長男の治療を通して、学んだことや感じたことを備忘録も兼ねて書いていきます。身内の経過を報告することは、その判断や記憶に大きなバイアスが入る危険性が高いので、医療者として研究者としてあまり良いことではないでしょうが、記録をしないと治療の内容が忘れ去られてしまうので、できるだけ誠実に記載していくつもりです。

 

#本の話「発達障害 食事・栄養・キレーション療法をご存じですか?」

 

 

 先日の2月12日に、私たちのクリニックが取材された本が出版されました。著者は樋田毅さんという方で、国立精神・神経医療研究センターの功刀 浩先生が監修されています。

 発達障害に対して食事療法や栄養療法、キレーション療法などや漢方診療などを行なっている7人の医師へのインタビューと、アリゾナ大学のDr Adamsの自閉スペクトラム症:ASDの児童に対して食事療法や栄養療法を行なった研究論文や、これらの内容に対して功刀先生が樋田さんの質問に対して回答するという形の本となっています。

 なんども自分のインタビュー原稿の修正をお願いして、いろいろと思い入れの深い本となりました。発達障害に対して食事療法や栄養療法などを実際にどんな医師がしているのかを知るには良い本だと思います。ご興味がある方は一読することをおすすめします。

 

それではまた次回。

 

アイデス・クリニック

IDSS Clinic

IDSS: Integrative Developmental Support System

URL: https://idss-clinic.com

メルマガ:https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=idssclinic&task=regist

 

 

生化学的検査:尿中有機酸検査、尿中ペプチド検査、毛髪ミネラル検査、血液検査、その他

生化学的治療:食事療法、栄養療法、腸内環境整備、キレーション療法等

 

免責事項

当ブログにおいては、可能な限り正確な情報を掲載するように努めています。

しかし、新たな医療上の発見や診断分類の策定などによって、情報が古くなることもあります。そのため必ずしも正確性を保証するものではありません。

また、患者さん個人により状況は千差万別であり、安全性を保証するものではありません。

注意事項

発達障害の治療に関しての様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端や食事療法や薬剤の使用等などもあります。現在、当院で行っている生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントの調整や、環境調整やSST、PT等も含めた生活全体に対しての包括的な指導を行うことで、その治療効果を得ています。ですから、生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示に従ってください。

自己流での治療や、インターネットサイトなどの医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、有害事象が発生する危険性もありますので注意が必要です。また、お子さんのことなどで疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

治療研究や外来対応が多忙を極め、現在個別でのメッセンジャー等での質問対応は行っておりませんのでご了承ください。ただ今後、みなさまに有益な情報をHP等でお伝えしていく予定です。メルマガも平成31年3月から開始しておりこちらにも、情報提供を行っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

アイデス・クリニックHP:https://idss-clinic.com

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