、
この詩を読ませていただきました。
挽歌に代えて。


谷川俊太郎さんの「さよならは仮のことば」


字幕




さよならは仮のことば

夕焼けと別れて
ぼくは夜に出会う
でも茜色の雲はどこへも行かない
闇に隠れているだけだ

星たちにに僕は今晩はと言わない
彼らはいつも昼の光にひそんでいるから
赤んぼうだったぼくは
ぼくの年輪の中心にいまもいる

誰もいなくならないと僕は思う


死んだ祖父は僕の肩に生えたつばさ
時間を超えたどこかへぼくを連れて行く
枯れた花々が残した種子といっしょに

さよならは仮のことば
思い出よりも記憶よりも深く
ぼくらを結んでいるものがある
それを探さなくてもいい信じさえすれば


画像はお借りしました。
ありがとうございます。




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